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盲目遊戯 1  作者: Svolik
34/42

第三十四章

「今日は一人で寝る」


彼はそう言った。


その言葉が響いたのは、家がすでに夜の流れへ移りはじめていた頃だった。


ベラは食卓を片づけていた。メイは最後の肉片を食べ終えようとしていたが、それは最後ではなく、そもそも偶然自分のところへ来ただけだという顔をしていた。リニは壁沿いの警戒回路を更新していた。テリは二つの矢筒へ矢を分けていた。ノエルは隅で短剣を手入れしていた。シリアンは、さも当然という顔で、自分で自分から隠しておいた甘いものを上の戸棚から取り出していた。ヘラはその件で彼女と言い合っていた。アイリは炉のそばに座り、両手で杯を包み、薬草茶の湯気を、何か小さな啓示でも見るように見つめていた。


彼の言葉の後、部屋は少し静かになった。


不安ではない。


ただ、注意深く。


最初に顔を向けたのはメイだった。


「本当に一人で?」


「ああ」


「私がすごく説得力を込めて頼んでも?」


「それでも」


「残酷な主人」


「時々な」


リニは、他の誰より柔らかな目で彼を見た。


「考えたいのですか?」


彼は苦笑した。


「何がどうなっているのか、少しは理解しようとしてみたい」


シリアンが蜂蜜の丸菓子を持ち上げた。


「無意味な試みね。起きているのは人生よ。理解できるものである義務なんてないわ」


ヘラが鼻を鳴らした。


「魔族が、ほとんど賢いことを言ったな。怪しい」


「私は成長しているのよ」


ベラは椀を重ねながら言った。


「本当に怪我ではないんですね? 遺跡の後ですし」


「違う。身体より、頭の方が疲れただけだ」


ノエルが目を上げた。


「扉の見張りが必要なら……」


「必要ない」


彼女は頷いた。


傷ついた様子はなかった。


アイリは誰より長く黙っていた。


やがて尋ねた。


「孤独は役に立つの?」


「時々は」


「役に立たなかったら?」


「その時は、少なくとも俺の不機嫌で誰も被害を受けない」


愛の女神は、わずかに微笑んだ。


「死すべき者は奇妙ね。温かすぎる理由を理解するために、温かさから離れるのだから」


彼は返す言葉を見つけられなかった。


おそらく、彼女が正しかったからだ。


自分の部屋へ行く前に、それでも彼はいつものように一人ずつ回った。


リニの髪に掌を置く。


「いい娘だ。回路は完璧だ」


「ありがとうございます、師匠」


メイは完全に当然の権利だという顔で、自分から頭を差し出した。


「いい娘だ。肉をほとんど盗まなかった」


「ほとんどなら、盗んでないうちに入るでしょ」


ベラには、彼が頼む前から水と清潔な包帯を用意してくれていた礼として、頭を撫でた。古い脇腹の傷がまた引きつった時のために。


テリには、家事のことで。


ノエルには、今日初めて壁際ではなく、みずから皆と同じ食卓に座ったことで。


シリアンには、甘いものを明日まで半分残したことで。ただし、彼女のいう「半分」は、ずいぶん気前のいい誇張だった。


ヘラには、遺跡を焼かなかったことで。


アイリは見ていた。


彼女の番になった時、彼は一瞬だけ止まった。


彼女は目を上げた。


とても静かに。


ほとんど挑むように。


だが、その奥には、遺跡の後に生まれた新しい注意深さがもうあった。


彼は彼女の頭を撫でなかった。


今日ではない。


ただ言った。


「お前も、戦いの後、よく保っていた」


アイリは少し首を傾げた。


「それは同じではないわね」


「違う」


「わざと?」


「ああ」


彼女は微笑んだ。


傷ついたわけではない。


興味を引かれたように。


「なら、おやすみなさい」


「おやすみ」


彼は自分の部屋へ行き、扉を閉めた。


鍵はかけなかった。


ただ閉めた。


---


眠りは来なかった。


あまり期待もしていなかった。


最初はただ仰向けになって天井を見ていた。やがて起き上がった。それから立ち、水を注ぎ、少し飲んで、机へ戻った。ランプを灯した。消した。暗闇が役に立たなかったので、また灯した。


家は静かだった。


完全ではない。


共用の寝室では、ときどき毛布が擦れる音がした。誰かが小さく笑った。メイが眠そうに何かを呟いた。シリアンは枕かヘラと口論しているようだったが、どちらかは分からなかった。やがて、すべて静まった。


