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社畜リタイア求職中が異世界転生はしたいけど条件が厳しくて転生先が見つからない  作者: てんまる99


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住んだら都、になるのか?

ぼちぼち書いてます‥。

やはり冒険に宿屋は付き物ですよね

何時間か掛けて俺達は夕刻に最寄りの町に着いた。

町と言っても城塞都市の様な大規模なものでは無い。


村よりは大きめ、と言ったところ。

住人は1000人以下だろう。


村の周りには木でできた柵があった。

人間の侵入を防ぐ程強固なものでは無く、動物避けと言ったところか。


門番などは居ないのでそのまま町に入った。


「とりあえず、この町で過ごすのか?」

「そうですね‥どこか夜を越せる場所を探さないと‥」

「宿屋、とかは?」

「お金、持ってます?」

「いや‥駄目か」

いきなり初心者殺しのシチュエーションなんだが‥。


「いくつか道具は有ります。それを売って見ましょう」

チロルはそう言うと、歩き始めた。


途中、何人かの住人とすれ違う。

ほとんどの人間が女性だから、あの人たちも全員女性なのだろう。

ただ、中には見た目がかなり男性っぽい人も居た。

そのせいか、特に疑われることもなく町中をうろつく事ができる。


「一体、どこへ?」

「道具屋が‥あ、ここです」

1軒の店の前で立ち止まる。


『道具屋』


「‥あれ、字が読める」

「サービスで知識はこちらの世界に合わせて変換して有ります」

「そ、そうか‥」

どうせなら、もっと別の能力をサービスしてくれても良いのでは‥?


チロルが道具屋のドアを開け、声をかけた。

「すみませーん。道具の買い取りお願いしますー」


「はいよ? おや、随分可愛いお客さんだ‥アンタの連れかい?」

恰幅の良い店主が奥から出てきた。


「ええ、まぁ」

「それで、買い取って欲しいのは?」

「これです」

チロルがカウンターに上げたのは、事故の時におれが身に着けていた、カバンとサイフと定期入れだった。


「ふーん、変わった形だね‥金具はよく出来ているが‥」

店主は細かくチェックする。


「作りが弱いねぇ。これじゃ銅貨、2、3枚かな」


銅貨3枚だと1日の食事にも足らない。

‥そう言う知識は身に付いていた。


「もう少し、何とかならないかな?」

「難しいねぇ、使い古しだろこれ」

「それはそうだけど‥」

道具は売却すれば無くなる。

最後の財産でもあるわけだ。


「あのー、野犬の毛皮って値段つきますかー?」

チロルが尋ねた。

「毛皮‥程度が良ければ銅貨4、5枚にはなるよ」

「町からちょっと離れた草原で、野犬を6、7匹を倒したんだが‥」


店主は俺の顔を眺め、破顔した。


「アハハ、冗談はよしとくれ‥アイツら倒すには王都の冒険者を雇わないと‥」

店主はそこで俺の顔を顔を改めて見た。


「本当なら‥野犬には懸賞が出てる。銀貨2、3枚にはなるよ」

「すまん、この町に来たばかりで、その辺詳しく無くて‥手数料出すから代行してくれないか?」

「ふうん、1割出すならやるよ」


懸賞の代行で1割は取りすぎの気もするが‥背に腹は代えられない。


「分かった。頼む」

「商談、成立だね」

俺と店主は握手をした。


それからの店主の仕事は早かった。


俺から草原の場所を聞くと、知り合いの荷馬車を頼んで死体を回収、役所で懸賞金を受け取るまでを、その日の内に終わらせた。


よそ者の俺だったらこうはいかない。

やはり、頼んで正解だった。


その日の夜、店主は俺に懸賞金を渡しながら尋ねた。


「あんた、この町には来たばかりなのかい? 宿のあては?」

「いや‥あまり手持ちも無くて。よそ者で全然勝手が分からないんだ」

「なるほど‥そこの飯屋の2階なら安く泊まれるが‥」

「どのくらい?」

「食事付きで週に銅貨10枚。先払いだよ」


先の懸賞金で暫くは滞在できることになる‥。


「それなら、口利きを頼む」

「いいさ。アンタはともかく、チロルちゃんを野宿させられないからね」

「ありがとうございます〜」

ペコリと頭を下げるチロル。


「今晩の飯は奢るよ。臨時収入がはいったからね」

そう言って、店主は懐を叩いた。

「助かる」


飯屋に向おうとする俺を、店主は呼び止めた。

「まあ、男なんて珍しい物見れたから、今日は気分が良いんだ」

「分かってたか‥」

「そりゃね。あたしゃ、昔、都で一度だけ見たことがあるのさ、“男”を」

「ふーん、それはどんなヤツだった?」

「貴族で、騎士団の隊長だったかな‥まぁキラキラしてたよ」

「金持ちか‥」


やはり貴重な“男”なら、出世の機会は多いのだろうか。


「アンタも成れるかもね。わたしゃ、期待してるから!」


店主はそう言って俺の背中をバンバン叩いた。


作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


もちろん評価とか貰えたら大感謝‥いや、望みすぎは良くないですね、反省。


また、連載形式で数日ごとアップしますので、読み逃し無いようお気に入り登録も宜しくです。


他にも小説家になろうに色々作品アップしてますので、良かったら見てみて下さい。

ファンタジーからSFまで色々揃えてます。


ちょっと不思議なラブコメ「幼馴染がいろいろおかしい」

https://ncode.syosetu.com/n2628lw/


ミステリー探偵物語「ファインド・アイズ」

https://ncode.syosetu.com/n3869lm/


ファンタジーラブコメ「ウチの弟が弟じゃない」

https://ncode.syosetu.com/n4758lk/


SF未来アイドル「えれくとろんあーく」

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ファンタジーバトル「冥界送人」

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