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第16夜

気がついたら僕は神陰学園の保健室のベッドにいた


「ここは保健室?……なんで?」


一体何があったのだろう?小鬼は?皆は大丈夫なのだろうか?


ベッドから起き上がろうとした時


「寝てろって言ってンだろッ!!」


「ゲフッ!」


いつの間にいたのだろう?阿比王の蹴りによってベッドに無理矢理寝かされた


「阿比王……『寝てろって言ってンだろッ!!』って今聞いたんだけど……」


「はっ、お前が起き上がる寸前に言ったぞ。直ぐに気づかないお前が悪い」


鼻で笑いながらそう言った阿比王。やっぱり一発位殴りたいなぁと思った時だった


ガチャッ!


「広野江!」


「広野江君!」


瀧月君と美咲さんが入ってきた。瀧月君は嬉しそうに、美咲さんは心配していたのだろう、目元にうっすらと涙が見えた。


そして、亜矢椿先輩は僕が起きていることにホッとしているようだ。


「それにしても凄かったな!」


「えっ?何が?」


瀧月君からの話によると、僕が祖父から教えて貰ったおまじないを唱えると、強力な術ができ、小鬼達のほぼ全員を倒したこと。ただし、その後僕は気を失って倒れたのだが、霊力をちゃんとコントロール出来ずに放った為に倒れたらしい。


倒れた僕を今がチャンスと思った残りの小鬼達が僕に襲いにかかったが、阿比王が瞬殺(という名の半殺しを)したそうだ


亜矢椿先輩からは、「あの真言はまだ習わないハズだろ?何故知っていたのか聞いてもよいか?」と聞かれたので、祖父がおまじないにと教えてくれたと言った。


その事を聞いて亜矢椿先輩は物凄く複雑そうな顔をしていた



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