彼は机の前に座り、自分の人生を頭の中へ収めようとしていた。


無理だった。


八人の少女。


八人。


数字そのものが馬鹿げて見えた。


リニ。メイ。ベラ。テリ。シリアン。ヘラ。ノエル。アイリ。


声に出して並べただけで、まともな人間なら二ページ目で「作者はやりすぎた」と言って閉じる物語の始まりに聞こえる。


しかも、それは彼女たちが何者かを忘れた場合の話だ。


そしてアイリ。


キパイリネ。


愛の女神。


そこで思考はまたつまずいた。


通りの真ん中へ現れて「私は加わるわ」と言った女神に、いったいどう向き合えばいいのか。


彼は彼女を招いていない。


そこが何より引っかかった。


リニは、死にゆくハズレットへの約束として引き受け、その後であらためて自分で選び直した。


メイは奴隷商の暗い通路で、商品ではなく力として見た時に選んだ。


ベラは、彼女自身より先に彼女の場所を理解したから受け入れた。


テリには家族を差し出した。そうしなければ、救われた命に岸が残らなかったからだ。


シリアンは、馬鹿げていて、厚かましく、狂気じみていたが、それでも彼自身が手を差し出し、契約を提案した。


ヘラは竜の言葉、取引、誓いを通って入ってきた。それでも彼は、彼女を家族の一部と自分で呼んだ。


ノエルへは、死の縁に立っていた時に手を差し出した。単純に、背を向けられなかった。


だがアイリは自分から来た。


願いもなく。


招きもなく。


実質的には問いすらなく。


ただ、事実を置いた。


彼女は家族ではない。


彼はわざとその言葉を言わなかった。


それで正しかった。


だが、この先は?


女神を距離の外に置く? 滑稽だ。


近づける? 危険だ。


拒む? さらに危険だ。


受け入れる? もう部分的には受け入れている。


もし彼女の興味が、ただの気まぐれなら?


退屈した女神が受肉し、眺め、遊び、その後去っていく。残されるのは壊れた期待、嫉妬、神の余波、そしてまだ分からない何か。


もし、気まぐれではないなら?


遺跡の後、彼女は帰り道ずっと黙っていた。


遊ばなかった。


からかわなかった。


上から見下ろすように微笑まなかった。


単純な一言と髪に置いた掌が、千人の死すべき者の祈りの合唱でも届かなかったほど、彼女を打ったように見えた。


なぜだ。


愛の女神は愛をあまりに広く知っている。だが、もしかすると、力としてではなく、生きている一人の女として自分へ向けられる、小さく、日常的な愛を受け取ることは、あまりにも少なかったのかもしれない。


彼は両手で顔をこすった。


馬鹿げている。


あるいは、馬鹿げていない。


彼の人生は今や、以前なら馬鹿げていると呼んだものばかりでできていた。


外から見れば、すべてが異様なほど滑稽だ。


冒険者の組が、オークとオーガの依頼を受ける。


その組の少なくとも半分は、単独で小国を地図から消せる可能性がある。


ヘラは確実に。


シリアンはほぼ間違いなく。


アイリは女神だ。「観察」をやめた時に何ができるのか、考えるだけでも怖い。


リニも、もし完全に崩れれば、国家規模の災厄を起こし得る。


それなのに彼らは、ただのオークを掃討するために遺跡へ行く。


なぜなら、生きなければならないからだ。


食べる。


依頼を登録する。


ギルドへ報告する。


家を修理する。


服を買う。


鼠罠を確認する。


滑稽。


不条理。


そして同時に、唯一手に入る普通さ。


彼は立ち上がり、窓へ行った。


庭は暗かった。月が壁に細い光を置いている。家は眠っていた。


彼の家。


彼らの家。


大きすぎて、少し荒れていて、家族の手で直され、不可能な女たちに満たされた家。


この先は?


