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unfading  作者: 人波夕日
魔法塾 1回生編
18/24

見学終了 (1日目)

今回、アップに時間がかかっているのに短いです。

ピピー!

とブザー音が競技場に響きアナウンスが入った。

「タイムアップ!黒側の勝利となります」

アナウンスと共に周りの音が入ってくる。

「今回の試合も見ものでしたね」

「赤組惜しかったなー」

「やっぱ、あの寛太カンタという子のここぞという集中力が凄いですね」

「でも、10分持たないか・・・」

「私はどちらかというと、沙紀サキ選手が気になります」

「今年も予選から見る限り、豊作そうですな」

「優秀な塾生というよりも個性的な子が多いことも今年のポイントですね」

「ほかの試合も見るべきだな。つぎ行くぞ!」

「あの姉弟の魔法も目を見張るものがありましたねー」

などと周りから感想が聞こえて来た。

そんな中

「いやー、熱中して見てたらあっという間だったな」

と、真っ先にアキラが感想を漏らした。

「そうだね、夢中になって見てたよ」

アユミが同意して肯いた。

「・・・。おもしろかった・・・」

「いやー。講義で聞いてたけど魔法ってイロイロあるのね」

「予選も見るべきだったかも。見応えありそう」

「スピード感と言う点では確かにモモの言う通り、予選の方が見応えあったかもね」

という夕斗ユウトの言葉を聞き

「あ、なるほど。だから本戦なのか。今回の課題を考えると本戦という指示も納得できるな」

アキラは1人納得した。

「どういうこと」

夕斗ユウトがゲームのスピード感って言ったろ?正にそれだよ。それだけ、魔法の種類が単調になるだろ?それに加えて相手に与えるべきダメージも少ないから、大きな魔法も使う必要も無い・・・」

質問した当人であるアカネは、それを聞いても分からない、という顔をしていた。

「・・・。なるほど。つまり、バラエティー的に本戦と比べて劣るから、いろいろな魔法を見せたいという先生たちの考えには合わない・・・」

「そういうこと。百合ユリアカネと比べてやっぱ頭がいいな」

「ちょっと!どういう意味よ!私がバカだって言いたいの!?」

アカネアキラに対して抗議した。

一方、百合ユリは少し自慢げな顔をしている。いわゆるドヤ顔である。

百合ユリまで!」

「まあ、まあ。アカネ、落ち着いて。アキラも悪気があったわけではないんだし」

アユミアカネをなだめにかかった。

「ほら、アキラも謝って」

「わ、悪かった」

「まあ、いいわ。許してあげる」

「このアマ!上から目線で!」

「だから、2人ともやめろって。3人からもなんか言ってよ」

「どうせ、ほっとけば収まると思うよ」

「いやー。アキラくんとアカネちゃん相変わらず仲がいいなって思って・・・」

「・・・。それは2人の前では言わない約束・・・」

「なんでだよ!」「どういうことよ!」

アキラアカネモモに迫る。

それを見て百合ユリがほらぁ、って顔をモモに向けた。

このように騒いでいる中、次第に人が競技場から立ち去って行き、最後に夕斗ユウト達が残された。

そこにタチバナが歩み寄ってきた。

「皆さん、盛り上がってますね。上級生たちの試合はどうでしたか?」

「あ、タチバナ先生」

「とても、面白かったです」

「それは、よかったです。課題のことも忘れないでください」

「今日のゲームは終了ですか?」

「まだ、地下競技場で第四試合を行っているそうですが、それもそろそろ終わる時間だと思います」

と、時計を確認しタチバナは答えた。

「第一試合が30分で決着がついたため、その試合場で第四試合を始めたので長くてもあと10分程度で終わりますね。今から、行っても決着がついた後かもしれませんね。来週も試合が残っていますので、そちらを楽しんではいかがでしょうか?来週の準決勝はどちらも地下競技場でやる予定ですので」

