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平凡な男の平凡な転生  作者: みけ
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爽快な乗り心地

お待たせしました。

なかなかに忙しく今回はかなり短くてごめんなさい。

「大丈夫?よかった!目が覚めた!」


気がつくと心配そうな顔でのぞきこむピノの顔が目の前にあった。


近い近い、近すぎる。


「魔力切れかも、猛烈な眠気がしてさ」


照れ隠しに咳払いなどをしながら、体をおこす。


「え〜半日も寝てないよ?魔力切れなら最低でも1日普通は3日ぐらい…なかにはそのまま死んじゃう人もいるんだよ」


ピノはまだ心配そうだ。


「回復が早いのかな?さっき魔法を試していたときには、減ってもすぐ戻る感覚があったから油断しちゃったのかも」


魔力は全回復しているような感覚があった。


ポ〜ン♪パワーゲートの効果で魔力回復スピードが上がっています。なお、今回魔力を使いきったことにより、魔力回復量増加(小)のスキルを獲得しました。


ふと疑問に感じたらゲセが答えてくれた。


「魔力の回復が早い体質みたいだね。しかも、なんかスキルを得たからもっと早くなるかも」


心配をかけないようにピノに説明をしておく。

これならも、色々つくりたいので、魔力切れをおこすことも増えると思う。


「タロウはすごいんだね!で、これはな〜に?ふよふよ浮いてるけど?」


ピノが作ろうとしていた空とぶスケボーを指差して言った。


「魔力切れたけど、完成したんだ!途中で失敗したかと思ってた」


太郎は空とぶスケボーをつかみひっくり返したりしながら確認する。


「これは乗り物だよ。魔法で浮かんでいるんだ、よっと」


ピノに説明しながら、太郎はスケボーに乗ってみた。

向きを変えられるプレートの上に右足を乗せるとベルトが伸びて足を固定する。

左足も載せて板の上でバランスをとってみた。


「よっ、ほっ、はっ、わったっ」


しばらくバランスをとっていたが、安定する前に転倒してしまった。


ポ〜ン♪軽業スキルを獲得しました。


「こ〜やって遊ぶもの?」

転んだ拍子に左足ははずれたところに今度はピノが飛び乗ってバランスをとっている。なかなか器用にバランスをとっていた。


生前、息子が小さい頃一緒になって練習していたが、もうすっかり忘れてしまったらしい。


ふよふよ浮いているので、普通のスケボーよら難しかったが、ギフトの支援があるからか、しばらく練習すると転ばずに乗っていられるようになった。


今度は、右足で軽くけりだしてみると、スケボーは滑るように走り出した。


重心を後ろに傾け、前側を上げると減速し、左右に傾けるとカーブすることができる。


タイヤがないので、地表の凸凹に影響されずなめらかで、空気抵抗以外抵抗もないので軽くこぐだけでスピードがでた。


潮風を受けながら、ハチドアの街をスケボーで駆け抜ける。

街ゆく人々がみな驚き口をあけてぽかーんとしながら見送った。


前世よりかなり運動神経に恵まれた太郎は、すっかりスケボーになれ、すいすいと街の中を某映画のワンシーンの如く走り抜けていった。

お読みいただきありがとうございました。

次回から少し話が動いていく予定です。

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