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ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


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episode48

「アラタばっかりズルいデース!私も仲間に入れて下サーイ!」

「おう。ダニエル、だったな。」

「Yes!」

「直道おじさん、ダニエルは柔道黒帯なんだって。」

「お!凄ぇじゃねぇか。頼りにしてるぜ!」

「任せて下サーイ!」


新とダニエルは無事、直道と顔合わせを済ませた。2人とも直道のお眼鏡にかなったようで、直道に肩をバシバシと叩かれていた。


「で?そのストーカーとやらは今の所どんな事してきてんだ?」

「今の所、手紙だけだけど...隠し撮りと思われる写真が同封されてる...。」


そう言うと、若葉は持っていた手紙を直道に渡した。直道は手紙を受け取るとその手紙を読み眉をひそめた。そして写真を見た瞬間、「うげぇ!」と声を上げて写真を放り出した。


「なんだこりゃ!気色悪ぃな!若葉!他には何もされてないんだよな?!」

「今の所はこれだけ...。」

「いいか?絶対1人になるんじゃねぇぞ?!学校は?」

「...明日から冬休み。」


直道はそれを聞くと「うーん」と悩んだ。


「学校にいる間は手出しが出来ないだろうから安心出来たんだが...。そうか。冬休みか...。お前の両親も海外に行くのは...」

「明日。」

「だよなぁ...。」


直道がどうした物かと考えていると、新が声を上げた。


「あの、オレの学校も明日から冬休みなので、若葉のそばにいようと思ってます。」

「そりゃあ少しは心強い。だが、大人がいないとなると.!.あぁ!そうか!」

「「?」」

「一日中は無理だが夜ならおじさんがこの家に来てやるよ!」

「兄さん、いいの?お義姉さんに悪いんじゃ...」

「大丈夫大丈夫!アイツも若葉の事可愛がってたし、浩史...オレの息子も帰省してるし安心しろ!」

「浩兄帰ってきてるの?」


"浩史"という名前が出ると、若葉はパァッと明るく笑みを浮かべた。その様子に新とダニエルはムスッとして「浩史って誰だ?」と声を上げた。


「浩兄はおじさんの息子さんで大学2年生。新会ったこと無かったっけ?」

「覚えはないな...。」

「お。じゃあ明日連れてきてやるよ。顔合わせしておくに越したことはねぇだろう。」

「それなら私達も安心して海外に行けるわ。ね、お父さん。」

「そうだなぁ...。お義兄さん、子供達の事よろしくお願いします。」


「はいよ、任せな!」と言うと直道は「明日からよろしくな!」と声をかけて帰宅して行った。


「さ、まだご飯食べてないし、今日はピザでもとって食べましょう!新君も食べていって!もし良ければそのまま泊まっていきなさいな。」

「ありがとうございます。お言葉に甘えさせてもらいます。」


若葉と新は"恋人とお泊まり"と心の中で呟いて胸を踊らせたのであった。

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