第十五章
ルシアはメイを見た。
それから首輪を見た。
それから彼を見た。
非難ではなかった。
もっと悪い。
注意深さだった。
人を一目で決めつけはしないが、その最初の一目を忘れない者の見方だった。
「彼女を、組の所有物として登録したいのですか?」
彼はアステルのギルドの受付に立ち、この会話が一秒ごとに不快さを増していくのを感じていた。リニは彼の左側、少し後ろに立っていた。もう馴染んだ位置だ。メイは右側、けれど少し広く、都合のよい一歩分の距離を取っていた。彼の刃の動きも、手の動きも、万一の喧嘩から抜ける道も邪魔しない。彼女はそれを誰に聞くでもなく、自分で選んでいた。
背後の従者ではない。
隣の同伴者でもない。
側面。
「違う」
彼は言った。
「組の参加者としてだ」
ルシアが片眉を上げた。
「彼女は奴隷の首輪をしています」
「そうだ」
「それでも、参加者として記録したいと?」
「そうだ」
「組の名で依頼を受ける権利も?」
「いや。まだだ。依頼の判断は俺がする。俺がそばにいない時はリニがする」
メイの耳がぴくりと動いたが、彼女は黙っていた。
「報酬の取り分は?」
「契約が有効な間は、彼女の取り分は俺を通す。だが彼女の取り分として数える。食事、装備、治療、武器、服、訓練は組の金から出す。個人分が残るなら、俺が帳簿をつける」
ルシアはもう首輪ではなく、彼を見ていた。
「それが普通でないことは分かっていますか?」
「分かっている」
「奴隷の所有者の多くは、所有物か随伴戦力として登録します」
「俺は多くの所有者ではない」
右側でメイが小さく鼻を鳴らした。
リニは、ほとんど笑みをこらえたようだった。
ルシアはそれにも気づいた。
彼女の視線はリニからメイへ、そしてまた彼へ戻った。そして彼は初めて、ルシアが彼をただの受付に来た冒険者として見ていないことに気づいた。何かが変わっていた。礼儀ではない。彼女は最初から礼儀正しかった。信頼でもない。そこにはまだ遠い。むしろ、目の前にいるのは単なる変わった組ではないと理解し始めたのだ。
目の前には、危険で頑固な二人の若い女がいる。彼女たちは、若い顔に似合わないほど大人びた眼差しをしたその男を、ただ認識票上のリーダーというだけではない、何かそれ以上の存在として立てていた。
リニはそれをより上手く隠していた。
育ちが助けていた。彼女は姿勢を崩さず、落ち着いて話し、彼を頻繁に見すぎることもなかった。だがルシアはギルドの管理役だ。つまり、普段から恐怖、欲、嘘、執着を隠すのが下手な人間たちの中で生きている。彼女は見ていた。リニが答える前、彼の呼吸に耳を澄ませること。彼が自分の言葉を認めると、ほとんど分からないほど背筋を伸ばすこと。彼が穏やかに話しかけると、彼女の手首の周りを巡っていた訓練用の小物たちが、いっそう安定して回ること。
メイは違う隠し方をしていた。
もっと露骨に。
自分にはどうでもいいのだと、全身で言っているようだった。琥珀色の目、銀色の髪、獣の耳、尾、首輪、刃、短剣、牙。だが彼が「所有物」ではなく「組の参加者」と言った時、彼女の肩がわずかに変わった。力が抜けたのではない。違う。メイは人前では力を抜かない。だが彼女の中の何かが、殴られるのを待つことをやめた。
ルシアもそれを見た。
そして彼女の視線に、奇妙な表情が浮かんだ。
純粋な羨望ではない。
恋情でもない。
その中間にある何か。
