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ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


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episode47

警察では周辺のパトロールを強化する事で話がついた。手紙に関しては一応証拠として捨てずにいて下さいとの事だった。


「やっぱり私、日本に残ろうかしら...」

「ダメだよ母さん。父さん1人じゃ生活できないから一緒に行ってあげて?」

「でも...」

「おばさん。もし良ければオレ、しばらく若葉んちにお邪魔してもいいですか?そうすれば家にはオレとダニエルの2人もいる事になる訳ですし。若葉が1人になる事はなくなると思うんですけど...どうですか?」

「でと子供だけで家に残すのは...」

「大丈夫デース!私、鍛えてマスから安心してくだサイ!」


新とダニエルの申し出に若葉の母は少し考えた。


「...一応近所に私の兄...若葉のおじさんが住んでいるから何かあったら連絡しなさい。私の方からも話ししておくから。」

「おじさんってあのおじさん?土木会社に勤めてる筋肉のすごい...子供の頃よく遊んでくれたあの?...たしか、直道おじさん?」

「そうそう!兄さんさら頼りになるわ!」


母がそう言うと、「ね!お父さん。」と父に同意を求めた。


「父さんが海外赴任を断れればいいんだがな...。もう間近になってしまって代わりの人を頼むことが出来ないからな...。申し訳ない。新君、ダニエル。若葉の事をよろしくお願い出来るかな?」

「任せて下さい。」

「わかりマシタ!」


「それじゃあお母さん、兄さんに連絡して来るわね!」と母が席を立つと父を含めた4人でお茶を飲み始めた。そして「しかし...」と父が口を開いた。


「どうしてウチの若葉はこんなに男にすかれるかねぇ...。まぁ、前見た女装は母さんの若い頃にそっくりだったが...。」


「母さん、ミスコンで優勝した事があるんだぞ?」と言葉を続けた。


「なになに?私の話し?ミスコンはまぐれよぉ!でもこんなに可愛い子が生まれてくれて嬉しいわぁ。」

「...自分でも思うけど、オレの顔、母さんそっくりだもんね...」

「そうよぉ。だからおじいちゃんもおばあちゃんも猫可愛がりしてたものねぇ。」


そんな話しをしていると、"ピンポーン"とチャイムが鳴った。「あら?もしかして...」と母が玄関に行って少し経つと、ドタドタと荒々しい足音が聞こえてきた。


「若葉ァ!!」

「な、直道おじさん?!」

「怖かったなぁ...!でも大丈夫だぞ!おじさんがついていてやるからな!...ん?この子らは?」

「あぁ、義兄さん。彼は若葉の幼馴染みで彼氏の巴 新君。で、その隣がホームステイしてきている留学生のダニエル・クロスロード君です。」

「そうかそうか!若葉の彼氏に留学生...?!って彼氏?!」

「お、おじさん、落ち着いて...」

「おうおう、兄ちゃん。若葉の事大事にしてるんだろうなぁ?えぇ?」

「もちろんです。オレの若葉への片想い歴は18年以上です。」

「ほぅ...。なかなか根性あるじゃねぇか。」

「ありがとうございます。」


新と叔父はしばらく見つめ合うと、ガシッと手を握りあったのだった。

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