100話 秘密基地その20 汀春
やあ、こんにちはかな?こんばんわかな?それともおはようかな。まあいっか。さてここまで読んでくれた君。この世界を見てくれてどう感じたかは、君自身。ここでちょっとこの先はなって思ってる君は、一旦読むのをやめても大丈夫だからね。
この世界は死後の世界をイメージして作っているから、今から起きようとしていることは、現世にも影響が現れ、多くの命が尽きてしまうのではないかと思っている。
覚悟がある人だけ、この先を読んでくれたら嬉しいかな。この世界を作り出したきっかけというのは、作者さんのあとがきに記されるであろう。
いろいろな思いがあったね。僕は生まれ変わって、想心という子としてやってきた姿を心の中で見ていた。今はこんな人生を送っているんだなあって思って。そしてあの悲劇が起き、そして天の世界へたどり着いた時は、僕はもういないというのに、そこに冰春がいて、驚いたよ。
てっきり新しい命となって過ごしているのだとばかり思っていたから。何度か想心と接触できたのは奇跡のようなもので、最後に言えた言葉。僕がやり残したこと。
もう一度、冰春と兄弟となって、今度は離れ離れにならず、過ごしたい。あんな想いをさせたくないという想いが強いから
。
君は大事な人にちゃんと伝えたい言葉、言えてるかな?勇気がなくて言えてない人もいるよね。ただね、ずっと想っている言葉を言えずにいたら、いずれ後悔が生まれる。あの時、話しておけばよかった、ちゃんと伝えていればって、どんどん闇の底へと引き摺られてしまうよ。
僕は結構溜めがちだったけど、くーたんは僕の異変にすぐ気づいてくれたことで、言いたいこと言えたと思ってる。あっただ義父さんにだけは苦手意識があったから、言えずじまいだったけど、僕と冰春のこと考えてくれていたことに感謝してる。
父さんと過ごした時間は少なかったけど、いい思い出ができて、僕はようやく想心の心に馴染んでいけそうな気がする。
だからもし伝えたい言葉があるなら、ちゃんと伝えてあげてね。僕は伝えたいこと言えずに、生まれ変わっちゃったからね。
想心、大きな役目を渡してしまうけれど、想心ならできると信じてるし、冰春と仲良くしてくれたこと、本当にありがとう。そして冰春を救ってあげてほしいな。平和を齎した後、冰春と一緒に旅立ってくれたら嬉しい。
これから先も、どうか、どうか、この魂と冰春の魂が巡り会えますように。
次回、101話現世大戦争①。お楽しみにね。
※こちらは本編ではございません。出来上がり次第、更新させていただきます。




