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恐慌
8/1 18:27
『はぁ…』
あたしはぐつぐつと鍋で煮込まれるカレーを見ながら
小さく溜息をついた
明日から始まる試薬検査の緊張からか
朝からちょっとしたミスが続き精神的に少しやられてしまっていたのかもしれない…
【黒衣】さんは意味の分からない電話をかけてくるしもう軽くパニック状態だった
そこにきてやっと決まった大事なアルバイトをエレベーターに挟むという
最悪のミスを犯してしまった…
今考えれば彼を先に降ろして私が後から確認して降りるべきだった…
そんな事を考えていると研究室につづく部屋への扉が開く音がした
視線をやると【栗栖】が裸の【タッ君】を子供に小便させるような格好で持って出てきた
私は咄嗟に両手で目を覆い右手の人差し指と中指の間を少しあけてしっかりと見た
【タッ君】のは可愛らしい感じだった
エレベータの扉が閉まる音がしたのと同時に炊飯器がけたたましい音を立てた
「テテテテ テテテテ テテテテテー ゴハン ガ タケタヨ オッキロォ!」
私はずっと起きている
私はカレーがおいしそうに出来上がっているのを確認しテレビを消した
そして豚丼のレトルトパウチを棚から4つ取り出すと丼を4つ用意し
来たるべき時に備えしゃもじを持って身構えた




