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ブルーマウンテン ラボラトリー  作者: ko☆gorou
第一章 王宮の学生 タッ君
13/33

晩餐

8/1 19:37


「コンコン…」


ドアをノックする音が聞こえたので僕は慌ててパンツを脱いだ



ドアが開くとそこには半袖が立っていた


「何だ…まだ着替えてなかったのか?」


半袖は僕の左手中指を見て微笑みながらそう言うと


夕飯の支度が出来たから着替えたらリビングに降りてくるように伝えドアを閉めた




僕はパンツと靴下を履きナイトキャップをかぶるとリビングへと向かった


リビングには僕以外全員揃っていた



老人はテーブルの席に腰掛け箸を両手に一本ずつ持って


「ハンバーッグッ!!ハンバーッッグッ!!」と言いながら


箸でチャンチャンチャンとリズムを刻んでいいる



半袖はソファでテレビを見ながらガラステーブルの上で


コップに注がれた緑色の液体にプロテイン(グレープフルーツあじ)を入れかき混ぜている



お姉さんはしゃもじを持って炊飯器の前で微動だにしない



どこの家庭でも見られるいたって普通の夕餉前の雰囲気だったので僕はほっとした



僕は老人の向かいに座ってリモコンを使いチャンネルを8ch武士TVに変えた


すると半袖がソファから立ち上がりゆっくりとこちらを向いて


「…タッ君…わかっているじゃないか」と言いながら僕の隣に座った




毎週月曜夜20時は8ch武士TVで国民的ドラマ【片頭痛侍】が放送される日だ


しかも今日放送予定の第五話【青天の霹靂】では


な!な!な!何と!!ドラマのアイドル的存在【ありん】の入浴シーンがあるとかないとか…



微動だにしなかったお姉さんもチャンネルが変わった途端


手にしたしゃもじでホカホカごはんをよそい


鍋で温められていたレトルトパウチをその上にあけテーブルに配膳し老人の隣に座った



『いただきます』



食事を始めるとほどなく番組が始まった(http://ncode.syosetu.com/n1738bd/)


僕らは用意された豚丼を食べながら番組に夢中になった


そして…3回目のCM明けに【能心】がとうとう言い放った


「ありん。お前体を洗ってこい。ちょっと臭うからな。それで着流しに着替えろ。そうすれば追手もお前だとは気付かないんじゃないか?」



半袖は「よし…いいぞSAMURAIグッジョブ…」と呟いた



それを聞いた【ありん】は土間を…締め切って…体を拭いている…ようだ…



しかしTVに映し出されたのはSAMURAI二人が待っている映像だった



「シィイイ゛イイィット!!!」



半袖は両手で拳を作ると力強くテーブルを叩いた


老人は体全体をプルプルと震わせていた


お姉さんは箸を持ったまま固まってしまっていた




僕が半袖の方を見ると半袖も僕の方を見た


「タッ君【娯楽室】へ急ごうあの部屋にはPCがある作者にメールするんだ…!!」


僕は無言で頷くと席を立ち【娯楽室】へと向かった





 




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