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あらすじ***勇者と魔王の中身入れ替わり、魔王は街へ

聖女と勇者(IN魔王)は第1段階を進めそうだったのですが

妖艶美女の登場にてんやわんやしてます。

★勇者(IN魔王)サイド★


「魔王の配下で最強をほこるクリスタルです。強いですよ。」


にっこりと笑うその悪魔的な美女に内心ひょっとなる。

笑顔なのに怖い。笑いながら足で踏んできそうな感じ。

すっごくいいところだったのに!

だが俺はいま魔王なのだ。配下とのセッションは大事だし

偉そうにしなければ。


「何の用だ?」

「魔王様、ご存知のとおり私はあなた様の分身です。

このまま見ててもおもし・・・いえ、配下としての役割を果たすため

参りました。す・べ・て、存じておりますのよ。」

含むところがあるようです。

すべてというのは中身まで、という意味ですか?


「わかった、義務を果たそう。アリアよ、そこで寝るがよい。

俺は魔王として魔王をしてくる!」

うあー なんだかテンパってわけわからん言い方しちゃった。

でも魔王の仕事って、仕事というより生き方というか

言い方がわからないし、このお姉さん怖いし・・・。


「はい、かしこまりました。このベットで・・・お待ちしておりますね。」

アリアがせつなそうな悲しそうな顔でこちらを見る。


ごめんなさい、奴隷のようには絶対扱いません。

大切にするから怖がらないで!

きっと彼女はこの後一人で涙に枕を濡らすのだろう。うう・・・

俺は配下クリスタルの後ろをついて

部屋から出て行くのであった。


★秘密の聖女視点★

ショック!渾身の一撃だとおもったのに!!

事実勇者(IN魔王)は私をガン見していた。

目を反らせない感じで、吸い寄せられる感じで・・・。

なにが悪かったのだろう?

それにあの女!クリスタルとかいって

全然そんな澄んだイメージじゃない。

妖艶すぎて魔女か、女吸血鬼かと・・・

彼が危ないじゃない!

これはもう、覗きに行くしかない、彼を助けて私だけのものに

絶対してみせます!!

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