表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/55

episode17

若葉が家を出て駅前へと着いたのは9時50分。新はまだ来ていないようであった。スマホに目をやると、新からショートメッセージが来ていた。内容は「少し遅れるかもしれない」と言うものだった。若葉はそれに「大丈夫です。気を付けてきてきてください。」と返信した。時刻が10時10分になろうとした時、後ろから肩をポンと叩かれた。新かと思い振り返ったが、そこにいたのは見知らぬ男性2人組。


「お嬢さん可愛いね。待ち合わせ?」

「...そうですけど。」

「もう大分待ってない?良かったらオレ達とお茶しようよ。」

「いえ。結構です。」

「いいじゃん。減るもんじゃないし行こーよ。」


そういうと男性の1人が腕を掴んできた。


「!離してください!」

「もー、ガード固いなぁ。いいじゃん。お茶くらい付き合ってよ。」

「嫌です!」


若葉がちょっと泣きそうになったその時だった。若葉の腕を掴んでいた手を掴み返す手があった。強い力が込められていたらしく、男性は「いてぇ!!何すんだ!!」と若葉の腕から手を離すとキレた。目をやるとそこには息をきらした新の姿があった。


「彼女はオレのツレです。汚い手でさわるのはやめてくれませんか?」


新はそう言うと男性2人組をら睨んだ。その睨みに2人組は怯み、「い、行こうぜ。」と言って去って行った。


「ごめん!桜ちゃん!オレが遅刻したばっかりに怖い思いさせてしまって...!」

「いえ!大丈夫ですよ?新君、助けてくれたじゃないですか。...王子様みたいでかっこよかったですよ?ありがとうございました。」


若葉が笑みを浮かべそう言うと、新は照れくさそうに「ありがとう」と言った。


「...桜ちゃんそのワンピース似合ってるね。凄く可愛い。」

「!あ、ありがとうございます...。友達とショップのお姉さんにデートだからと色々とえらんでもらって...。」

「...それって、オレのためって調子に乗っていいヤツ?」

「は、ハイ...。」


若葉と新は2人して顔を赤らめて固まり、沈黙してしまった。それもほんの数秒で、新はハッとすると若葉に声をかけた。


「す、水族館開いちゃってるね!行こうか!」

「そ、そうですね!行きましょう!」


新はそう言うと若葉の手を握ってきた。若葉はそれにビックリすると、新は「デートだから手、繋がせて?」といたずらっ子のような笑みで言ってきた。若葉は心の中で「ズルすぎるだろ」と言い新の手を握り返した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