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ひみつのお姫さま  作者: 朱音小夏


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episode9

ナンパされていて困っていた女子生徒を助けたのは、その少女が若葉に似ているような気がしたからという理由もあった。だから少女に「お礼がしたい」と言われた時、下心ありきで「デートしよう」と誘ったのであった。連絡が来るかは賭けであるが、もう後悔はしたくなかった。そんな事を考えながら1-3の喫茶店で田辺と巻を待つ。すると、「新ァー!」と叫びながら待ち人である2人が入ってきた。


「お前らいなくなるとかふざけるなよ?」

「ゴメンてー」

「...謝罪が軽すぎるんだよ。」

「の、割には機嫌悪くねぇな。なんかあったん?」


2人が不思議そうに新に問いかける。が、新は「秘密。」と言ってニヤリと笑った。


「なんだよそれー。気になるだろー。」

「ココのジュース代は出すからさぁ。」

「いや、ジュース代はお前らの迷惑料として出せよ?」


何がなんでも教える気が無いという新の態度に2人は「ケチー」と言いながら席に座った。そこに、新の注文したオレンジジュースを持ってきた若葉が現れた。


「お待たせしました。オレンジジュースです。」

「ありがとう、桜ちゃん。」

「「桜ちゃん?!」」


新が"桜ちゃん"と呼ぶと、2人は目を剥いて驚いた。


「あ、あの新が...女の子を"ちゃん"呼びするなんて...!!」

「キミ!可愛いね!コイツに変なことされてない?」

「...お前ら...」


田辺と巻の2人がギャーギャーと騒ぎながら若葉に声をかける。


「変な事だなんて...。ナンパから助けて頂いただけですよ。」


若葉が笑みを浮かべながらそう応えると、その笑みにふたはホゥっと顔を赤らめた。


「桜さん...なんて可愛らしい!彼氏は?!彼氏はいるの?!」

「オレ!オレ今フリーなんでどうですか?!」


2人が若葉に猛アピールを開始すると、新は面白くなさそうにブスッとし始めた。そんな3人の様子に若葉は「クスッ」と笑い、


「可愛いだなんてありがとうございます。彼氏は...いません(笑)」


若葉の彼氏いない発言に、田辺と巻だけでなく、新まで心でガッツポーズをした。


「それではごゆっくりどうぞ。」


そう言って若葉は新達の席から離れようとした。その瞬間、新は若葉の手を取り、「連絡待ってるね」と耳打ちをした。

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