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ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


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episode58

リビングのソファーに2人で座り、抱きしめ合ったり、キスをしたり。そんな事を続けていると、新は我慢が効かずに若葉をそソファーに押し倒した。


「あ、あらた?!...んっ」

「ハハッ。くっきり付いた。」

「え?何が?」

「キ・ス・マーク♡」

「なんてもの付けるのさ!」

「冬休みなんだし、見られて困る物じゃないよ。」


若葉が「ぐっ」と押し黙ると、新は引き続き"チュッ"と何個もキスマークを若葉の首筋から胸元まで散らしていったのだった。


「んンッ...。くすぐったい。もう終わり!ステイ!」


新が調子こいていると、若葉は新の脳天に鉄拳を加えた。新は若葉の上から降りると、頭をおさえてプルプルと震えていた。そうしていると、玄関のドアが"ガチャリ"と開き、ダニエルがコンビニ袋を持って入ってきたのだった。


「ただいまデース!肉まん買ってきマシタ!皆で食べマショ!...ん?アラタ、何してるんデスカ?」

「な、なんでもないよ。肉まんありがとう。」


新は涙目になりながら立ち上がると、ソファーへと腰掛けた。すると分かりやすく若葉に距離をとられ、新は"ガーン"っと頭に金ダライを落とされた気分になった。


「若葉ァ...ゴメンて...。ゆるしてよ。オレだって健全な男子高校生だよ?これくらい勘弁して...?」

「...分かった。オレもゴメン。...でも、もう少しゆっくりがいいな。」

「ハイ...。」


「ゆっくり?何がデスカ?」

「だ、ダニエルは知らなくていい事なの!大丈夫だからね?ホラ、冷める前に肉まん食べよ?」


「おれ、お茶入れてくる!」そう言ってキッチンへと行く若葉の顔は何時にもなく真っ赤であった。それにダニエルは何かを察したようで、新にウリウリと肘を押し当ててきた。


「私がいない間にイチャイチャしすぎて、ハメを外しちゃいマシタカ?」

「ぐっ...なんで分かるんだよ...。」

「2人の顔を見ればいちもくりょーぜんデス!」


「まぁまぁ、肉まんで元気出して下サーイ!」とダニエルから慰められる新なのであった。


「2人揃って何話してるのさ。」

「ワカバ!アラタも年頃のボーイデス!どうか怒りをしずめて下サーイ!」

「ちょっと!新、ダニエルに話したの?!」

「ドードー。ワカバ、私が気づいただけなので、アラタを責めないで下サイ!」


若葉はダニエルに悟され、怒りゲージが下がっていった。若葉がため息をついていると、ダニエルが若葉に近づいて来て、若葉の首筋を見ると「ワォ!」と声を上げた。


「アラタ!アナタなかなか情熱的デスネ!」


そうダニエルが言うと、2人は頭から湯気が出るほど顔を真っ赤にしたのであった。

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