彼女は富や美貌や幸運ではなく、金で買うことも、帳簿に書き込むことも、職務上の地位として得ることもできない、珍しい形のつながりを見たかのようだった。そしてそれが彼女に触れた。おそらく、彼女自身があまりにも長く受付の向こうに立ち、完全には戻ってこない組を見送ってきたからだ。あるいは、人が奴隷を買う姿と、その後に「対等な参加者」と言うことがどれほど稀かを、何度も見てきたからだ。あるいは、まったく別の理由かもしれない。
ルシアは帳簿へ視線を落とした。
「名前は?」
「メイ」
女獣人が自分で答えた。
「種族は?」
「獣人。銀の氏族」
ルシアが書き込んだ。
「戦闘での役割は?」
メイは牙を見せた。
「殺すこと」
ペンが止まった。
ルシアが目を上げた。
彼はため息をついた。
「近接戦闘。格闘。曲刀。双短剣。技能確認後に偵察」
「そう記録します」
ルシアは乾いた声で言った。
メイが彼を横目で見た。
「『殺すこと』の方が短い」
「報告書には悪い」
「報告書も殺せばいい」
リニが片手で口元を覆った。
ルシアが初めて、ほとんどはっきり笑った。
「報告書を殺せるようになったら、ギルドがあなたを永久雇用します」
「そんなことを約束しないでくれ」
彼は言った。
「彼女は試す」
「試さないことを願います。書類は生きたまま必要ですから」
ルシアは印を押し、メイに組の参加者としての仮のギルド標識を渡した。正式に独立した認識票ではないが、彼らの組に記録された証だ。紐のついた薄い金属片を、メイは噛むべきか迷っているように二本指で受け取った。
「必ずつけるのか?」
メイが尋ねた。
「依頼中は必ず」
ルシアが答えた。
「街の中でも、できれば。衛兵の質問が少なくなります」
メイは首輪を見た。
「印が一つでは足りないのか?」
ルシアはすぐには答えなかった。
「首輪は、あなたに所有者がいることを示します。ギルド標識は、あなたが働いていることを示します。それは別の話です」
メイはゆっくり頷いた。
「分かった」
彼女が「ありがとう」とは言わなかったことに、彼は気づいた。
だが標識はつけた。
自分で。
首輪の時のように。
ただ今回は、動きが少し軽かった。
彼らはまだダンジョンには入らなかった。
ルシアの言う通りだった。まず街を見て、仕事の中でメイを確かめ、地元の依頼を理解し、ただそこに闇があるというだけで飛び込むべきではなかった。
最初の依頼は、オバニクムでのものとほとんど同じだった。遠い牧草地から、小型の魔物の群れを追い払う仕事だ。
魔物たちは、骨の突起が背筋に沿って並んだ、脚の長い狐のようだった。速く、図々しく、噛みつき、だがあまり賢くはない。鶏を盗み、山羊を怯えさせ、一度は子牛を噛み殺した。牧場の持ち主が望んでいたのは、英雄的な戦いではない。二度と来なくなることだった。
メイは前へ出たがっていた。
始まる前に、マントの襟を掴んで止める必要があった。
「突っ込むな」
彼女の耳が動いた。
「小さい」
「だからだ。今お前が一頭を派手に引き裂いたら、残りは四方へ逃げる。俺たちは夜まで追いかけ回すことになる」
「速く全部引き裂けば?」
「そうすれば牧場主は、俺のところには、好ましくないほど速く動く女獣人の奴隷がいると知る。今のところ、そういう話は欲しくない」
メイは眉をひそめた。
「なら、どうする?」
彼はリニを示した。
「彼女が後ろの逃げ道を、弱い音と圧で塞ぐ。攻撃ではない。ただ、そちらへ行きたくないと思わせるだけだ。俺が右。お前が左。谷の方へ追い込む。そこで仕留める。短剣でやれ」
「退屈」
「だが金になる」
リニが静かに付け加えた。
「それに、役に立つ」
メイは彼女を見た。
「あんたも、今はそう言うのか?」
「はい」
「師匠に悪い影響を受けてる」
