(43)ドラゴンの谷
あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。魔王(IN勇者)はとうとうアスナの秘密を知り、その商品価値?を見出しました。。勇者(IN魔王)は一応頑張ってます。
※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。
★勇者(IN魔王)サイド★
必死こいて訓練してさらにいくつかのスキルを使えるよう
鍛錬を積んだ。
と、言いたかったがアリアがモジモジしていたので
お花が摘みたいのかもしれないと、魔王城へ戻った。
アリアのトイレに転移を・・・モスキートンを・・・
そしたらこの前のことが夢かどうかわかるかもしれないのに・・・
ダメだ!俺はこれ以上アリアを悲しませてはいけない!!
変態的行為をしてはいけない!!お風呂も着替えも覗かない!!
・・・たぶん。
その後クリスタルがやたらとせわしなく研究室から出入りしだし
アリアとルミヤと俺も駆り出された。
なにかと思えば実験に協力した魔王軍団の男どもが
ひどい惨状になっていた。
赤子に戻るもの、中身だけ子供となったおっさん
頭脳は大人で体は子供の者までいる
見分けるのが非常に難しく
全員クリスタルには忠誠を誓ったようにおとなしいのだが
アリアやルミヤ相手だと泣いてはニヤリ、暴れてはニヤリ
こちらを見るクソガキが大量発生だ。
この前クリスタルに叩かれていたのがよほど羨ましかったのか。
俺を攻撃すんじゃねー!飯やらねえぞ!ああもう!!
「おお、やってるな。」
「ま、魔王!またきたのかよ!」
「我の城だ。いつ来ようが自由だろうが。」
「そ、そうだけど・・・、それよりこれを見ろよ!」
「後にしろ。」
「でもっ」
魔王のひと睨みで大人しくなりました、俺が。
「ドラゴンを借りてくるから行くぞ。
この体では舐められるからお前もこい。」
「はぁ?!ドラゴンて。」
有無を言わせず連れていかれた魔王城の裏手
転移をした先にドラゴンの谷、ミャルギーノ。
深い渓谷となっており、険しい崖にドラゴンが巣を作っている。
ドラゴンの卵は価値が高く食べてよし、使ってよしの
1つあれば一生遊んで暮らせる超高級品だ。
その分取りづらく毎年たくさんの冒険者が命を落とす。
年間だいたい3個も市場に出回れば多いほうだ。
さらにドラゴンも人間にはけして倒せない。
勇者の俺でも仲間と一緒になってなんとか撃退というレベルだ。
そのドラゴンに魔王が挑もうとしている。
いや違う、俺が?魔王が?わけわからん。
谷では俺たちの姿を見たドラゴン達が
悲鳴のような警戒音を出し合って飛び交っていた。
手出しをしてこないのは慎重なのか、魔王が怖いのか。
しばらく谷を進むと全身白い鱗に覆われた超巨大ドラゴンが現れた。
魔王、よろしく!って 相手をするのは俺か!
「魔王様、お久しぶりでございます。」
その超巨大ドラゴンは深々と頭を下げた。
ん?魔王とドラゴンは敵対しているのでは???
「長老自体を我が昔コテンパンにしたので配下として扱っている。
だがドラゴンの世界は力の世界だ。
長老の手前若い竜は大人しくはしているが
上にペコペコしていると侮られる。
故に粋がった若いバカが訪れるのだ。
ほれ、偉そうにしろ。」
そっ そんな無茶な。片足で潰されそうなほど超巨大なのに
オロオロする俺に対しため息をついた魔王は
無詠唱でスキルを発動した。<<自動操縦>>
俺は強制的に動かされ、魔王を演じる。
「久しいな、元気だったか?」
「ええ、それはもう・・・。ところで先日うちの・・・」
「わかっておる。黒火竜ギルスのことだろう。
若いというのはいいことだ。身をもって今体感している。」
「は?はぁ・・・左様でございますか。ところで本日は・・・?」
「一匹乗り物として貸せ、小型でいい。」
「乗り物でございますか、でしたらうちにおります青水竜サイネスでは?」
「いや、それよりも小型だ。子供の竜くらいでちょうどよい。
ああ、後人間を乗せて移動を考えている故、人化もできると尚よい。」
「人化のできる子供・・・でございますか。しばしお待ちください。」
うむ、と偉そうな俺、を操る魔王。
これ楽じゃん。俺っぽさ皆無。
俺ここにいる意味あるのかな?




