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水球師の日常  作者: 桃花
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本家に戻るとすでに木村先生がスタンバイしていた。私の顔を見てから旦那様の方を睨んでから「ベットへ」と旦那様に指示だしをしている。そんなにひどい顔色しているのだろうか?いつも通りの仕事しかしていないんだけど・・・

ベットに寝かされてすぐに診察された。

「無理な発動したでしょ」木村先生に聞かれた。

「しかし、30分ほどの発動時間だったが?」答えつついぶかしげに聞いている旦那様。

「たった30分だと思っているだろ。足元を確保して天地に陣を複数発動・起動している。しかも、いつの間にか獲得してたタカの目を発動して上空の状況を確認したと聞いたが?」医師が旦那に確認をとっている。それにうなずき肯定している。

「それをいつも通りだといったと聞きましたが?」寝いている私にきつい目で聞いてくるので、頷くのを確認してから本当にダメダメだ。と言う風にため息をつかれた。

「いいですか?日常生活が出来る程度にか治ってない肉体に負担をかけてどうするのですかぁ。しかも、複数に天地の陣を出しているとかどういうことでしょう。人手が足りないということは理解できますが、医者にケンカ売っているんですか?神経を削るような仕事をするとか。療養の意味がないでしょ。止めるためにいるはずのあなたも一緒に現場に出るとかどういう了見ですか?」ぐいぐい旦那様に迫っている木村先生と逃げ腰の旦那様を見て珍しいこともあるんだな。と見ているといつの間に寝ていたらしい。

目を覚ましたら点滴を変えている看護師さんに目が合う。点滴?疑問に思っていると

「起きましたか。先生」すぐそばにいるように声を掛けているので左側を見てみるとカルテを記入している木村先生が居るが旦那様が居ない

「彰孝は当主に呼び出されている。そろそろ帰ってくると思うが。不安になったか?」からかいを含んでいる声で聴いてくる木村先生

「そうですか。そろそろ返却しないといけない時期かと思っていたので。少しは寂しいですけどね。で、なんで点滴?」心うちと疑問を口にした

少し驚いたような顔をした後「そうか・・点滴は一応だ。脱水症状を起こされたら困るからな」点滴について説明してくれる。

「そうですか。周りの被害と国の申し開きは」

「それは俺はわからないな」ペンをクルクル回しながら言う木村先生。まあ、本家の医者と言ってもそこまで情報通ではないだろうし。私の方に集中していたらわからないだろうから。見舞いに来た兄にでも聞けばいいだろうなーっと思っていると部屋に入ってくる人が居る。

「よ。絞られたか」木村先生が声を掛けているところを見ていると旦那様なんだろう。

「あー。起きたか?」疲れたような声を出しながらベットに近づいてくる足音がする。ベットに腰掛け顔を覗き込みながら。

「起きたか」と言いつつ頬を撫でてくれる。気持ちいいのでそのまま撫でさせていると

「で。どんな事を命令されたんだ?護衛を下されるとか?」聞いている木村先生

頬を撫でつつため息を付いた旦那様。

「お咎めは無し。夫婦だからな任を解かれるとかは無いが注意を受けた。あの状況で応援に駆けつけない優希ではない。と言うことは理解されていたが、今後このようなことが無いようにとの仰せだ」

「へー。甘い沙汰だったな。てっきり降ろされると思ったが」木村先生の考え方が本来の考え方だから何とも言えない。

「ああ。護衛としての力量と優希の精神的安定が決めてだったみたいだ。人嫌いだから慣れている人間じゃないとストレスになるだろうからとの精神科医からのコメントが有ったからな。だから、もう無理はだめだからな」と言い終わるとキスをされました。なんで?

「今日は安静に過ごしてくれ。明日に精密検査するからなそれで何ともなかったら数日様子を見てリハビリを再開していい」そう言って退室していった木村先生。

「安静にか。風呂もダメなんだなこれも(点滴)もあるし。終わったら看護師を呼べば外してもらえるが、ちょっと邪魔だな」点滴の管をプラプラさせながらそんな事を言っている旦那様。何をする気でしょうか?