「知っています」
余計な緊張なく、彼らは終えた。
リニは本当に攻撃ではなく、圧を作った。背後に不快な風が立つような、細く、ほとんど見えない圧だ。魔物たちは理由も分からずそれを嫌がり、残された道へ走った。そこで終わった。メイが一度だけ飛び出したのは、骨狐の一頭が彼へ横から飛びかかった時だ。彼女は跳び、空中で魔物を受け止め、膝で叩き、短剣で仕留めた。
速い。
きれいだった。
「短剣」
終わった後、彼は言った。
「短剣は使った」
「膝の後でな」
「膝の方が速かった」
「正しい。だが、その魔物の皮膚に棘や毒や酸があれば、その膝が人生最後の便利な解決策になる」
メイは死んだ魔物を見た。
それから自分の膝を見た。
「分かった」
そして、どうやら本当に分かったようだった。
二つ目の依頼は木こりたちのものだった。夜の咆哮を聞いた場所を調べ、古い倒木のある所まで人々を護衛する仕事だ。怪物ではなく、群れからはぐれた傷ついた角猪だった。彼らは正面から戦わなかった。リニが結界で突進を止め、彼が前脚へ魔法を叩き込み、メイが横へ回り込んで、新しい曲刀で顎の下へ短く、ほとんど外科的な一撃を入れた。
その後、彼女は長く武器を見ていた。
「鉄は爪よりよく入った」
「そうだ」
「深く」
「そうだ」
「でも、爪の方が速い」
「今はな」
彼女は目を細めた。
「曲刀の方が速くなるよう教えるつもりか?」
「お前自身がもっと速く覚えると思っている。これを他人の鉄片だと思うのをやめればな」
メイは手の中で刃を回した。
「遅い」
「お前が爪みたいに動かすからだ。これは爪じゃない。長さも重さも軌道も違う。刃を自分の手にしようとするな。刃を刃として動かせ」
彼女は疑わしげに彼を見た。
「あんた、いつもそんな面白い言い方をするのか?」
リニがとても小さく言った。
「はい」
彼は彼女を見た。
彼女は笑みを隠した。
メイが鼻を鳴らした。
「分かった。見せろ」
そして彼は見せた。
朝ごとに。
「南壁亭」の裏庭で。彼らは部屋を二つ取っていた。一つは彼の部屋、もう一つはリニとメイの部屋だ。寝る場所の問題が、突然、望んでいたより複雑になったからだった。メイは最初、奴隷で戦士なのになぜ彼の部屋の扉の前で寝ないのか理解しなかった。リニは気まずそうにした。彼は、首に首輪があるからといって床で寝る理由にはならないのだと説明するのに疲れた。
「お前は組の一員だ」
その時、彼は言った。
メイは長く彼を見ていた。
「私は奴隷だ」
「契約上はそうだ」
「それでも組の一員か?」
「そうだ」
「対等に?」
「戦闘では、そうだ。食事では、そうだ。治療では、そうだ。装備では、そうだ。俺が間違っていると言う権利では、そうだ。契約から離れる権利では、まだ違う。そこは嘘をつかない」
彼女は黙っていた。
「だが俺は、お前を物としては見ない」
彼は続けた。
「犬としても。買ったナイフとしても。お前は『死の静寂』の戦士だ。組の三人目だ。戦闘中の俺の命令は即座に聞く。戦闘外では、何かがおかしければ言う。分かるか?」
メイはすぐには答えなかった。
尾がゆっくり揺れた。
「慣れない」
「俺もだ」
「主人は変だ」
「それはもう公式な特徴だ」
「リニと同じ部屋で寝るのか?」
「そうだ」
メイはリニを見た。
「怖いか?」
リニは落ち着いてその視線を受け止めた。
「少し」
「それでも?」
「はい」
メイは笑った。
「よし。寝てる間には噛まない」
間。
「あんたが光らなければ」
リニはこらえきれず笑った。
それ以来、二人は本当に近づき始めた。