王はいずれリニについて手紙を書く。


ギルドは、自分たちのそばに普通の印章や帳簿では制御できない力が集まりつつあると、ますます理解する。


近所は囁く。


神々は、一柱が来たなら、傍観だけでは終わらないかもしれない。


魔族の世界はシリアンを思い出すかもしれない。


マルブルクはヘラを。


エルフたちはテリを。


リアルダンはエシュタル伯領を。


すべての糸が彼らへ伸びていた。


答えはない。


一つもない。


彼はまた座った。


それから、それでも横になった。


眠りは来なかった。


夜明け前、窓の外で最初の鳥が鳴き始めた頃、ようやく濁った、短く、重いまどろみへ落ちた。


---


共用の寝室で、アイリはすぐには自分の場所を見つけられなかった。


皆と一緒に入った彼女は、広い柔らかな床、毛布、枕、散らばった毛皮、丸めたマント、普通の家庭的な混沌を見回し、最初は明らかに、どこが「正しい」のか分からないようだった。


メイはもうお気に入りの中央へ倒れ込んでいた。


「温かいのが欲しいなら、こっち」


シリアンは甘いものの戸棚に近い場所へ落ち着いた。


ヘラは壁際へ横になった。柔らかさを一時的に許容した竜という顔だった。


ベラは端を選んだが、皆、朝にはもっと中心に近いところへいると知っていた。


リニは扉と窓を同時に見られる場所に寝た。ほとんど習慣だった。


テリはノエルの隣に身を置き、柔らかく彼女に空間を残した。


ノエルは初めて、壁ぎわぴったりではない場所へ横になった。


アイリは立ったまま見ていた。


「ここには序列がないの?」


メイが頭を上げた。


「何?」


「場所よ。中心、端、彼に近いところ、遠いところ」


シリアンが微笑んだ。


「女神が魔族みたいに考えているわ」


ベラが柔らかく答えた。


「ここでは、寝やすい場所に寝ます」


テリが付け足した。


「そして、邪魔にならない場所に」


メイも言った。


「それと、夜中に蹴りたい相手へ足が届く場所」


リニが指摘した。


「それはメイだけです」


「実用的な方法だよ」


アイリは考えた。


それから、他の者たちに近すぎず、遠すぎない場所を選んだ。


端と中心の間。


密集の中ではない。


だが、もう外でもない。


彼女は座り、枕に触れた。次に別の枕にも。その次の枕にも。


「なぜこんなにたくさんあるの?」


メイが言った。


「巣を作るため」


アイリは彼女を見た。


それから巣を作り始めた。


ほとんど全員が驚いたことに、彼女は獣人の娘に劣らない腕前だった。数分後、愛の女神は小さな枕と毛布の丘の中に横たわり、まるで死すべき人生をずっとそう過ごしてきたかのように、心地よく収まっていた。