「当主からの伝言だ“今度、無理したら軟禁ではなく監禁にするからな”だそうだ。困ったな優希」とってもいい笑顔で怖い事を言っている旦那様。

「は?監禁ってなんですか。今だってほぼ監禁じゃない。そこまでやばいの?」

「やばいな。ここまで手を伸ばしてくるとは思わなかったみたいだし。一応、可能性が有ったので準備していたがな。国は本当に困ったもんだ」はーっと言いつつ体を起こしてくれる旦那様。

「食事は何が食べたい?点滴は脱水予防だろ」確認をとってくれるのでおかゆをお願いした。

「そういえば、外は大丈夫だったの?私が抜けた後」気になっていたので聞いてみる。教えてくれない可能性もあるが。

「ああ。あの後、国の救済が来た。今回の騒動は第2王子の仕業らしい。詳しくは総一郎さんが来るからその時に聞いてくれ」詳しくは、教えてくれない所を見ると面倒なことらしい。横に座り頭を撫でてくれている旦那様。落ち着くんですけど、なんかなーっと思っている所に障子があく。

「お。大丈夫みたいですね」そう言ってご飯をサイドテーブルに置いてベットに寄せてくれる。ご飯を持ってきてくれるとは思ってなかったので驚いていると

「内部でもちょっと問題がありましてね。お前ごと彰孝を国に渡してしまえと言う声もあるので。フィールドを知らない人たち煩い・煩い。ちょっとお灸をすえてやろうかと思っているんですよ」困りましたよ。と背中に黒い何かを背負って話しているのでちょっと怖い。

「手が止まってますよ」ご飯を食べるように進められておかゆを口にする。少し薬臭い感じがしたのでレンゲを置く。それを見てどうした?と心配そうに声を掛けてレンゲでご飯をすくい1口食べてからぺっと出すし総一郎さんに向き合う旦那様。

「これは誰が作ったのですか?何故、睡眠薬が入っているのでしょうか。しかも、優希が体調不良を起こす系列の薬です。これは」

「なるほど。ご当主が優希の側から離さないわけだ。残念だよ」やれやれと言った風に総一郎さん。

「国からの要請で。家の所属しているフィールド契約者を移動させたかったが、当主様がうんと言わなくてね。優希は、陣を弄ることも上手だから優遇してくれると言っていたんだが」椅子から立ち上がりながら言う総一郎さん。

「国の要請で。使い捨てされるが落ちなのに何を考えたのやら。ここで優希を拉致ってもすぐに捕縛されるぞ」守る体勢になりながら言い捨てる旦那様。

「そうでもないさ。彰孝。君が手伝ってくれると優希を安全に国に渡せるんだけど抵抗するなら致し方がない」総一郎さんが言いながら何かを呼び寄せているが、この部屋に許可したもの以外入れないようになってますから。手下が来ない事に少し焦っている総一郎さん。

「残念でしたね」そういいながら入ってきた兄の部下に捕まって連行されていった総一郎さん。

「優希は。大丈夫そうだね。それにしても総一郎さんが首謀者だなんて残念だね」兄が来てからがっちり抱きついているのを見て困った笑いをしながら先ほど総一郎さんが座っていた椅子に座る。

「ご飯は後から届けさせる。明日からもう少し奥に部屋を移動しないといけないか。それと、国のごたごたが終わるまでは外出するのは控えないとだめだからリハビリは通院じゃなく家ですることになるからね。井上先生にも声を掛けて本家務めにしてもらわないといけないね」嬉々として軟禁からレベルアップしている内容を聞き頭が痛くなる。

「どうしてそうなるのかな?そもそも国のごたごたって何さ。ほぼ第1王子で決まってるのでは?」私の疑問を頷いてから

「そうなんだよ。第3王子は隣国に婿入りすることが決まっている。王女たちは他国に嫁入りするのと降嫁することが決まっている。あがいているのは第2王子のみ。今回の騒動もその影響だね」なんでもなさそうに言う兄。

「いや。そんな簡単に言われても。すぐに落ち着くことじゃないでしょ?来季はどうするのよ」

「行くよ。ただし、護衛とか護衛とかがたくさんついて行くことになるだろうね。うちは大丈夫だけどね」何とも無いように言う兄と同意している旦那様を見てどうにかなるかしら?と思うことにした

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