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ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


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36/49

episode35

「そ、そう言うことなら、そこまで邪魔しちゃ悪いな!な!田辺!」

「だな!桜、時間作って会ってくれてありがとう。新のことよろしくね!」


そう言うと田辺と巻は新に「上手くやれよ」「大切にな」と声をかけ去って行った。2人の後ろ姿を見送ると、若葉は作った笑みを解き、「ハァ...疲れた...」とひと息ついた。


「お疲れ若葉。ありがとな。」

「どーいたしまして。...で?するんだろ?"放課後デート"。」


若葉はそう言うと握っていない方の手も取り、首を傾げながら新に問うた。新は「何このあざと可愛い生き物は...!!」と心の中で叫ぶと、手を握り返した。


「も、もちろん!どこ行きたい?何か食べに行く?」

「パフェ!パフェ食べたい!男同士だとなかなか入りにくいけど、この格好なら大丈夫だろ?」

「たしかに。じゃあパフェ食いにいくか。」

「やった!」


今度は子供のような無邪気な笑みで笑う若葉に、「今日だけで若葉を過剰摂取している気が...」と思う新であった。そうして2人はパフェを食べに人気のカフェへと向かった。そこはカップルに人気のデートスポットでどこを見てもカップルだらけであった。


「...たしかにこれは男同士だと入りにくいな...」

「だろ?...さ、パフェ選ぼう?」


そう言うと、若葉はチョコバナナパフェ、新は抹茶パフェを注文した。


「新、抹茶好きだよな。」

「若葉こそ。子供の頃は祭りに行くと必ずチョコバナナ食べてたよな。」

「...よく覚えてるな。」

「若葉の事だからな。」


そう新に言われると、若葉は顔を赤くして「バカ」と呟いた。


「そうだ...。相談したい事が...」

「LINEで言ってたことか?」

「うん。実は美術教師から個展に出展する絵のモデルをして欲しいって言われてて...」

「!凄いじゃん!でもそれの何に相談することが?」

「...その教師の視線がなんか...不気味で...。それに学校でならまだしも、先生個人のアトリエでって言われてさ...」

「たしかに、それはなんか怪しいな...」

「それに、コレ。アトリエの地図と一緒に渡されたんだけど...」


そう言いながら若葉は新に脅迫文のメモを渡した。


「!コレは...普通じゃないな。てかなんで知ってるんだ?」

「わからない...。でも前に一緒に帰った時、視線を感じたことがあって...」

「お前!なんでその時言わなかったんだよ!」

「き、気のせいかと思ったし、お前に心配かけたくなかったんだよ...」

「若葉...。お前らしいな。で?こんな脅しされたってことはOKするしかなかったんだよな?」

「...うん...」

「わかった。なら、オレも行く。」


新の返事に若葉は驚いたが、「こういうヤツは何考えてるかわからないからな。安心しろ。オレがついてる。」そう言うと若葉の頭を撫でたのであった。

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