♪運命の3分間
やっときました!
ついに運命の歯車が回り始めます!
ゆっくりゆっくり進み始めた、長いようで短かった、思い出のページがまた一つめくられました。
魔法にかけられた、夢のような1年の幕開けです❤️
それではどーーーーーぞっっ!♪
「美音ー、はるちゃんっ!よろしくねー」
「あーわかった。ありがとーななみーぬ」
次に来たパートは、2人という超少人数だった。
ラッパが9人もいたから、ものすごく静かに感じる。
美音と呼ばれた先輩は、七海先輩がいなくなると私の方へ向き直り、ニコッと人懐こい笑みを見せた。
「はるちゃん。よろしくね、まぁ座って。菜央実、マッピかしてぇ」
「あっ、はい」と言って立ち上がった菜央実先輩。
まじまじ見るとすごく綺麗。目がキラッキラしていてちょー美人。
マッピを渡されて口をつけると、すんなり音が出たー。
「やったー!音出たー!菜央実っ!ホルン早くっ、ホールンっ!♪」
「まぁまぁ、そんな慌てないでくださいよー」とマイペースな菜央実先輩。
ホルンはベルの中に手を入れて吹くんだってー。←感動だよ!?
「手をお膝にのせてー、顔洗う時みたいにしてー、そのままだよ?はい、とりあえず息を入れてみましょーう!」
幼稚園児に語りかけるように優しく話しかける3年の先輩。
ポーポー
音が出た。優しい音だなーと思っていたら、隣ではしゃいだ声が響いた。
「音出たー、菜央実っ!やったよ、はるちゃん、絶対ホルン向いてるよっ!」
と3年の先輩。
「出ましたねぇ!…てか先輩っ、もう部活の時間終了ですよー!」と2年の先輩。
「あー、ヤッバッ!」と言いながら、2人で仲良く教室を片づける。
2人は無邪気にはしゃいで、私に感動してくれている。
そう、私は出会ってしまった。
運命の歯車を回す魔法使いに……。
春山美音と竹浦菜央実という魔法使いに。
胸が高鳴った。ドキドキしながら、しばらく2人の会話に耳を傾けていた。
「一緒に戻ろっ!」そう言って私を真ん中にして、部室へと急いだ。
「はるちゃん、絶対ホルン向いてるよー」
そう言ってニコッと笑った、春山先輩。
菜央実先輩も笑顔で頷いている。
仲が良くていいなー。
2人と一緒に部活をやりたいっ!
私はもう、2人の笑顔が頭から離れなかった。




