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(30)会合

あらすじ***魔王と勇者入れ替わり。夜の予定のある魔王(IN勇者)ですが、帰省したところ想定外のものを目撃し慌てて勇者(IN魔王)に会いに行きます。

※勢いで書いてるので設定間違いや違和感を感じたら気軽に教えてください。よろしくお願いします。

「どういうことだ。」

「俺もわからない。」


・・・

無言。

そうか・・・わからないのか。

お互いに頭を抱える。

とにかく女共が暴走したのではないかという予感がする。

少し人間がわかってきた証拠だな。


「クリスタル、説明してくれ。」

「畏まりました。

そこの勇者さんが一人だけ屈しない聖騎士ルミヤと

聖女のアリアを会わせた結果こうなりました。」


ますますわけがわからない。

勇者(IN魔王)は顔をブンブンふって俺はちがうと言っている。


「そ、それよりだなぁ!俺の体でなにしてんだよ!!」

「なにとはなんだ?ああ、夜のことか。

ただの生殖行動の練習であろう?

冒険者はみな同じことをしているぞ。」

「っっっ!!! お、俺は、初めてだったの!!」

魔王の姿でその動きはやめてほしい。

自分で見ていて非常に不愉快だ。


「しかも2回も・・・2回も・・・。」

「今夜で3回目になるな。しかも2人同時だ。

人間は本当に欲望の強い生き物だな。」

「2人同時だとぉっ!!! こっ こいつ」

殴りかかってきた。片手で受け止める。

まだロクに魔王としての力の使い方ができていないようだ。

風圧を感じる程度だ。我自身が同じことをしていたら

相手は粉微塵だっただろうに。


「文句を言う前にお前はお前のなすべきことをなせ。」

「えっ・・・それって。」

かなりだらしない顔になる。

人間は本当にそれしか考えていないのだろうか。


「魔王になって力は感じただろう。

それと引き換えに失ったものもあるだろう?

睡眠欲などの欲望。記憶はどうだ?」

「たっ たしかに寝ないからかと思っていたが

いつも元気にならないしてっきりEDかと・・・。」

勇者(IN魔王)を殴る。なんとなく気分が悪かったからだ。


「いっ ・・・たくない。それに記憶って・・・え・・・?」

急に真剣な顔をした。

「親の記憶が・・・ない。住んでいた場所もなにもかも。」

慌てた顔でこちらを見る。


「勇者になってからの記憶はのこっているだろうが

その前の記憶に関しては消えているだろう。

我もそうだった。魔王になるきっかけとなったことを

よくおぼえていないのだ。」

魔王の力は魂を侵食する。

欲望を失い、記憶を失い、そうまでして欲した何かが

あったはずなのだが記憶のどこにもみつからない。


「元に戻れば、記憶は戻るのかっ?!」

「わからない。だが欲望はこの体になり、すぐに感じられた。

いずれ記憶も戻るのではないかと期待している。」

そのために王都に行く必要がある、気がする。


「それよりも言っておきたい。お前はなにも

魔王の力を扱うための修練をしていないな?」

「仕方ないだろ、アリアには内緒にしたいんだ。

俺がこんな姿になったらきっと嫌われる。

アリアはお姫様なんだからな!」


・・・女はそう夢のような生き物ではないと思うのだが

なにも言わずにおいてやるのが優しさだろう。

「そのアリアは今どこにいる?」

「なんか・・・手紙を書くとか言って部屋に篭ってるよ。」

「では・・・今から特訓といこう。」

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