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ホルンの魔法  作者: spring♪
12/28

♪運命の3分間

やっときました!

ついに運命の歯車が回り始めます!


ゆっくりゆっくり進み始めた、長いようで短かった、思い出のページがまた一つめくられました。


魔法にかけられた、夢のような1年の幕開けです❤️


それではどーーーーーぞっっ!♪

「美音ー、はるちゃんっ!よろしくねー」

「あーわかった。ありがとーななみーぬ」

次に来たパートは、2人という超少人数だった。

ラッパが9人もいたから、ものすごく静かに感じる。

美音と呼ばれた先輩は、七海先輩がいなくなると私の方へ向き直り、ニコッと人懐こい笑みを見せた。


「はるちゃん。よろしくね、まぁ座って。菜央実、マッピかしてぇ」

「あっ、はい」と言って立ち上がった菜央実先輩。

まじまじ見るとすごく綺麗。目がキラッキラしていてちょー美人。

マッピを渡されて口をつけると、すんなり音が出たー。

「やったー!音出たー!菜央実っ!ホルン早くっ、ホールンっ!♪」

「まぁまぁ、そんな慌てないでくださいよー」とマイペースな菜央実先輩。


ホルンはベルの中に手を入れて吹くんだってー。←感動だよ!?

「手をお膝にのせてー、顔洗う時みたいにしてー、そのままだよ?はい、とりあえず息を入れてみましょーう!」

幼稚園児に語りかけるように優しく話しかける3年の先輩。


ポーポー


音が出た。優しい音だなーと思っていたら、隣ではしゃいだ声が響いた。

「音出たー、菜央実っ!やったよ、はるちゃん、絶対ホルン向いてるよっ!」

と3年の先輩。

「出ましたねぇ!…てか先輩っ、もう部活の時間終了ですよー!」と2年の先輩。

「あー、ヤッバッ!」と言いながら、2人で仲良く教室を片づける。

2人は無邪気にはしゃいで、私に感動してくれている。


そう、私は出会ってしまった。

運命の歯車を回す魔法使いに……。

春山美音と竹浦菜央実という魔法使いに。


胸が高鳴った。ドキドキしながら、しばらく2人の会話に耳を傾けていた。

「一緒に戻ろっ!」そう言って私を真ん中にして、部室へと急いだ。

「はるちゃん、絶対ホルン向いてるよー」

そう言ってニコッと笑った、春山先輩。

菜央実先輩も笑顔で頷いている。

仲が良くていいなー。

2人と一緒に部活をやりたいっ!


私はもう、2人の笑顔が頭から離れなかった。





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