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シゴノセカイ《改訂版》  作者: 福乃 吹風
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80話 秘密基地その16 柘榴夏海

 予定通りにはいかなかったけれど、想心はやっぱりミケを完全に恐れた。このままいけばおそらくデステクライン使いになるのも近いのかもしれないと猫の解除をして、秘密の部屋へと入る。



 机にはメモが置かれており、自己紹介とざっくり76話から79話のおさらいをよろしくと書かれてあった。


 リメイク前では、赤の団員として動くことになっていたらしいけれど、重要な役目をもらうことになってしまった、柘榴夏海です。カステクラインは赤梅の柘榴を使用してるよ。


 あまり全然出ていないけれど、今後はかなり出てくるらしい。本当かなって言いたいけれど、少なかったら私の得意魔法を唱えちゃうからね。

 

 さてとそれじゃあ、76話から79話のおさらいをしよ。


 76話から78話はディーグの過去が明らかになったね。そうそう、ディーグがとある一家の人だということ。某霊ぼうれい能者の緋土家と白装束は言ってた。まあいわゆる霊能力者であり、霊が見えるということ。つまりディーグは昔から霊が見えていたということになり、よく霊の頼み事も聞いていたらしい。

 そしてなんと言っても話にのっていたけれど、ディーグはやはり、寅萩家と繋がり、想心の両親に想心の状況を随時報告していたようなもの。まだ話に出てこなかったディーグとミケの父親は、ブラックノ団にいるからのちに現れると思う。


 それから、嘘でしょと思いたかったのが、颯楽がなんと、なんと凪嬉という双子の弟だということが判明した。私も聞いた時は目が飛び出るほど驚いたんだもん。

 それにしても疑問なんだよね。魂は絶対に登録する際に、矛盾させてはいけない決まりがあるのに、なぜ凪嬉は颯楽として登録が完了できたのかが不思議だった。まあそこはシロノ団が偽装したとしか言いようがないんだよね。

 本当に想心を嫌っていたようには見えないけど、凪嬉の動きも気になる。


 この先の話で想心の心が揺らぎ始めていく時期になっていくことになるんじゃないかな。そこに私が動くかもしれないね。


 79話は松風先生の過去が書かれてあったけれど、操られたディーグによってこっちに来てしまった。松風先生はそれでもディーグを恨んでいないことが、心に沁みた。普通なら恨むとかあるのに、松風先生の心の器が大きいんだろうな。


 こんなもんかなと振り返っていると、カステクラインがくるくるなって応答する。


「もしもし」

『夏海さん、準備が整いました。これをやったら、夏海さんが』

「平気。私は不死身だもん。想心をあいつから守る為にはこうするしかないの。すぐそっち行くから、そこで待機しててね」


 了解ですと返事をもらい、さてと私も行かなくちゃと一度写真たてをみる。行ってくるね、颯楽とローブを羽織って私は想心がいる場所へと向かった。


※こちらは本編ではございません。出来上がり次第、更新いたします。

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