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ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


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episode42

「え?若葉の家に留学生がホームステイ?」


放課後、若葉を迎えに来た新と共に帰路についている時、担任に教えられた留学生のことを新に話した。


「うん。なんでもオレの親が海外赴任するらしくって。それに合わせてウチの学校に来るらしい。」

「え?!若葉の親御さん海外行くの?!」

「そうらしい...。オレも今日担任から聞いて驚いた。留学生のこともその時に。」


「今日帰ったら問い詰めなきゃ。」と若葉は遠い目をした。


「じゃあ、オレ今日は家帰った方がいい?」

「いや、一緒に来て?」


若葉の上目遣いプラス首傾げに新のハートはグッと掴まれ、「喜んで行かせていただきます!」と返事をした。そしてしばらく話しをしながら歩いていると、若葉の家の前にタクシーが停まっているのが見えた。2人が不審に思っていると、中から金髪碧眼の外国人が出てきて、タクシーのトランクから荷物を出すとタクシーを見送っていた。若葉は思わず、「あの...」と声をかけると、その外国人は若葉を見た。すると外国人はスマホを取り出し、スマホの画面と若葉を交互に見やると「wakaba?」と問いかけてきたので「イ、yes」と返した。するとその外国人は顔をパァッと明るくし笑顔を浮かべると、「ワカバ!会いたかったデース!」と抱きついてきた。若葉は頭にハテナを浮かべると目をグルグルと回した。


「ワカバ、写真よりcuteになりましたれ久しぶりデース!」


そう言うと頬に口づけをしてきた。


それを見た瞬間に堪忍袋の緒が切れた新は若葉と外国人の間に入り2人の距離をとらせると、外国人に睨みをきかせた。


「oh...アナタ、シットデスカ?」

「アァ?」

「...もしかして、ダニエル...?」


若葉の口から外国人...ダニエルの名前が出ると彼は「ソウデスヨ!私すっかり成長シマシタ!」と嬉しそうに言ってきた。若葉の知るダニエルは中2の頃のチビで髪をだらしなく伸ばした容姿で、今のダニエルからは想像もつかない、同一人物とは分からない様であった。


「ダニエル背、すごい伸びたね!190cmくらい?髪もサッパリ切って...。モデルさんみたい!...もしかしてウチにホームステイする留学生って...」


若葉が途中まで言うと、ダニエルは「イエース!」と言い、


「ワカバに会うために私勉強頑張りマシタ!」


と応えた。そんなやり取りをしていると、玄関のドアがガチャリと開き、若葉の母が姿を現した。


「あら。若葉、新君お帰りなさい。まぁまぁ!もしかしてダニエル?!すっかり男前になっちゃって!」


「オバサン、久しぶりデース!」とダニエルが挨拶すると若葉の母は「日本語上手くなったし、明るくなったわね!」と言った。そんな若葉の母に「当たり前デース!」と言い、


「愛するワカバに会うために男を磨きマシタ!」


と応えた。

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