表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/69

episode52

「新、1回家に帰った方が良くない?」


「おばさんも心配してるだろ。」と若葉が言うと新は若葉と離れたくないと抱き着いて離さなかった。


「新君。若葉に、"恋人"に迷惑をかけるのは良くないんじゃないかな?」

「め、迷惑ではないけど...」

「あ!それなら一緒にオレん家来てしばらくの荷造り手伝ってくれない?」

「それなら...良いけど...。」


新は浩史に対してドヤ顔をして見せた。しかし、浩史は痛くも痒くもないという大人の余裕を見せつけてきたため、新はなんだか負けた気分になった。


「浩兄、ダニエル。そう言う事だから少し留守番お願い出来るかな?」

「分かったよ。気を付けてね。」

「アラタ!ワカバ独り占めズルいデス!」

「まぁまぁ。すぐ2人で帰ってくるから。ね?」

「...分かりマシタ。」


若葉はダニエルを説得させると新と2人で家を出た。


「ハァ...。やっと若葉と2人きりになれた。」


そう言うと、新は若葉の手を握り歩き始めた。そして新の家へと向かうと丁度部活から帰って来た唯と鉢合わせた。


「わ、わ、わ、若ちゃーん会いたかったよー!」

「アハハ。おかえり、唯ちゃん。」

「おい、唯。若葉に抱き着くな。」

「男の嫉妬は見苦しいよ。お兄。」

「2人共...少し落ち着いて?ね?」

「若葉が言うなら...仕方ない...」

「でもどうして若ちゃんがお兄と一緒にウチに?」

「冬休みの間、しばらく新にウチに来てもらう事になったんだ。」


若葉はストーカーの件は伏せ、ただ遊びに来ることになっているていで唯に話した。ちなみに新の母には報告済みである。


「だから荷造りしに来たんだよ。いいから家入らせろ。」

「お兄ばっかりズルいぃ...!私も若ちゃんちに行きたーい!」

「お前は部活に宿題があるだろ。」

「宿題があるのはお兄もでしょ!」

「オレは若葉に勉強見てもらうから。ね、若葉。」

「...仕方ないなぁ。」


玄関先で賑やかにワイワイやっていたせいで母から、「いい加減家に入ってきなさい。」と言われた。そうして3人は家の中に入ると唯はリビングへ、新と若葉は新の部屋へと向かって行った。そして荷造りを進めていく。


「これだけあれば、しばらくは大丈夫かな?」

「勉強道具はちゃんと持った?」

「ぐっ...!!持ちました...。」

「唯ちゃんに言った手前、きちんと勉強しなくちゃ、ね?」

「...ハイ。」


若葉の言葉に「ラブラブの冬休みは送れないのか...」と思っていると、


「勉強頑張ったら、ご褒美、あげる...。」


と若葉は恥ずかしそうに耳打ちしてきたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