シリアンが興味深そうに観察していた。


「気に入ったのね」


アイリは目を閉じた。


「とても」


「枕が?」


「重み。布。温かさ。身体が沈み込んで、それを受け止めてくれる感じ」


「枕を恋人みたいに語るのね」


「恋人も、十分に疲れていれば枕になれるわ」


メイが大笑いした。


リニは毛布の下へ隠れた。


ベラが疲れた声で言った。


「おやすみなさい」


テリは暗闇の中で微笑んでいた。


ノエルが静かに尋ねた。


「女神は眠るのですか?」


アイリはすぐには答えなかった。


「同じようには、眠らないわ」


「では、どうやって?」


「どうでもいい。今は身体で眠りたいの」


そして彼女は、大半の者より早く眠った。


深く。


柔らかく。


ほとんど子供のような満足を顔に浮かべて。


---


アイリは、ただ寝るのが好きなだけではないと分かった。


彼女は早起きが断固として嫌いだった。


ベラはもう起きていた。


リニも。


テリは窓辺で髪を梳いていた。


ノエルは枝を削り、小さな笛のようなものを作っていた。


シリアンは自分で目を覚まし、甘いものを食べに行っていた。


ヘラは捕食者の習慣で早く起きたが、その後しばらく壁際に座り、自分は眠くなどないという顔をしていた。


メイがアイリを起こそうとした。


まず声で。


「女神。起きろ」


反応なし。


次に枕で。


アイリは目を開けないまま枕を受け止め、抱き込んだ。


メイが興味を示した。


「お」


彼女は毛布を引っ張った。


アイリはそれを握りしめた。布は少しも動かなかった。


「私、寝てるの」


女神が言った。


声は眠く、不満げで、完全に死すべき者のものだった。


「朝だよ」


「世界の間違いね」


「朝ごはん」


片目が開いた。


「甘いもの?」


「知らない」


目が閉じた。


「なら後で」


メイは他の者たちへ振り向いた。


「シリよりひどい」


シリアンが抗議した。


「甘いものがあれば、私は起きるわ」


「それが言いたいんだよ」


ベラが温かい粥の椀を持って、アイリの巣のそばへ近づいた。上には小さな蜂蜜の平焼き菓子が乗っている。


「アイリ。食事です」


両目が開いた。


ゆっくりと。


女神は起き上がった。髪が肩へ流れ、毛布がずり落ちた。その顔は眠そうで、美しく、そして神としての威厳をまったく欠いていた。


「死すべき身体は、手入れが多すぎるわ」


ヘラが鼻を鳴らした。


「弱さだ」


アイリは椀を受け取り、香りを吸い込んだ。顔がすぐ柔らかくなる。


「素晴らしい弱さね」


彼女はゆっくり食べた。一つ一つの動き、一口一口、手の中の温かさを味わいながら。肉体を得た彼女は、おそらく何百年、何千年も味わってこなかった感覚の歓びに、深く沈み込んでいるようだった。眠り。食事。温かな布。指の中の木の匙。肌に当たる朝の光。近くにある声。寝違えた肩の小さな痛みでさえ、苛立ちではなく興味を呼んでいた。


「これも感覚なのね」


彼女は肩をほぐしながら言った。


ノエルが尋ねた。


「痛みですか?」


「小さなもの。変な姿勢のせい。とても具体的で、可愛い」


メイは頭のおかしい者を見るように彼女を見た。


「痛みが可愛い?」


「ナイフでも、裏切りでも、絶望の祈りでもない痛みなら、ええ」


ノエルは何も言わなかったが、息を吐いた。


アイリは気づいた。


だが、それ以上踏み込まなかった。


学んでいる。


ゆっくりだが、学んでいる。


---


朝食の後、メイとベラはラウレン遺跡の報告を持ってギルドへ行った。


彼は自分で行くつもりだったが、ベラが譲らなかった。


「あなた、ほとんど寝ていないでしょう」


「見れば分かるか?」


メイが近づき、彼の顔を見て言った。


「ひどい」


「ありがとう」


「私は正直だから」


リニも加えた。


「休んでください。報告は私たちでも出せます」


「それで喧嘩を起こさずに?」


メイがむっとした。


「報告くらいできるよ」


ベラが彼女を見た。


メイは言い直した。


「ベラが一緒なら」


そう決まった。


二人は出ていった。メイはほとんど元気に、ベラは報告書、戦利品の骨飾り、発見物の一覧を持って。


他の者たちは家に残った。リニは訓練記録に取り組んだ。テリは薬を確認していた。ノエルは刃を研いでいた。シリアンは、甘いものは価値を理解する者だけで分けるべきだとアイリを説得しようとしていた。ヘラは昼食用の肉を焼き、誰も火の近くへ寄せなかった。


