第14夜
「とりあえず皆走れ!」
「「「はいっ!」」」
「あっ!逃げんな!連れてきたんだから戦えッ!!」
「無茶言わないでよ阿比王ッ!!一体何体連れてきたのさ!」
「20……嫌、30だったか?」
「スパルタだぁぁぁぁあぁぁあぁぁ!」
叫ぶしかなかった。元々四人中1人は足手まとい、1人は回復サポート役、2人は攻撃だったし、このうち僕を抜かした三人は霊力ギリギリだった。
そんな最中の阿比王のこれでもかッ!!って位に沢山連れて来た小鬼達。奴等も僕らを必死で追いかけている。これが本当の『鬼ごっこ』とか思ったらダメだ。
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何とか小鬼達から逃げ切り、只今叢に隠れている。
「しかし………ゼーハー………一体全体……ゼーハー………どうやったら……ゼーゼー………こんな、ハーハー……大量………ゼーハ-……小鬼を……ハーハー……連れて……ゼーハー……来れるんだ………」
「あっ?んなもん仲間みたいにワイワイ騒いでる最中のコイツ等のうち数体半殺して怒らせて連れて来たにきまってんだろ?」
瀧月君の疑問にさらりと答える阿比王。ってか怒らせてまで連れて来ないでよ……
走るダケでもしんどいのに……
「何故倒そうとしなかったんだ?」
「あっ?俺は元々雑魚に用はねぇー。強い奴と戦うことが好きだからな」
「戦闘狂かよ」
阿比王が戦闘狂だと言うことを、僕は阿比王と出会ってから今まで共にいたからもうしっている。
「でもどうしましょう?このままだと見つかってしまうんじゃ……」
美咲さんの言う通りだ。ただ叢に隠れたダケだと直ぐに見つかる、どうすれば……




