(31)魔王と勇者の特訓
あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。夜の予定のある魔王(IN勇者)ですが、帰省して勇者(IN魔王)と特訓を始めます。
※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。
★勇者(IN魔王)サイド★
その後二人?での特訓が始まった。
一応城が吹き飛ばないよう異空間とやらに連れていかれた。
魔王の強さの秘密を知る絶好の機会だとワクワクする。
―――定番の、そう思っていた時もありました。
魔王は最初から強かったが
スキルは知らないうちに何もせずどんどん増えていき
どうでもよくなって使い勝手のいいもの以外は放置。
なぜ増えたかはしばらくしてわかった。
苦労して生み出したクリスタルが
たまに何かをしにくるようになってからだった。
口になにかを放り込んできたり、体になにかを刺したり。
実験だと言っていた。クリスタルは元は同一個体である。
悪さをするようなこともあるまいと放っておいたら
捉えた人間のスキルをコピーして魔王に植え付ける技術が
いつのまにか出来上がっていたそうだ。
そりゃ人間勝てないわ。
さらにお互いのステータスの確認でもガックリする。
初期ステータス 俺は5000の攻撃力をもっていた。
人間では最強クラスだ。
村人などの一般人は年齢とともに数値が上がり
1歳で1、50歳で50の攻撃力を持ち
次第に力を失っていく。
俺の勇者時代の仲間たちはそれでも初期値数百あり
俺のスキルで伸ばして2000〜3000の力を持っていた。
対して魔王の力は通常で30000。スキルで更に3倍にできるとか。
人間のギルドでステータス表示できるのは
どの数値も9999が限度で、5000ある俺の体なら
ギルドで勇者だとバレていると思ったが
測定不能と出たそうだ。
それって人間越えてるよ・・・。
職業も勇魔王者。聞いたことないです。
魂の譲渡とともに魔力やスキル等も譲渡されたらしいが
自分のステータス表示を今見るだけで
魔王に挑むのがバカだということがよくわかる。
だが普通魔王は倒すもの、という世論には誰も逆らえなった。
その魔王のすべての能力を今の俺は使えるらしい。
使いこなせるだけの魔力を身につけるのは
だいぶ時間がかかるらしいが、スキルすべてが・・・。
「何見てんだよ。」
「なぜお前はそう汚い顔をするのが得意なのだ。」
悪かったな!!人間の欲望を魔王は甘く見過ぎだ!!
何回魔王に喧嘩売ったと思うよ。
何百年の歴史の中に何度魔王出てきたよ。
全部おんなじ魔王だよ。がっかりだ。
教え方の下手くそな魔王のせいで
時間をかけながらいくつかのスキルを
実際に使えるように練習する。
まずこの体の転移は役に立たない。
魔王が魔王城敷地内から一度も出てないのに
転移してすぐ近くにいくのは無駄だ。
となりの部屋に転移するくらい意味がない。
あ、でもアリアが着替えてるところに出るという
ラッキースケベ的な・・・やめよう、魔王が見てる。
あとは分裂。これは毛ではなく魔力を消費するので
今の俺では使いこなすのは至難の技だ。
クリスタルからのよくわからない実験に付き合わされる時
片方怠けるためによく使ったそうだ。
スキルの無駄使いすぎる。
あとは爪の出し入れを教わった。地味すぎる。
魔王がやたら重要だと説明してきたが意味がわからない。
文句を言ったらあとは好きに使えと放置されてしまった。
魔王は勇者側のスキルをすでに使いこなしていた。
目の前で龍如断裂を見せられた時など鳥肌がたつ思いだった。
俺だったら巨大な岩を真っ二つの威力だが
魔王の力だと城が真っ二つになる。
影響のでない異空間というところでの特訓でよかった。
その能力もぜひ使えるようがんばろう。
夕方になると魔王は
「あまり情けない顔はするな。」
と言い残して帰っていった。余計なお世話だ!
ちなみに現在
魔王の体、勇者の体ともに力を分け合っているので
それぞれの数値は17500です。