柔らかくはない。
メイは鋭く、まっすぐで、皮肉屋だった。リニは育ちがよく、控えめだが、最初の日々ほど脆くはもうない。その違いは邪魔にならなかった。むしろ働いた。メイはリニの中の頑固さを引き出した。リニは不思議なほどメイを落ち着かせた。彼女がメイの一つ一つの棘に、恐怖や怒りで返さなかったからだ。
時々、彼は二人を見て、組は計画通りに集まらないのだと思った。
そして、おそらくそのせいで、正しい。
メイの父の話が出たのは、曲刀の訓練の後だった。
彼女は恐ろしい速さで学んでいた。
一日目。動きが広すぎ、獣じみた攻撃が多すぎ、突進に頼りすぎていた。
二日目。もう短くなった。
三日目。刃の距離を理解し始めた。
四日目。彼女は彼の練習用の打ち込みを受け流し、彼は危うく柄で肋を打たれかけた。そして胴へ一撃をもらった後、彼女はすぐに、なぜ止めを刺さないのかと尋ねた。
「訓練だからだ」
彼は言った。
「訓練でも止めは刺す」
「刺さない」
「私たちのところでは刺した」
それはごく普通の調子で言われた。
彼は刃を下ろした。
「お前たちのところでは?」
メイは肩をすくめた。
「氏族で。年長者が『打て』と言えば打つ。倒れて立たなければ、弱いということだ」
リニが眉をひそめた。
「子供の頃から、そう教わるのですか?」
「ほかにどうする? 私たちは宮殿育ちじゃない」
「私は……」
「知ってる」
メイが遮った。
「あんたが宮殿育ちなのは、あんたのせいじゃない」
リニは口を閉じた。
話が横へ逸れる前に、彼が入った。
「銀の氏族だったな?」
メイは布を取り、刃を拭き始めた。
「そう」
「父親は、そこで何者だ?」
彼女は鼻を鳴らした。
「老いた馬鹿」
「それは称号か?」
「本来なら氏族長になるはずだった。でも、氏族長が娘を賭け事で負けるなら、ただの老いた馬鹿だ」
沈黙。
リニが青ざめた。
彼は内側が冷えていくのを感じた。
「賭け事で」
彼は繰り返した。
「そう」
メイはどうでもいいことのように言った。
つまり、まったくどうでもよくないのだ。
「借金か? 政治か? 担保か?」
「賭け事」
彼女は繰り返した。
「酒。誇り。獣人は唸ることしかできないと思った商人との勝負。老いた馬鹿は、自分が人間よりうまく遊べることを見せようとした。最初に銀を失った。次に馬。次に一季節分の狩猟地の権利。最後に私」
彼女は笑った。
悪い笑みだった。
「氏族は、長の借りは氏族の借りだと言った。私は、氏族ごと穴に落ちればいいと言った。商人は人を連れてきた。私は三人を裂いた。それから網、眠り煙、鎖で捕まえられた。後は知っての通り」
リニが静かに言った。
「つらかったですね」
メイは彼女を見た。
「やめろ」
「なぜ?」
「柔らかく憐れまれすぎると、腹が立つ」
リニは少し黙った。
それから言った。
「では、彼は本当に老いた馬鹿です」
メイは固まった。
それから短く笑った。
「そう。本当に」
彼は何も付け足さなかった。
必要な言葉はなかった。
時には、人がどれだけの痛みを光へ出すか、自分で選ばせる方がいい。
ダンジョンへ入ったのは六日目だった。
深くはない。
英雄的にも、まったくない。
最初の調査済み区域。単純なギルド依頼。いくつかの組が引っかくような音を聞いた脇道を調べ、そこに小型の魔物がいれば討伐する。小型でなければ、戻って報告する。ルシアは最後の部分を二度強調した。
「見つけたものを全部、その場で殺す必要はありません」
彼女は言った。
「俺も彼女たちに同じことを言っている」
「では、あなた自身にも繰り返しておきます」
