レベルアップ
今回は説明回です
気がつくと、見知らぬ天井、というより天幕だった。
ポーン♪ギフト「加速」を手に入れました。
ポーン♪スキル「魔導術」、「錬金術」、「鍛冶」を手に入れました。
ポーン♪レベルがアップしました。ステータスを表示します。
名前 田中 太郎
性別 男
年齢 15
種族 人間
称号 流れ人 (パワーゲート)
レベル 5
体力 C
敏捷 C
器用 C
知性 C
生命 C
精神 C
魔力 C
ギフト
神の眼・プレミヤム
アイテムボックス・インフィニティ
神の辞典・スペシャルエディション
豪運
武芸の才
匠の才
商いの才
魔法の才
好感の才
加速new!
スキル
魔力感知1、魔力操作1、並列思考1、状態異常耐性1、工作1、魔導1、錬金術1、鍛冶1
槍術や格闘は身についてないんだな。
ポーン♪槍術の獲得条件である。槍で敵を倒すを満たしておりません。盾術については、倒されてしまったため、盾で身を守るという条件が満たされなかったと思われます。格闘についてはアイテム効果のため獲得できませんでした。
夢で言っていた先輩のプレゼントって加速、魔導、錬金術、鍛治なんだろうな。ユーブリックって何者なんだろう。
ポーン♪魔導王ユーブリックはウィンディアを建国した四兄弟の末弟で、この世界に魔法を広めた人物です。神格化され信仰されており、実際神としてこの世界の管理者一人となっております。
なるほど、それでこんなプレゼントとかできちゃうのか。新しいギフトについて教えて。
ポーン♪加速は、変身中に体感したとおり、知覚速度が上昇し、動作速度も向上します。後天的に目覚めることのあるギフトとして武を志す者たちに知られています。使用時間により肉体的反動がおきます。
ポーン♪魔導は、魔法の頂点いうべき技能です。過去ユーブリック以外に取得者はいないといわれています。属性魔法、精霊魔法、召喚魔法、空間魔法、回復魔法、付与魔法といったすべての魔法スキルを使用することができるようになります。
ポーン♪錬金術は、魔力を使い物質を別な物質に作りかえる技能です。物質の変換のみならず、合成、混合、醸造も可能です。変化の度合いが大きいほど魔力を消費します。
ポーン♪鍛冶は金属を加工して様々な道具や武器防具を作成する技能です。魔力による加工と通常の加工の両方が可能です。
魔法が使えるようになったのは、たすかるな。あとでいろいろ試してみなくては。
『タロー!気がついたの!よかった!体は痛くない?ポーション飲む?』
ピノが天幕に入ってきて、太郎に飛び付いた。
太郎は体を起してみたが、とりあえず痛むところはなかった。むしろ、しっかりと眠ったあとのすっきりとした感じがある。
『大丈夫、なんともないよ』
ピノひきはがして、立ち上がったところに、たっぷりと日に焼けた浅黒い禿頭の大男が入ってきた。
眉間に大きな傷があり歴戦の勇士の風格を持つ男は強面の相好を崩して太郎の両肩をつかんだ。
『気がついて、よかった。おぬしが、物資の大半を持っておるときいておったから、気が気でなかったぞ』
ごっつい手で太郎をゆさぶり、豪快に笑う。
『さっそくで、すまんが物資を出してもらえるか?おぉそういえば、名乗っておらんかったな、この軍を率いておるモンド―だ』
モンド―に背中を押されるように天幕の外に出ると、潮風が磯の香りを運んでくる。視界に広がるのは、焼けたり壊されたりして荒廃した街並みの向こうに広がる海だった。
『帝国のやつら、この街に焼き打ちをかけ散々略奪していきおった。もとは海の幸にも山の幸にも恵まれた豊かな街だったんだがすぐにでも追いかけてやりたいのだが、このありさまの街を見捨てるわけにもいかなくての』
モンド―は悔しげに言った。太郎は、すこし開けた場所に案内され、そこへ物資をひろげる。
『おぉこれほどの物資をアイテムボックスに収納できるとは!聞いてはおったが、すごいのぉ、お主、軍に入らぬか』
モンド―は驚きの声をあげ太郎を軍に勧誘した。相当待ちわびていたのだろう、兵士たちが山のようにつみあがる物資に群がり、忙しくとあちこちへ運んでいる。
軍への誘いをこわごわと断る太郎にモンド―はがははと笑いながら、背中をたたき言った。
『自由な冒険家業にあきたら、考えてくれ。ラッシュやレトリーが世話になった、報酬には色をつけておくからまた依頼を受けてくれ』
そう言い残すと、モンド―は足早に歩き去っていく。
『この街の冒険者ギルドへいってみようよ』
あっけにとられている太郎はピノの誘いを受けて、街の中を歩き始めた。
冒険者ギルドはすぐに見つかった。まったく無事で、無傷な建物は冒険者ギルド以外なかったからだ。
ギルドの中は、足の踏み場もないくらいの人でごったがえしている。冒険者で賑わっているのではなく、女性や子供、年よりも多い。怪我をしている人もかなりいるようだ。
『冒険者ギルドへよぉ〜こそぉ〜!』
人ごみの向こう側にあるカウンターから声がかかる。かき分けるようににしてたどり着いたカウンターには、猫耳に尻尾があるグラマなー少女がいた。
『わりぃが宿は提供できないぜ。軍の依頼で街の人を収容してっからな。依頼は、がれきの片づけや人探しがわんさか来てるぜ』
猫耳少女は、男の子のような口調で言った。
『明日からでよければ、片付けの依頼を受けます。野営するのにいい場所をしりませんか?』
太郎は、ギルドに泊まることを諦めて尋ねた。
『軍がテントを広げてる広場の片隅に場所をみつけるか、港の方だね。依頼受けるなら明日の朝来てくれ』
猫耳少女は街の地図を見せて親切に教えてくれた。
太郎はギルドをあとにして港にむけて歩き出した。
お読みいただきありがとうございました。