彼は横になろうとした。


無理だった。


窓際に水を持って座り、ただ庭を見ていた。


アイリは少し離れたところに落ち着いた。なぜか共用の寝室から持ってきた枕を抱えている。


「本当に眠っていないのね」


「ほとんどな」


「私のせい?」


彼は考えた。


「それだけじゃない」


「でも、私のせいでもある」


「ああ」


彼女は頷いた。


嬉しそうでもない。


罪悪感でもない。


ただ受け入れた。


「私は、その意味で不眠の原因になることには慣れていないわ」


「その意味って?」


「欲望でも、嫉妬でも、祈りでもない。ただ問いとして」


「お前は大きな問いだ」


アイリは微笑んだ。


「良い言い方ね」


「褒めていない」


「もう遅いわ」


彼は思わず苦笑した。


そういうものが、あまりにも早く共通になり始めている。


メイとベラは昼近くに戻った。


先に入ってきたのはメイだった。


「報告は受理。報酬は遺跡の確認後。ルシアは、オークとオーガは変だけど世界の崩壊じゃないから、ほとんど幸せだって」


ベラは空の袋を卓に置いた。


「それと、昼食後にカイレンが来ます」


彼は目を閉じた。


「もちろんだ」


メイは長椅子に腰を下ろした。


「新しい参加者、秘匿登録、ギルドへの影響、リスク、噂、それからだいたい千個くらいの退屈なことについて話したいって」


「彼女が『千個くらいの退屈なこと』と言ったのか?」


「違う。私が翻訳した」


ベラが柔らかく付け足した。


「それと、手紙を持ってくるそうです」


彼は顔を上げた。


「どんな手紙だ?」


「ヴァルドゥスの王印つきです。あなた宛てに」


部屋はすぐ静かになった。


リニの手が止まった。


羽ペンが紙の上で止まる。


「父上から?」


ベラは頷いた。


「王印です。ルシアは開けていません。カイレンも、おそらく。ただ、直接渡した方がいいと言っていました」


リニは羽ペンを下ろした。


顔が平らになった。


あまりにも平らに。


「分かりました」


メイが小さく罵った。


シリアンが彼女を見た。


「王の手紙とは何を意味するの?」


ヘラが彼の代わりに答えた。


「権力が自らの血を思い出したのだ」


アイリは、もう遊びの色を消してリニを見た。


「そして、呼ぶの?」


彼は言った。


「まだ分からない」


だが皆、分かっていた。


あるいは、少なくとも方向は感じていた。


ヴァルドゥス王。


リニの父。


彼女を愛し、そして恐れた男。


彼女の力が災厄になり得るからと、彼女を王都から遠ざけた男。


彼に、彼女の師匠であり続けろと命じた男。


今、彼が書いてきたなら、知らせが届いたのだろう。マルブルクのこと。ギルドのこと。組の成長。リニがもう周囲すべてを吹き飛ばすのではなく、精密な魔法を扱えるようになったこと。あるいは、ただ時間が過ぎ、宮廷がまた継承者を引き戻そうとし始めたのかもしれない。


リニは立ち上がった。


「お茶を淹れます」


「リニ」


彼が呼ぶ。


「お茶を淹れます」


彼女は繰り返し、台所へ行った。


テリがすぐ立ち上がり、その後を追った。


メイも動きかけたが、ベラが柔らかく肩に手を置いた。


「テリに任せましょう」


メイは歯を食いしばった。


「手紙は嫌いだ」


ノエルが言った。


「好きな人はいません」


シリアンは考え込んだ。


「私の世界では、悪い知らせはたいてい首が運んできたわ」


ヘラが言った。


「時には紙の方が悪い」


アイリは静かに座っていた。


そして、その朝初めて、眠そうに見えなかった。


---


カイレンは夕食近くに来た。


一人ではなかったが、家へ入ったのは彼女だけだった。ギルドの衛兵たちは、いつものように門の外に残った。彼女の手には、王家の印章が押された革の筒と、数枚の紙を収めた書類入れがあった。


彼女は共用の部屋へ入り、全員を見回し、今回はアイリのところで最も長く視線を止めた。


アイリは炉のそばに座り、両腕で膝を抱えていた。白い髪は肩にほどけて流れている。神殿的な意味での女神にはまったく見えなかった。むしろ、寝起きで、美味しく食べ、その後でまた新しい人間の真面目事にどれほど興味を持つか決めている、あまりにも美しい少女のようだった。


カイレンは頭を下げた。


深くはない。


だが、十分な敬意を込めて。


「アイリ様」


アイリが微笑んだ。


「もう知っているのね」


「ルシアが報告しました。とても青い顔で、そして見事な報告書で」


「彼女は可愛いわ」


「彼女は有能です。そして今週を生き延びたがっています」


カイレンは、彼が促してから座った。それは珍しいことだった。普段の彼女は、自分で空間を取る。今回は、どうやら少し慎重になることにしたらしい。冒険者の組の家に愛の女神がいるなら、作法も変わる。