「妥当だ」
ダンジョンは街の真下ではなく、北壁の外にある古い石切り場の窪地にあった。かつて建築用の石を切り出していた場所だ。今では、そこに入口がある。斜面に開いた暗い裂け目で、新しい梁で補強され、ギルドと衛兵の詰所が置かれていた。中からは冷気と、かすかな金属じみた魔法の匂いが漂っていた。リニのものとは違う。生きた匂いではない。もっと古く、湿り、異質だった。
メイはその匂いを感じると笑った。
「いい場所だ」
「死ぬには?」
彼が尋ねた。
「狩るには」
「違いは細いな」
「弱い者には」
リニがマントを直し、静かに言った。
「自信過剰な者にも」
メイが彼女を見た。
「皮肉を覚えてきたな」
「よい見本がありますから」
彼はため息をついた。
「二人とも、勝手に前へ出るな。メイは右前方。ただし走り出すな。リニは中央。俺は左で少し後ろ、リニと背後を守る。狭ければ、メイが最初の接触を受ける。俺が仕留めるか逸らす。リニは俺たちの背中越しに、命令があった時、あるいは突破された時だけ動く。分かったか?」
「はい、師匠」
リニが言った。
「はい、主人」
メイが言った。
入口の番人が、妙なものを見る目で彼らを見た。
彼は、それが普通の状況であるかのように振る舞った。
中は暗かった。
完全な闇ではない。壁にはところどころ淡く光る筋が生えていたし、彼らにはランプもあった。だが、それでも一つ一つの角が生きているように見えるには十分な暗さだった。足元の石は不揃いで、湿っている。どこかで水が滴っていた。通路は広くなったり狭くなったりした。壁にはつるはしの跡があり、その上から、まるで石そのものが古い坑道を別の規則で書き換えようとしているような、新しい不規則な線が走っていた。
リニは訓練用の形を手首の周りに留め、ほとんど動かないほど小さく保っていた。メイは右側を、刃と短剣を持つ者とは思えないほど静かに歩いていた。今のところ右手には曲刀を持っていたが、指は明らかに爪として開きたがっていた。
最初の魔物が現れたのは二十分後だった。
引っかく音は、気のせいではなかった。
小さく、低く、灰色の皮膚と長い前脚を持つ魔物。瞼のない目、体の大きさに不釣り合いなほど広い口。横の裂け目から三体が一度に這い出し、暗い角からさらに二体が出てきた。大きくはない。だが速い。
メイが前へ飛び出そうとした。
「曲刀!」
彼は鋭く言った。
彼女はびくりとしたが、従った。
そして、それが彼女の手を救った。
一体目の魔物は顔ではなく、下から腿へ跳んだ。獣の癖のままなら、メイは爪で捕まえただろう。その代わり、斜めに曲刀を振った。鉄は魔物の肩と胸へ入り、壁へ弾き飛ばした。二体目が横から来た。彼は踏み込み、自分の刃に一瞬だけ魔法を込め、首を裂いた。三体目は二人の間をすり抜け、リニへ向かった。
リニは慌てなかった。
爆発させなかった。
ただ二本の指を上げた。
空気の押しが魔物を床へ叩きつけ、石の上に押し潰した。切っていない。焼いてもいない。ただ押さえた。メイが反転し、短剣で仕留めた。
残りの二体は裂け目へ戻ろうとした。
「逃がすな」
彼は言った。
メイはすでにそこにいた。
速すぎるほどに。
右手に曲刀、左手の短剣は走りながら抜かれていた。最初の曲刀の一撃が逃げ道を塞ぎ、次の短剣が、跳びかかってきた魔物の口の中へ入った。彼女は手を引き、死体を投げ捨て、最後の一体へ向き直った。
最後はリニが細い空気の一撃で壁へ叩きつけた。
叩き潰したのではない。
ぶつけた。
メイが終わらせた。
滴る水音とともに、静けさが戻った。
