(48)鬼っ子対決
あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。魔王(IN勇者)は新しい村で早々お相手ゲット?!勇者(IN魔王)は実験中。
※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。
★魔王(IN勇者)サイド★
グギギギ
ウグググ
そういうプレイではない。
今我は鬼っ子と対決中である。
うっかり擦れていない純情田舎娘とのあわよくばを想定したが
了承した途端に襲ってきた。
爪を異様に鋭く伸ばし振りかぶって突進してくる。
「どういうことだ?!我に女にしてもらうと言ったではないか!」
「ああ!忘れてた!鬼の一族はねぇっ
女は倒さないといただけないのさっ。」
思い違いはしていなかったらしいが
作法が違うらしい。色気もなにもない。
そのまま組んず解れつでは他の部屋の4人にまた
茶々を入れられそうなので
早々に異空間へ移動した。
素早く鬼娘は飛び退って異空間に警戒する。
この力は昔そこそこに強い魔物を倒して身につけたものだ。
他に同じ力を持つものはいない。
「なっ なんだコレは?!ここは一体?!」
「我の力だ、思う存分暴れられるぞ。」
2人でニヤリと笑う。
随分荒いのが好きな娘だ。
一気にツノから火炎を放つ。
それに対し真上に方向をずらしてはじきあげる。
勇者はよく炎を使ってくるか、
炎を使える仲間を連れてやってきたものだ。
なんでも聖なる炎が浄化してくれるとか言っていたが
我の使っている直角五芒星も同じく別の勇者の力だった。
どんな攻撃も弾き飛ばす!!と豪語して一撃で負けていた。
この直角の能力は非常に役に立つのだが
魔王城で延々と上に飛ばしていたら
天井が黒焦げのボロボロになってしまった。
けして掃除をさぼっていたわけではないのだ。
鬼娘は炎では勝てないと悟り
直線的に突っ込んでくる。
それをあっさり避けながら
鬼の作法について聞いてやる。
食いっぱぐれはごめんだからな。
鬼娘がいうには通常鬼同士で行為を行うが
鬼の角が魔力量を表わしているため
一目でみんなこの娘を襲えば負けるのがわかる。
年頃になる時期には誰もが目をそらすようになり
行き遅れを危ぶまれた。
唯一同情した幼馴染の男は負けて角を削り
里を去っていったそうだ。
女が角を抜くには女になるしかない。
男は挫折、あるいは二度と訪れない決意を元に
角を削り村を去っていく。
そんな風習が嫌いだと言った。でも戦いは好きらしい。
「くそっ あんた強いよ!このあたいが
まったく歯が立たないなんて!!」
「まだまだだ!ふははははは」
段々気持ちが魔王になってきた。
よくぞここまで来たとか言いそうだ。
その時パキリと意識にヒビが入る。
空き家に我の結界を用いてある。
誰かがきたようだ。
「終わらせてやる。」
力が好きなこの娘のために
過去の勇者が得意としていた技を披露してやる。
<<炎竜巻>>
これは我も非常に不快だった。
天井がゴリゴリ削られてパラパラ黒い粉が降ってきたのだ。
異空間以外では絶対やらない。
「す・・・すごい・・・。」
鬼娘が魅せられたところで時間切れとなる。
すぐに元の部屋へ戻った。
と、同時に飛び込んできた者。
「たっ 大変だ!!あんたらの中に聖職者はいないか!!
生まれた赤ん坊がっ!!!」
父親と思われる男が叫びながら部屋に飛び込んできた。
鬼娘がいることにギョッとしつつも切羽詰まっているようだ。
4人娘は騒動を聞きつけて出てきたが
我1人の元に2人で来たということで。
「何があったんだ!あたいに教えてくれ!!」
あー 台無し。
3人の顔が何してた?って顔になってしまった。
ドラゴン娘がジト目の練習をしている。
「残念だけど、あたしたちの中に聖職者はいないわ。」
「簡単な回復はできるのですけど・・・必要なのは蘇生なのね?」
すでに寝てたらしいフワリだけむにゃむにゃ言ってる。
寝起きが弱いようだ。やっと見た目らしい行動を見たな。
「そうか・・・・。」
がっくり肩を落とし立ち去る男。だが・・・
「待て。」
すがるような目で振り向く男。
この鬼娘をなぶるためにも好印象を与えておこう。
「我が蘇生させてやろう。」