「来た理由は二つあります」


カイレンが言った。


「一つ目は、アイリの出現が、ギルド、街、そしてあなた方の組の周囲における現実の安定性へどれほど影響するのかを知ることです」


メイがくすくす笑った。


「現実の安定性」


「ええ」


カイレンは乾いた声で言った。


「魔族の女、竜の女、女神の後では、控えめな表現だと思っています」


シリアンが指を上げた。


「元・世界破壊者よ」


「それで安心すべきですか?」


「いいえ。正確にしただけ」


ヘラが付け加えた。


「竜は元ではない」


「それは分かっています」


アイリは楽しげにカイレンを見ていた。


「あなた、強いわね」


「そうならざるを得ません」


「私が怖い?」


カイレンは考えた。


「はい」


アイリはその正直さを明らかに評価した。


「でも、落ち着いて座っている」


「愛の女神が私のギルドを壊しに来たのなら、慌てても止められません。そうでないなら、慌てると会話の邪魔になります」


「とても良いわ」


カイレンは彼へ視線を移した。


「彼女は危険です」


「初めてではない」


「力だけではありません」


「理解しています」


「本当に?」


「努力しています」


アイリが柔らかく言った。


「彼は、見せるよりは理解しているわ」


カイレンはそこを広げなかった。


「ギルド上の地位は閉じておきます。公式には、アイリ、格闘家、秘匿専門、組付き観察者。カイレン・ヴェルス、ルシア、そして必要であればヴァルドゥス中央ギルド長だけが見る別紙を作ります。ただし、どうしても必要になるまでは送りません」


リニが尋ねた。


「なぜですか?」


「中央ギルドが『死の静寂に、死すべき身体を持つ愛の女神が登録されている』という一文を受け取ったら、確認、代表団、神官団、あるいはその全部を送ってくるでしょう。私はそれをアステルに欲しくありません」


ヘラが言った。


「理にかなっている」


「ありがとうございます」


カイレンはほとんど皮肉なしに答えた。


アイリが手を上げた。


「私は今のところ観察しているだけよ。神殿も、儀式も、あなたたちのギルドの変更も求めるつもりはないわ」


カイレンが言った。


「今のところ」


アイリは微笑んだ。


「あなた、彼から学んでいるわね」


「そうせざるを得ません」


カイレンは書類挟みを卓に置いた。


「二つ目です」


彼女は革筒を取り出した。


そこにはヴァルドゥスの王印があった。


緑の蝋。


銀の獣。


リニはそれを見ていた。まるでそれが革筒ではなく、逃げたとも逃げていないとも言える宮殿へ続く開いた扉であるかのように。


カイレンは手紙を彼に渡した。


「今朝、王の使者が持ってきました。あなた個人宛てです。アステルのギルドを通して渡せ、との注記つきで」


彼は革筒を受け取った。


なぜか指が重くなった。


リニはそばに立っていたが、開けてほしいとは言わなかった。


言われるより、それがつらかった。


彼は印を割った。


手紙を開いた。


筆跡は整っていて、硬く、公式のものだった。


長くはない。


だが一語一語が、行間が行そのものより重要なこともあると知る者の重さで置かれていた。


彼は黙って読んだ。


それから、もう一度読んだ。


メイが耐えきれず言った。


「で?」


彼はリニを見た。


「王は、君の力の制御がどう進んでいるかを尋ねている」


リニはゆっくり頷いた。


「分かりました」


「王都まで、君の成果、組の一員としての仕事、魔法の安定化、そして重大な脅威の排除に参加したという知らせが届いている、と書いている」


シリアンが静かに言った。


「重大な脅威。私には可愛い呼び名ね」


リニが言った。


「今はやめてください」


シリアンは黙った。


彼は続けた。


「王冠への働きに感謝するとある。組にも協力への感謝を。そして、ハズレットの死後に予想し得た以上に、君の訓練は進んだようだ、と特に記している」


リニの声が震えたのは、ハズレットの名が出た時だけだった。


「それで?」


彼は手紙を見た。


そこからが本題だった。


直接の命令ではない。


要求でもない。


ほのめかし。


とても王らしい。


とても父親らしい。


とても厄介な。


「宮廷と評議会では、継承者の今後について語られることが増えている、と書いている。王都から長く離れていたことは、訓練の必要と臣民の安全によって正当化されていた。だが、もし本当に力の制御が固まってきたのなら、次の段階を話し合う時期かもしれない、と」


リニは目を閉じた。


メイが言った。


「次の段階って、リニを戻すってこと?」


カイレンは黙っていた。


ベラはリニを見ていた。


テリは少し近づいたが、触れなかった。


ノエルは壁際に立ち、見えない打撃を遮る準備でもしているように張り詰めていた。


ヘラは、権力という紙の機構全体へはっきりした軽蔑を込めて手紙を見ていた。


アイリは、もう女神としてではなく、愛と義務が別々の方向へ引き始めるのを見る者として観察していた。


彼は言った。


「直接、要求してはいない。だが、リニが宮殿へ戻ることを考えてもいいのではないか、と示している。少なくとも一時的に。進歩を確認するため。父と会うため。将来を話し合うため」