彼は息を吐いた。
「問題なし」
メイは曲刀を見た。
「遅い」
「その代わり、手は残っている」
彼女は爪を見た。
それから、背中に細かな骨の棘が並ぶ死んだ魔物を見た。
「そうだな」
「覚えが早い」
「私は老いた馬鹿じゃない」
「見れば分かる」
リニが静かに言った。
「あなたは、とても速く動きます」
メイの耳が動いた。
「あんたは、とても丁寧に撃つ」
リニが一瞬、戸惑った。
メイからの褒め言葉は、珍しい種類の魔法らしかった。
「ありがとうございます」
「気を抜くな」
彼は言った。
「裂け目を調べたら戻る。深くは行かない」
彼らは余計な危険を冒さず依頼を終えた。
裂け目の中には小さな巣があった。粘液、骨の欠片、不快な匂い。リニはそれを炎の流れで焼き払った。炎はあまりに細く、周囲の石は少し黒ずんだだけだった。彼は心の中で記録した。よい。とてもよい。以前の彼女なら、横穴全体を炉に変えていたかもしれない。
外へ出る時、メイの歩き方はすでに少し違っていた。
疲れたからではない。
考えていたからだ。
手には爪ではなく、曲刀があった。そして、どうやら初めて、それを屈辱だとは思っていないようだった。
ギルドでは、ルシアが報告を受け、魔物と巣の討伐を記録し、報酬を払った。小さいが、正当な報酬だった。それから彼女は三人を見た。
「初めての突入ですか?」
「そうだ」
「負傷なし?」
「なし」
「より深く行こうとしなかった?」
「しなかった」
ルシアは目を細めた。
「疑わしいほど理性的ですね」
「統計を壊すよう努力している」
彼は言った。
「続けてください」
夕方、彼らは中庭で訓練した。
力が余っていたからではない。
ダンジョンの後は、身体が覚えているうちに失敗を解体する必要があったからだ。
メイは最初の魔物へ放った曲刀の動きを繰り返した。最初は「人間っぽすぎる」と苛立っていた。それから彼は彼女に、さらに十回繰り返させた。五回目には角度を見つけた。七回目には加速を見つけた。十回目には、その一撃は彼女自身のものになっていた。
「そこだ」
彼は言った。
「もう、それは他人の刃じゃない」
メイは武器を下ろした。
息は速く、目は輝いていた。
「もう一度」
「明日だ」
「今」
「明日。覚えは早いが、お前の靭帯はミスリルじゃない」
「何だそれ?」
「どうでもいい。休め」
彼女は牙を見せたが、従った。
その間、リニは空気の圧を練習していた。攻撃ではない。斬裂でもない。ただ床へ押さえること。布切れ、次に木の板、それから石。動きが小さいほど、正確さは難しくなった。けれどダンジョンの後、彼女は以前より落ち着いていた。
「いい」
彼は言った。
リニは息を吐いた。
「巣を広く燃やしすぎませんでした」
「ああ」
「あなたたちの足元の魔物も、引き裂きませんでした」
「それも評価している」
彼女は微笑んだ。
メイはそばで曲刀を拭きながら、無関心でありたいのに失敗しているような表情で二人を見ていた。
彼は気づいた。
リニも気づいた。
そしておそらく、それが理由で、彼は一人にはもう自然になりつつあったが、もう一人にはまだ試していなかったことをした。
彼はリニへ近づき、彼女の頭に手を置き、軽く髪を撫でた。
「いい娘だ。よく抑えた」
リニは赤くなったが、柔らかく、慣れた反応だった。袖口の物たちは震えたが、形を保った。
「ありがとうございます、師匠」
メイはあまりに素早く顔を逸らした。
それだ。
嫉妬ですらない。
完全には。