わたくしはまだやらなければならない事があるので、とタチバナは去って行った。





「レポートのために意見交換したいんだけどいいかな?」

アユミが言いだした。

それは、帰路についている途中であり、塾の最寄駅で電車を待っている最中だった。

「おう」

「いいよー。どういう風に書こうか悩んでたし」

アキラアカネが同意をしました。

「それじゃあさ、あと一時間もすればお昼だからこれから並木荘のご飯でも食べながら話そうよ。たぶん今日、みんな外に出てお母さんしかいないから、喜んでお昼作っていくれると思うよ。みんなにも渡したい物あるしね」

「いいねそれ。サクラさんの料理おいしんだよ。みんながそれでいいなら今から連絡するけど、どうする?」

「・・・。問題ない・・・」

「場所を提供してくれるのはありがたいけど迷惑じゃないかな?」

「んーん。全然。お母さん、にぎやかなの大好きだし問題ないよ」

「じゃあ、お言葉に甘えて」

アキラアカネは?」

夕斗ユウトが聞くと2人とも頷いたので、夕斗ユウトは電話を取り出し並木荘へと電話をかけた。

『はい、花見です』

『あ、サクラさん?』

『あれ?夕斗ユウト君。どうしたの?試合どうだった?』

『試合については後で話します。えっとですね、お願いがあるんですけどいいですか?』

『ええ、構わないわよ。なに?』

『これから、班のメンバーで集まって今日の試合のことを話会いたいんですけど、その場所として並木荘を使っても大丈夫ですか?』

『いいよ。いつ集まる予定なの?』

『ホント、今すぐです。5分後の電車に乗ってみんなでそっちに向かうんで、20分後くらいかかると思いますが・・・』

『あ、今から来るのね・・・。お昼とかどうするの?こっちで食べるなら何か用意するけど』

『はい。お願いできますか?』

『じゃあ、何かリクエストある?みんなにも聞いてみてね』

電話をふさぎ夕斗ユウトは皆に声をかけた。

「桜さんが何かリクエストあるかだってさ。何かある?」

「ただでさえ場所提供してもらってるのに、これ以上は・・・。出されたものなら何でも食べるよ」

「・・・。若里ワカサトと同じで・・・」

「んーとね、パスタとか!」

「えー!私はご飯が食べたいな~」

すかさず、アカネが意見を出した。

「図々しい奴だな、出されたもの食えよ。それに、場所提供するやつの意見くらい取り入れたらたらどうだ?」

「いーじゃない。聞かれたことに対して答えてるだけで、別にモモちゃんの意見を無視するつもりもないんだから」

「それでも、少しは遠慮ってものがあるだろ・・・」

「そーですね。で、あんたは何かリクエストあんの?」

「特にないね!」

「本音は・・・?」

「そうだなー、ハンバーグとか・・・っておい!」

「あはは、かわいい~。ハンバーグだってさ、子供みたいなところもあるのね、アキラちゃん」

「う、うるさい」

アキラの顔がみるみると赤くなっていく。

「2人とも、その辺でやめときなよ。桜さんが返答待ってるよ。電車もそろそろ来るからさ」

「そうね。あー、おかしかった」

そういう茜アカネを明アキラが睨んだ。

「ごめん、ごめん、分かったって」

と謝り

「そういうことで、私たちの希望はパスタ、ご飯、ハンバーグって(サクラ)さんに伝えて」

そう言われ、夕斗ユウトは桜サクラに希望を伝えた。

『それじゃあ、材料買いに出かけるから、家開けるけど鍵持っている?』

『たぶん、モモが・・・』

と桃モモに目を向けると彼女が顔の横に手を上げ鍵を振っている。

『あ、大丈夫です。それじゃあよろしくお願いします』

『はいはい、お昼ご飯、楽しみに待っててね』

と言い、サクラは電話を切った。

深夜から朝にかけバイトを短期で入れたため、少し更新ペースが遅くなり量が減るかもしれません。1月からはもとに戻すか、それ以上にするよう努力するのでご了承ください。

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