(50)想定外の効果
あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。魔王(IN勇者)は新しい村で聖活からの性活中。勇者(IN魔王)は波乱回です。
※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。
★勇者(IN魔王)サイド★
クリスタルの実験に付き合った後は
心の垢を落とすように言われ
また魔王軍団に付き合って訓練に勤しむ。
なんとなく仲良くなってきた気がする。
例えば、過去の英雄カサイン 今では神話となるほどの
力を持ち、竜退治で有名な逸話を残す男だが
今では熱烈なクリスタルの足の指フェチである。
一度だけ舐めさせてもらったことが忘れられず
未だにクリスタルを女神と崇めている。
例えば、過激の王ブナマスクライン 数千の騎馬隊で
何万もの敵兵を葬ったとされる先先代の王の従兄弟。
彼は脇フェチでクリスタルがそばを通るだけで
鼻の穴を膨らまして少しでも香りを楽しもうとする。
ちなみにクリスタルが臭いわけではない。
異常に鼻がいいだけだ。
ほとんどのみんながクリスタルのいいところを褒め称え
自分が一番の信者であることを誇る。
俺・・・まじれてるようでまじれてない。
夕飯の炊き出しをしてトボトボと部屋へ移動していると
アリアがやってきた。手にまたなにかを持って。
またですか? マタですか??
が、今回は違うらしい。
持ってるものは赤い実のような薬。 ??
「コレ、クリスタルからもらいました!!
とてもよく効くんだそうです。疲れとかに・・・。」
魔王はね、疲れないんだよ?
という言葉を飲み込み薬を飲む。
アリアを傷つけないと誓ったからね。
100%言うこと聞くよ。
前回とちがって意識は失わない。
ただやたら視界が狭く小さくなってきた。
そばにきたクリスタルがつぶやく。
「・・・失敗ね」
え?なにが???
なにか言おうとしたが出てくる言葉は
「キャン!キャンキャン!!」
「か・・・」
ん?アリアどうした?
「カワイイ〜〜〜〜〜〜〜!!」
アリアが両手で抱き上げる。
俺は3〜5mくらいはある獅子のはず・・・?
体のサイズが小さな犬のようになってしまった!!
「クリスタル!この魔王様もカワイイんですけど・・・あの」
モジモジしてみせるアリア。
いつの間にこの2人は仲良くなったのだろう?
クリスタルがニッコリ微笑む。
「魔王様は、今犬並みですよ!
元に戻っても記憶など、ぜったい、絶対に!ありません!!」
い、いや、あるとオモ・・
クリスタルがかなりいい笑顔で俺の頭を掴む。
「しっかりしつけて貰いなさい。」
キャ・・・キャイ〜ン