(47)心の夜明け
あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。魔王(IN勇者)は女怪と縁を繋ぎ、勇者(IN魔王)は違う意味で興味深々です。
※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。
★魔王(IN勇者)サイド★
いい夜だった。他人の心に入るという感覚はこうも
濃いものだったのかと思わせた。
家が消えており我自身は
薄い殻に包まれたような状態になっていた。
そしていま、起きた我の周りに
小娘どもがいた。我は全裸だが、それがなにか?
「なっ なにしてんのよ?!」
「やっぱり変態〜」
「変態ですわね!」
「え・・・ええーと、へん、たい?」
ドラゴン娘よ、それは言わないといけないセリフではないぞ。
女怪は霧散してしまったらしい。
手に残ったのは通常のものより金色に輝く身篭り玉だ。
なぜ我に託したのかはわからないがアイテムボックスに
そっと入れた。
ドラゴンで距離を稼いだため着陸も面倒だし
新しい街には入らず途中から徒歩で村を目指した。
村に着くと村人たちは警戒していたが
ローゼの関係者だとわかると素直に案内してくれた。
どうやら優秀らしい。
案内された小さな民家には複数の人間がいた。
いや、人間じゃないな。小鬼だ。
といっても人間と大差なく帽子をかぶってれば
人間と大差ない。
入口の村人もそれで人間である我らを警戒していたのか。
鬼の角は滋養強壮の効果があるため非常に高価だ。
村の外に出るものは削るか抜いてしまう。
その場合人間より弱くなってしまうのだが
もし村の位置を知られたら狩り尽くされる可能性が高い。
この場所を教えられているアスナたちは
だいぶ信用されているようだ。
「ローゼ様は中だよっ でも今入ったらダメだよ。」
「じゃあまだ・・・」
「うん、生まれてないんだ。鬼の子」
鬼には角があるため生まれてくる際
腹を割いてしまうことがあるそうだ。
そのため特殊な技術が必要となる。
ローゼがその使い手なのだろう。
事情もあるためその村の空き家を案内された。
四人は別部屋、我は一人だ。理由はある。
あの者らといるとまた飢えてへんなことを考えそうだからだ。
性欲は呪いだ。心と共に交わるということは
ただの快楽とは違う気がしていた。
もっと丁寧に扱ってみたいものだ。
そう思っていた矢先、部屋を訪れる者がいた。
先程案内してくれた小鬼だ。
120cmくらいだがこれで大人のサイズだ。
「あんた、あれほど女いるだろう?」
「小娘どものことか?」
「あんた・・・女慣れしてんだろ?」
「まぁ・・・慣れているいうか勢いというか・・・。」
「あっ あたいのこと、大人の女にしてくれぇ!」
顔を真っ赤にした橙色の髪の小鬼の娘が
我に詰りよりきて、その勢いで
頭からポトリと帽子が落ちた。
そこには通常の鬼の角の三倍の大きさの角。
男鬼は角を削る。
女鬼は大人になると角が落ちるというが
そういった行為が手段とは知らなかった。




