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魂連鎖  作者: 虎太
不運の鎖編
12/33

私の朝

私は朝はいつも6時に起きる。朝起きるとすぐに洗面台へ向かい、顔を洗い髪を整え、家族の分の朝食を作る。階段から足音がする。どうやら母が起きてきたようだ。


「おはようございます。お母さん」

「おはよう、いつもありがとうね」


いつも通りの会話を済ませると母は席につき、朝食を待った。

朝食が出来上がるとまだ寝ている父や姉を起こしみんなで席を囲み朝食を食べた。


今日の時間割を確認し、ひとつも忘れぬように確認しながら、準備をし、家を出て、徒歩で通学して行った。通学途中に密かに好意を寄せている越智くんとすれ違った。


「おはよ!」

「おはよう!」


越智くんは自転車のため短い会話だったが胸はドキドキし、昨日まで敬語だったけどタメ口になったこと気づいたかな?嫌だったらどうしようなど思い悩んでいたら、いつの間にか学校に着いていた。

教室へ向かうとまだ早かったらしく、教室にはまだ数人しかいなかった。愛しの越智くん、友達の美紀、紗蘭、そして皆から距離を置かれている、鳩次さん。

鳩次さんは別に悪いことをした訳では無い。ただ親のことを考えると話しかけるのに少し、気が引けるだけ。そんな鳩次さんにも優しく接する、越智くんはなんと優しいんだろう。そんな越智くんを眺めていると、クラスマッチの予定表を作るのを忘れていた。

パソコンを取り出し予定表の作成をしていると、越智くんの方から視線を感じる。バレないようにチラチラ見るとどうやら私の事を話しているらしい……。もしかして話しかけて来る?そう考えるとそうとしか思えなくなり、予定表どころではなくなり、胸の動悸が止まらなくなる。越智くんか鳩次さんどちらにしても緊張する状況。大丈夫、どっちにしても私ならいける!

深呼吸をしながら待っているとこちらに近づく足音がしてきた。来た!


「なぁ下田、鳩次ってどう思う?」


越智くんだ!

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