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水球師の日常  作者: 桃花
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最近、周りが煩いなーっと思いつつも部屋でゴロゴロしていると会議出ていた旦那さんが帰ってきた。いつもなら、問答無用で会議に連れていかれて居たが、今日は診察が入っていたので同行しなかった。

ゴロゴロしている私を起こして膝にのせる動作は流れるように綺麗なのは如何なことでしょう?疑問に思いながらも会議で決定した事を教えてくれる。一応は、分家だけど当主でフィールドを任せられているから権限も有ったりするからだ。

「あの女の処遇が決まった。紅蓮家の妾として嫁に出す。とのことだ」旦那さんの言葉に驚き確か、一族の誰かに嫁に行く予定だったよね?と確認する私を見て

「そう言えば、優希は知らなかったんだよな」と言いつつ教えたくれた事柄に頭痛しかしない

「何で教育係に噛みつくのかな?しかも、他家が来ているなかで騒動を起こすとか・・・・」

「だから躾に厳しい紅蓮家に妾として出されるんだ。紅蓮家に借りが出来るが、あそこなら安心して預けられるからな」旦那さんの言葉に頷くことしかできない。

「それと王都にいく時期が決まった。乾季の少し前になった」そう言われてタイミング悪くない?っと聞いてしまった私は悪くないはず

「それについては、お前の体調を鑑みて出された結果だ。先週も、調子がいいからと言って水球作りをして熱を出したのはどこの誰だ?あまり無理すると手足を折って動けないようにしてしまうか、戒めを着けてしまうぞ」そう言いつつ手首を撫でている旦那さんに恐怖を感じて頷くしかない私を見て、優希はいい子だから大丈夫だよな?と念を押してくる旦那さん。チョッと恐かったです

旦那さんに脅されてから無理なことはせず医者と旦那さんに確認して許可が出た仕事のみしていたらいつの間にか謁見の時期に。

彼方側の要望により本来1週間かけて上洛する予定が3日で行かねばならなくなった。先だっての約定が変更されたので旦那付き添いが介助のもとと変更になったのには文句を言えない筈だ。

寝ても覚めても馬車に揺られて居るせいで具合が悪化し発熱してしまった私。休憩などあまりとれないと言うか馬と人員を交換するだけの間しか馬車が止まらないと言う強行軍に同行した医師があり得ない。と憤慨しているのを虚ろに覚えている

予定通りに3日で到着した王都で休憩も入れずに身綺麗にして謁見しろと言われた辺りで、旦那さんと医者が切れてた。ついでに一緒に移動していたフィールドの精霊さんも切れて王宮に巨大な水柱が乱立。王宮がパニックになったそうだ。先に王宮に派遣されていた一族の者が間に入り、主に旦那さんを宥めて事なき終えた。と見舞いに来た従兄弟に聞いたのは、熱が下がり布団からやっと起きられるようになってから。

「もう少し対応が遅かったら国の機能が停滞してしまっただろうね」にこやかに教えてくれる従兄弟とそれにいい気味だ。と言っている旦那さんをどうにかして欲しい今日この頃。私の体調を思っての行為だとしても、国の機能を停滞させるような攻撃をしないで欲しい。とうなだれている私に「どうした?」と聞きながら世話を焼こうとする旦那さんを見て、あきれつつ「ぶれないよね」なんて笑っていられるのは、従弟だからなんだろうけど。

「謁見は君が動けるようになってから。そう質言をとってきたから大丈夫だよ。それと、ここ(王宮)だと安心して養生出来ないと進言して置いたから、そのうち王都にある屋敷に戻れると思うよ」にこやかに30分ほどで帰っていく。面会後、疲れたなーっと感じていると起こしていた半身を旦那さんに布団に戻されてしまった。

「もう少し体力が回復したら移動する予定だ。だからゆっくり休め」目の下に隈を作りながら微笑かけられてしまっても困ります。多分と言うか、絶対1人でこの部屋を死守しているんだろうけど。周りは敵だらけなら私もどうにかするよ?布団をかけてくれた旦那さんの手を握り「一緒に」声を掛けるとニヤッと笑っているけど、一緒に寝ようって言ってるわけじゃないんだからね。の意味を込めて睨みつける私に溶けるような笑顔を向けた後、部屋を出て行った。私に出来ることと言えば感知できる範囲に水属性のトラップと悪意・利用しようとする者を通さないように配置するくらいだ。発動するための力は、トラップを踏んだ人から徴収できるように弄った陣を配布するまで。

