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復活の龍神と七龍ナナ~龍神大戦で七龍ナナに敗れた龍神たちは、遥か未来の世界で目覚める  作者: なるかわ あみ


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3/5

龍神と七龍ナナの目覚め 3

 手から頭に微弱の電流が流れる。

 コカトリコの骨は固く、強固なハンマーの攻撃も通さなかった。ハンマーをたたいた衝撃で、ミナト自身が数秒動けなくなる。

 

 数秒の間、コカトリコは不思議そうな表情でミナトを見ていた。

 まるで、『どうしてこの男は動かないんだろう?』と、言わんばかりの表情だ。


 ミナトがもう少しで体を動かせると思った時、コカトリコは再び攻撃をしようとしている。

 右足を後ろに下げ、前に出した左足に重心を乗せ、前傾姿勢になる。

 ミナトが防御が姿勢をとった時には遅く、速いスピードでぶつかる。鈍い金属音が響き、ミナトを後方にある山まで吹っ飛ばす。


 コカトリコは、ミナトの反撃を許さない。

 反撃の隙を与える前に、何度もぶつかり、吹っ飛ばす。

 吹っ飛ばされた反動で山の斜面の岩が割れ、人為的な洞窟のようなものができ始める。

 入口から10m、いや、25mほどの長さの洞窟ができた。

 

 一切の猶予を許さないコカトリコ。深々と掘った洞窟をさらに深く掘ろうとしているのか、徐々に早く早く、体を動かす。そして、ミナトを吹き飛ばす。


 ミナトにコカトリコがぶつかる音、吹き飛ばされた山の斜面に激突する音。その音をナガリコ村の住民は火山が爆発する寸前と思った。

 火山が爆発する音は、止まらない。

 

 それがおこったのは、ミナトを吹き飛ばして作った洞窟が30mの長さになった時だった。

 徐々に、移動速度が遅くなり、うっすらとコカトリコの姿が認識でき始める。

 洞窟の中まで太陽の中に通らない。

 

 ミナトにぶつかる数m手前で、コカトリコは『バタリッ』と床に倒れる。


『危なかった』


 全身から血を流しているミナトは、コカトリコが深々と掘ってくれた洞窟に感謝をする。

 洞窟の入り口と逆。さっきまで、自身の背中をつけていた石の壁をノミとハンマーを使って掘ってゆく。

 洞窟の入り口から31m先の影を割った時だった。削った先から小さな穴を通じて、真っ暗だった洞窟の中を照らす。

 興奮するミナトは、疲れていたことを忘れ、無我夢中で石の壁を削り始める。

 190㎝を超える大男がしゃがんでやっと通れるサイズの穴を作る。

 

 くぐった先の部屋。大量のたいまつの光が反射する部屋。


 側面に書かれたたくさんの動物の絵。動物の骨で書いたのか、1点を除き部屋のありとあらゆる場所に無造作に散らばっている。

 ミナトの目に、クリスタルの中に封印さえた人間の姿が映る。

 

 人間のような姿をしているが、両耳が鋭い。

 やわらかい皮膚ではなく、龍のうろこみたい。

 人間の尾骨の位置から踵まで伸びた尻尾。


 正体不明な生物に、ミナトは興味を占める。

 上下左右、可能な限り見える方向かその生物を見つめる。

 

 『こんこん』と、クリスタルをノックしてみるが反応ない。

 ノミで削ってみようとしたが、何重にも重なっているのにも関わらず、一切削れそうな気配はない。

 それでも、何十回何百回と削るのに夢中になっていて、背後の警戒を忘れた瞬間。


 『ザクッ』と、鋭いクチバシがミナトの身体を貫いた。 

最後まで読んでいただきありがとうございまいた。

面白いと思ったブックマークと評価をよろしくお願いいたします。


1000文字と短いですが、今年度は毎日投稿できるよう頑張ります!

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