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社畜リタイア求職中が異世界転生はしたいけど条件が厳しくて転生先が見つからない  作者: てんまる99


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俺は男だ(一応)

エピソード3お送りします。

改行が多いのはまだ慣れない、です

眩しい光が収まり、閉じていた目を開くと‥一面の草原だった。


晴れた青空、流れる雲。

気候は暑くもなく、寒くもなく。

遥か遠方には柔らかな山脈の尾根が重なり、その手前には森林。


人工物は一切見当たらない。


「おお! ここが異世界‥」

「はい、辺境の町外れの草原ですー。町まで約10キロ」


傍らのチロルが説明する。

見れば、お互いにこの世界の服装に変わっていた。


そして、

「あれ、身長伸びてないか?」


見ると、チロルが少し成長している様に見える。

前は小学校位だとしたら、今は中学校位か‥。


「あまり子供だと怪しまれますし」

「なるほど。しかし、町まで遠いな。もっと町の近くで良くないか?」

「出現することろを見られますと、騒ぎになりますー」


「ふーん、あっそうだ!」

思いついてポケットをまさぐってみるが、何もない。


「どうしましたか?」

「スマホ‥は持って来れないのか」

「はいー、この世界のものだけです」

「そうか‥仕方ないか」

こればかりは諦めるしかなさそうだ。


「それで、町を目指せばいい?」

「そうですけど‥」

チロルが急にキョロキョロと見回す。


「どした?」

「野犬の群れが来ますっ!」

「うえっ?! に、逃げる?!」

最近でこそ見掛けないが、大型の野犬=ほぼ狼だ。

群れで襲われれば一般人で敵う相手じゃない。


「間に合いません、守、準備して」

「じゅ、準備?!」

「腰に短剣があるはず‥」

「お、これか」

俺は腰の短剣を抜く。

一目で業物と分かる精巧な作りをしているが、所詮は短剣だ。

素人がこれだけで野犬に敵う訳は無い。


「ほ、他に武器は無いのか、武器はっ」


「武器は有りませんが、防御魔法掛けますっ。これで怪我しなくなります」

チロルが言うと同時に、俺の体が薄く光を放つ。


「おおっ! これなら!」

何とか野犬に勝てるかも。


俺は近づいてくる一匹の野犬に狙いを定めた。

傷を負わないなら、相打ち覚悟で‥。


『ガブッ』


「いってーーーーーえっ!」


腕に噛みつかれて激痛が走った。

必死に噛み付いた野犬の頭に短剣を突き立てる。

野犬は悲鳴を上げると、もんどりうって倒れ動かなくなった。

周囲の野犬達は警戒して距離を取る。


「おいっ、怪我した‥あれ」

見ると、噛みつかれた腕からは血も出ていない。

それどころか、傷跡も無い。


「もしかして、怪我をしない‥だけ?」

「そうでーす」

「おぃーーー!」


それからは散々だった。

手や足に食いつかれ、必死に短剣で反撃した。

6、7匹を倒した所で他の野犬は、諦めて去っていった。

怪我は無いが、正直激痛で何度泣きそうに成ったか‥いや、少し泣いてた。


「こ、これだけ倒せば経験値が‥」

呼吸を整えながら俺は言った。


「?」

きょとん、とするチロル。


「‥もしかして経験値とか、無い?」

「それって‥?」

「それじゃ、どうやって強くなるんだ‥?」

「成りません」

「え?」

「やだ、人間がそんな簡単に強くなるワケないじゃないですか‥」

楽しそうに笑うチロル。


こ、コイツ‥。

女の子でなきゃ殴ってる。


「じゃ、じゃあどうやって勇者なんてやるんだ?」

「それは勿論‥」

「うん」

「女性を利用するんですよ」

「なに??」

「貴方はこの世界で希少な男性です。それを利用して、女性に売り込んで‥」


「かなり最低な事、言ってる自覚ある?」

「全然‥仲良くなるのはイケナイ事ですか??」

「仲良くなるだけなら‥まぁ」

「それで、ですね‥」


チロルの言う事をまとめると、こうだ。


とりあえず近くの町で何でも屋を開業、男性と言うことを売りにして、仕事を集める。


そうすればそのうち噂が都の貴族や王族に聞こえて、アプローチがあるはず。


そしたらその相手に取り入って武器や装備、魔法を手に入れ強くなる、と言うことだ。


「ずいぶん他人頼りな‥」

「そんな事有りません、男性の守さんは一般の女性より力だって強いですし‥きっと上手くいきます」

「そうかなぁ‥」


とは言え、他にあてもない。

とりあえず従ってみるしか。

一瞬、クーリングオフが頭をよぎったが‥さすがに時期尚早かと思い直した。


「それに‥守さんが強くなったら‥」

言いかけてちょっと恥ずかしそうな素振りをするチロル。


「ん?」

「いえ、何でも無いです、では行きましょー」

「あいよ」


俺達は町を目指して歩き出した。


作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


もちろん評価とか貰えたら大感謝‥いや、望みすぎは良くないですね、反省。


また、連載形式で数日ごとアップしますので、読み逃し無いようお気に入り登録も宜しくです。


他にも小説家になろうに色々作品アップしてますので、良かったら見てみて下さい。

ファンタジーからSFまで色々揃えてます。


ちょっと不思議なラブコメ「幼馴染がいろいろおかしい」

https://ncode.syosetu.com/n2628lw/


ミステリー探偵物語「ファインド・アイズ」

https://ncode.syosetu.com/n3869lm/


ファンタジーラブコメ「ウチの弟が弟じゃない」

https://ncode.syosetu.com/n4758lk/


SF未来アイドル「えれくとろんあーく」

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ファンタジーバトル「冥界送人」

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