リニは目を開けた。


「つまり、呼んでいるのですね」


彼は柔らかく言い換えなかった。


「ああ」


彼女は息を吐いた。


ゆっくり。


「こうなることは、分かっていました」


「ああ」


「それでも……」


彼女は言い切らなかった。


言う必要はなかった。


家。共用の寝室。訓練。杖。メイ。ベラ。テリ。シリアン。ヘラ。ノエル。アイリ。彼。すべてが、彼女の本当の生活になっていた。戻るまでの仮の野営ではない。やむを得ない追放でもない。宮殿の前の中断でもない。


だが今、王印は思い出させていた。リニには家族だけではない。


血がある。


王座がある。


評議会がある。


娘を愛し、娘を恐れている父がいる。


いつか継承者を、アステル外れの家ではなく王都に持たなければならない王国がある。


彼は手紙を畳んだ。


「今日決める必要はない」


リニは彼を見た。


「でも、決めなければなりません」


「ああ」


メイが腕を組んだ。


「リニが嫌なら、行かない」


カイレンが静かに言った。


「そう単純ではありません」


「私には単純だよ」


「だからあなたは王ではありません」


メイは牙を剥いた。


ヘラが思いがけず言った。


「王は、愛だけで呼ぶことは少ない。だが、恐れがあっても愛が消えるとは限らない」


リニは彼女を見た。


ヘラは肩をすくめた。


「竜も知っている。危険な宝を近くに置きたいのに、その宝が巣を焼くかもしれないと恐れることを」


シリアンが静かに鼻を鳴らした。


「優しい比喩ね」


「努力した」


アイリが立ち上がり、リニへ近づいた。


近づきすぎはしなかった。


敬意ある距離で止まった。


「彼は、あなたを娘として失うことを恐れている。継承者として失うことも。脅威としてあなたを戻すことを恐れている。戻さず、宮廷があなたなしの方が落ち着くと認めることも恐れている。愛、権力、恐怖の結び目ね。不快だけれど、本物よ」


リニは聞いていた。


赤くならなかった。


反論もしなかった。


「私は、どうすればいいのですか?」


ほとんど声にならないほど小さく、彼女は尋ねた。


アイリは首を横に振った。


「私は愛の女神よ。正しい決断の女神ではないわ。たとえそうだったとしても、あなたの代わりに選びはしない」


それは、アイリが初めてからかいなしでリニに言った、本当に慎重で、ほとんど優しい言葉だった。


彼には、リニがそれを理解したのが見えた。


カイレンが立ち上がった。


「私はこれで失礼します。公式な返答期限はありませんが、使者は三日間、街で待ちます。その後、手紙か、返答は遅れるという知らせのどちらかを持って戻ります」


彼は頷いた。


「ありがとう」


「礼は不要です。私も、ヴァルドゥスの継承者を、魔族と竜と愛の女神が暮らす家から宮殿へ戻そうとしたら何が起きるのか、理解したいので」


メイが言った。


「私たちもだよ」


カイレンは彼女を見た。


「そこが、まさに私の心配です」


扉のところで、彼女は足を止めた。


「ギルド長としてではなく、十分に悪い決断を見てきた一人の人間として助言が必要なら、呼んでください」


「呼びます」


カイレンは去った。


家には手紙が残った。


卓の上の王印が残った。


そして、あまりにも静かに立つリニが残った。


彼は彼女へ近づいた。


すぐには抱きしめなかった。


目で尋ねた。


リニは自分から一歩踏み出し、額を彼の胸へ押しつけた。


「これを失いたくありません」


「失わない」


「あなたには分からないはずです」


「分からない」


彼女は目を上げた。


「では、なぜそう言うのですか?」


彼は彼女の頭に掌を置いた。


「必要なら、俺たちが支えるからだ」


リニは目を閉じた。


「いい娘だ、ですか?」


ほとんど壊れた笑みで、彼女は尋ねた。


「いい娘だ。今日はただ息をしろ。決めるのは明日でいい」


彼女は頷いた。


メイが近づき、横から身体を寄せた。


ベラは彼女たちの後ろに立った。


テリはリニの肩に手を置いた。


ノエルは何も言わず扉のそばへ移動した。もう宮殿から守るつもりでいるかのように。


シリアンは卓の端に座り、手紙を敵のように見ていた。


ヘラは炉のそばに立ち、その火はいつもより均一に燃えていた。


アイリは彼女たち全員を見ていた。


静かに。


笑みもなく。


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