(44)ドラゴンライダー
あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。魔王(IN勇者)は乗り物がわりにドラゴンを借りにきました。勇者(IN魔王)は魔王に操られています。
※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。
しばらく待つと突如何もない空間から老人が現れた。
後ろにひっつくようにして女の子が出てくる。
「うちの孫でもう小さいのはこの子しかおらんのだが・・・」
ひっぺがそうとしても離れない。
「これ、いい加減に・・・せい!」
「あっ」
吹っ飛ばされる女の子。一瞬心配しかけるが
ドラゴンなら転んで怪我などするわけない。
動揺を見せないよう気をつけつつ
その子を見定める。
ビクビクと怯えているその子は
10歳くらいの少女だった。
ピンク色の帽子を目深に被っており
顔がよく見えない。
「ふむ・・・?」
「ま・・・魔王様、先程から気になっていたのですが
この人間は・・・?」
「我が打ち倒し配下にした勇者だ。もはや手足同然。
その者の言葉、我の言葉として従うように。」
ある意味マトをついた言葉を言わされる。
うう・・・胸が痛いです。
そして俺は用済みとなり
魔王(IN勇者)が近づいて顎に手をかける。
前髪を突然手であげられ少女の顔が見えた。
うっひょい 美少女!!
でもなぜこれほどに顔を隠すんだ?
「なるほど・・・面白い。」
「はい、私共も扱いに労しておりました。
この力のためにほかの兄弟たちとも相容れず
ずっと引きこもっていたのです。
大きさは希望の通りだと思います。
魔王様・・・鍛えていただけませんでしょうか・・・?」
「わかった。引き受けよう。」
一瞬人間のほうがガッツリ答えたので
長老は躊躇したが俺が頷くと長老もホッとした顔をした。
「さっそく竜化せよ。・・・返事は!!」
「は、はい。ごめんなさいぃ!!」
霧のようなものが周囲に一斉に立ち込めた後
ピンク色の竜が姿を現わす。
あー キレイ・・・キレイ・・・あはー
「おい!」
ビクっとして止まる。
「自分のステータスで気付け。魅了されている。
常時魅了が働いているから目を隠すしかないのだな。
まぁそのうち、慣れれば色々と楽しめよう。」
その少女ドラゴンは魅了の魔眼を持つため
もろに目が合うと魔王の体でもフラフラしてしまほどの
状態異常を引き起こすため強度な抵抗のある上位ドラゴン以外
誰とも会えない環境に置かれていたらしい。
そんな子を魔王(IN勇者)のそばにおいて
大丈夫なのか俺は問いたい。