「これで、ゆっくり寝れると良いんだけどな」思いつつ目を閉じ体を休める。

 「ほんと君ら夫婦はどうなってんだ?」従弟の呆れたような声で目が覚めると部屋が変わっている。見たことのないような部屋なので、王都にある一族の屋敷ではない事はわかるけど・・・そもそも私が起きているのに旦那さんが居ないということが不振に思っている私を見て

「ああ。君の番犬と言うなの旦那は、働きすぎるから強制的に睡眠をとってもらっているよ隣の部屋で。ついでに、ここは王宮の奥にある後宮の一室だから」しれっと言っているけど後宮ってなんですか?王以外が入れないから安全。そんなわけないでしょこんなに穴だらけの警備で・・・そう思っているとおでこをパチンっと叩かれた。

「こんな穴だらけとか思っているけど、普通はこれでも鉄壁と言えるレベルなんだよ!!」呆れながら怒られてた。なんで?

「君らが作った”鉄壁”の守りなんて普通は実現不可能なものだからね!!」ぷんぷんと怒っている従弟。

「そもそも、あのレベルを普通の人間が出来るようなものではないんだよ。どれだけ自分の命を削っているんだよ」とっても心配をかけたようなので一応、感謝しておくとするか。口を開こうとすると

「心配してもらってありがたい」と旦那さんの声。布団から出れないので首だけ動かしても声のした方向はカーテンがかかっているから見えない。ゆっくりとした足取りで近づいている足音がぐもって響く。カーテンを退ける手を見えたかと思うと顔を見てくる旦那さん。少し回復したようで顔色がよくなっている。

「しかしながら、あのくらいの守りで我々は壊れたりしませんよ。それより、ここは女臭くてかなわない。別のところは無いですか?そもそも私たち夫婦が作った”鉄壁”に何故国王が居るのでしょうか?

国王ってあの部屋に移動したの?疑問に思っていると

「そうだ」旦那さんが、口を出してないのに疑問の答えをくれる。人の顔を見て疑問を察してくれるのはうれしいけどたまに怖いよね。ドン引きしている従弟に目配せすると少ししてからうなずいてくれる。

「それより。ここにいると体力をとられる。さっさと謁見でもしてしまった方が良いのでは?」旦那のこの一声で、あれよあれよと言う間に謁見の日取りが決まった。

一応回復したと言っても、それでもふらつく体を思って椅子を用意してもら得れるように交渉して、謁見の間まで旦那さんが抱いて移動。中では手引き介助にて椅子まで誘導。一礼したのち椅子に座り謁見っと言う流れで打ち合わせしたが、そのまま抱っこして椅子まで運んでくれた旦那さん

それにしても、王様ってこんなに若かったけ?と玉座だと思われるところに座っている青年を見ながら思っているとドカッと用意している椅子に座ってしまう旦那さん。あれ?打ち合わせと違うよね。それと左右に重鎮をそろえて私の顔をさらすとか言ってなかったけ?疑問浮かんでくるがその疑問の答えを示してくれるのも旦那さん。

座りながら何やら陣を発動している。内容はドロドロで受けた人は苦しみ悶えるというものだが、遅速性でかつ即効性があるという矛盾がある。それがちょうどいい塩梅で混じり合っている。理論も間違っているようで間違ってない?っと目の前で発展している陣を見ていると対処をが”王族”となっている・・・

目の前に座っている金髪碧目の人間は、王族で旦那さんの中で、今のうちに摘んでいた方が良いゴミらしい。となれば、答えは簡単。私に攻撃したであろう第2王子だということだ。陣が発動しているのがわからないの馬鹿なのか。知っていて逃げずに笑っている豪胆なのか?

「挨拶もなしでいきなり座るとは、しつけがなってない」そう憤慨している。しかも、陣が形成されてその身にまとわりといているのに気付いていない所を見ると前者みたいだ。

「挨拶はすでに澄ましている。王でもないものが玉座に座るなど笑止。そこに座る資格などお前にはないだろう」呆れながらそういう旦那さん。私の伴侶兼護衛なんだから礼儀作法が出来ないということは無い。むしろ完璧にこなせる。

「は。この椅子に座るのは父上でも無能な兄上でもなくこの私だ!!それなのに」と続く小うるさい話は聞きたくないので、旦那さんを見上げると解っているとばかりに頷きまとわりつかせている陣を定着させた。じわじわと痛みを感じかつ大切な臓器はすぐに修復不可能にしてしまう最恐な陣を。

「では、私たちはこれで。後は好きにすればいい」どこかに声をかけ立ち上がりそのまま私を抱いたまま退出していく旦那さん。どっかに王様たちが控えていたんだーっと場違いな事を思っていたりする

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