↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女は無理がある?!〜魔法の呪文をヘビメタにのせて♪〜  作者: 朱井笑美


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
83/103

83

 私達はたっぷり街歩きを楽しんで屋敷に戻った。

 だが、食べ歩きし過ぎてお腹が苦しくなったので、夕飯が入らなくなってはいけないと、消費の為に伯爵家の修練場で体を動かす事にした。


 運動の内容は、ほぼ第二王子殿下の魔法の練習だ。

 彼はこれまで重力魔法の基礎を学び続けてきたと言っていた。魔力も安定したと聞いたので、次の段階に入る時期だろう。


 重力魔法は攻撃も凄いはずだが、恐らく補助魔法にもかなり使えるはずだ。なんせ人に対して重力を減らせばスピードアップに繋がるし、武器に適応するなら武器を軽くできる。

 そして自分を宙に浮かせたり、他人を浮かせる事も可能なのではないか?!


 まずは補助的な魔法を鍛えてもらおう。

 その後、攻撃の方だな。もしかしたら念動力に近いことも出来るのでは?!そして最終的にはメテオとか!…いかんいかん!ちょっと中二病を発症しかかってしまった。

 まあメテオは最終プライオリティだな〜そもそも呪文も分かんないし。


 なんかしっかり第二王子殿下を面倒見る気でいる自分に呆れる。

 彼がアーモンドにも、弟にも面影が重なるからいけないんだ…。まあ重力って言う、ちょっと珍しい属性にも興味があるし。


 プリシラは準備運動の後、さっき思い付いた補助的な魔法の使い方を殿下に伝えてイメージしてもらおうと思ったが…まずは人が持つ武器の重さを軽くするところからがいいかな〜。

 確か彼は、これまで物に対する重力操作を繰り返してきたと言っていたしな。


 殿下の護衛騎士が持つ大剣を台の上に置いて、質量を軽くするよう伝えてみる。するとその魔法は直ぐに発動できた。

 護衛騎士も大剣を振って驚いている。しかもそれぐらいなら意識しなくても、しばらくは持続可能だというから相当訓練したのだろう。


 なら次は広範囲効果だな〜。

 複数の武器を一斉に軽く出来るなら、戦闘効果が上がる。ベストなのは戦闘開始時にその魔法が発動できることだ。

 問題は方法だ。


 最初から武器を軽くして持たせる方法はリスクは少ない。

 だけど騎士個人の武器を、事前に集めておくのは難しい。できれば武器を持った騎士を並べて、武器を軽くしていく魔法練習をやりたいが、それはきっと許可がいるな。

 その魔法は許可を取ってから後日、練習だな〜。


 今日は、主に自分に対する重力操作を練習してもらおう。

 第二王子殿下は自分が役立つ魔法を使えると知ると、とても嬉しそうだった。それに今まではきっと怖かったんだ。

 自分の魔法で、他人や物に危害を及ぼす事を恐れたんだ。


 だけど今は私がいるから安心して魔法を使えるのだろう。

 しかし私は責任重大だ!何かあったら、ディスペルどころではないかもしれない。

 それこそ自分にバリアを張って、彼の魔法に飛び込んでいく事だってあるかもしれないのだ。


 そうだ!姉に頼んで、私も殿下達と同じ魔法効果のハンカチを作ってもらおう。これまでは物理だけ防げればいいと思っていたけど、殿下の魔法練習の相手をするなら魔法防御も必要だ。

 咄嗟にバリアを張れないかもしれないしね。


 色々、考えていたら日も暮れてきて、夕飯時にちょうど良いくらいお腹も空いてきた。

 その日以降、私と第二王子殿下は朝は砦の方の鍛錬に加わり、日中は伯爵家の修練場で魔法の練習をするのを日課とした。そうすると面白いくらいに伯爵家の人達とかかわらないで済んでいる。


 そしてこっちには、セザンヌという間者もいるので伯爵家の情報が逐一入る。

 あっちも、こちらが遊びに来ている訳ではない事を分かっているし、第一王子殿下や侯爵令息、私の父が無事に戻って来るまで、お茶会などのイベントも控えているようだ。

 私達も遊んだのも最初の日だけだったしね。


 今のところ国境の川の様子にも変化はなく、魔物の発生情報もないし平和な日が続いていた。

 そうして5日が過ぎる頃、そろそろ第一王子殿下ご一向が戻って来るという一報があった。予定より少し早い気がする。

 だがそれと同時にセザンヌも、侍従殿も気になる情報を入手していた。


 どうやら第一王子殿下は隣国から、あちらの貴人も伴って戻って来るらしい。

 それは王族なのか貴族なのかはハッキリと分からないらしいが…モネや伯爵家の人々が話す様子によると、王女なのでは?と言うのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。