むしろ、突然の理解だった。自分には求め方も分からず、期待する権利もないと思っていた形の承認が存在するという理解。奴隷は命令を受ける。戦士は評価を受ける。獣は首輪か肉をもらう。だが「いい娘だ」は、爪と牙としてだけではなく自分を見てもらえる世界のものだった。
彼は彼女へ近づいた。
メイが緊張した。
恐怖ではない。
自分が望んでいるものから身を守る準備だった。
「お前もだ」
彼は言った。
彼女はゆっくり顔を向けた。
「何?」
彼は彼女の銀色の髪に掌を置いた。
慎重に。
掴まず。押さえつけず。望むなら後ろへ引けるように。
彼女は引かなかった。
ただ、世界全体が消えたかのように固まった。
耳の毛が少し逆立った。尾が止まった。琥珀色の目は完全に動かなくなった。
「いい娘だ」
彼は静かに言った。
「覚えが早い。ダンジョンでも、俺が曲刀と言った時、爪へ走らなかった。よくやった」
メイは下から彼を見上げていた。
そして初めて、返す噛みつきの言葉を見つけられなかった。
顔にはいつもの笑みがなかった。怒りもなかった。あったのは衝撃だった。単純な言葉が、防御のない場所へあまりに強く届いたことへの、ほとんど痛みのような驚きだった。
やがて彼女は視線を落とした。
とてもゆっくりと。
「ありがとう……主人」
声が掠れていた。
そこにはあまりにも隠しようのない喜びがあったので、彼女自身がすぐに自分へ腹を立てた。
「私は子犬じゃない」
彼女は鋭く付け加えた。
彼は手を離した。
「気づいている」
「子供でもない」
「それも気づいている」
「なら……」
「なら、お前は今日、難しくて慣れていないことをうまくやった戦士だ。俺たちの組では、それは褒める」
メイは黙っていた。
リニはそばに立ち、とても静かだったが、その目には理解があった。からかいではない。嫉妬でもない。自分もかつて初めてその言葉を聞き、その温かさをどこへ置けばいいのか分からなかった者の理解だった。
「慣れますよ」
リニが柔らかく言った。
メイは鋭く彼女を見た。
「あんたは慣れたのか?」
リニは照れた。
「まだ完全には」
「でも好きなんだな」
リニはさらに赤くなった。
「はい」
メイは数秒彼女を見つめ、それから目を逸らし、小さく鼻を鳴らした。
「私もだ」
まるで誰かに戦いを挑むように言った。
彼はあまりはっきり笑わない程度の知恵を持っていた。
「よし」
彼は言った。
「なら二人とも覚えておけ。褒められたからといって仕事が消えるわけじゃない。明日の朝も繰り返す。リニは圧と小さな打撃。メイは曲刀、短剣、武器から身体への切り替えと戻し。それから軽い依頼か休息かは、状態を見て決める」
「はい、師匠」
リニが言った。
「はい、主人」
メイが言った。
二人はほとんど同時に言った。
それから互いを見た。
そして二人とも笑った。
違う笑みで。
リニは柔らかく。
メイは牙を見せ、少し照れながら。
彼は二人の前に立ち、組の均衡が本当に変わったことを急にはっきり理解した。
メイが攻める。
彼はリニを守り、近接支援を行い、隙が生まれた時に刃と魔法で動く。
リニは彼らの背後にいる。正確で、恐ろしく、ますます制御された力として。
完璧な形ではない。
だが、もう形だった。
偶然生き延びた者たちではない。
逃げる師匠と王位継承者でもない。
一つのものとして戦うことを学び始めた組だった。
「死の静寂」。
その名には、今、さらに意味が増していた。
そして、もしかすると初めて、彼はただ次の戦いを耐えられることを願っているだけではなかった。
いつか彼らが、その戦いがどこで始まり、どう終わるかを自分たちで選べるようになるのだと、信じ始めていた。




