99、相性不利?
「なあ、リダ、このミッションて難易度hard? それとも選べないタイプのミッション? 敵弱くね?」
数機のエリート機を落として、ナナサカは難易度の低さにリダに問いかける、数が少ない影響で、包囲されることもなく、かなり間を空けて、飛行している為、複数の敵に同時に攻撃されることがなく、ナナサカは簡単に各個撃破していた。
「一応hardだよ、本来ならすばしっこい、硬いエリート機に苦戦するはずなんだがな……もしかしてエリート機はミサイルに対する特別な耐性があって、逆に近接攻撃が弱点というオチで、ナナサカ相手にはトンボのように狩られているのかな?」
「成る程相性有利で勝ってるのか、おかしいな、普通逆じゃない」
「そうだよ、本来近接攻撃が届かないし、射撃適性ゴミのナナサカは銃器で攻撃は当たらないし、ミサイルは耐性持ちでエリート機相手には苦戦すると思っていたんだが、空歩で低空飛行していたエリート機は完全におもちゃになっていたな」
リダは乗り物に乗って戦うことなく、観戦していた。
「しかしこっからどうするかな、流石に全部こエリート機が低空飛行してくれるわけじゃないし……」
ナナサカは空を見上げる、まだ倒してないエリート機は100メートル以上の上空に浮いていて、ナナサカの空歩では届かなかった。
そしてエリート機はナナサカに向かってエネルギー弾や頭上の大型ミサイルを放ってくる
「ミサイルでちょっかいかけたら、低空飛行するかもな」
「それしかないか、出来れば妖刀だけで倒したかったが、無理があったか」
ナナサカはエリート機のエネルギー攻撃を回避して、ミサイルは引きつけてから跳躍して、ミサイルをさっきまで立っていた斜面にぶつけて、爆散させる。
そしてナナサカは妖刀からミサイルレインというミサイル兵器に装備を変更する。
「いっけー」
少しやる気のないナナサカの言葉と共にナナサカの担いだ兵器から複数のミサイルが放たれて、エリート機に全て殺到する、するとエリート機は爆風で横に吹き飛んだ、しかし撃墜まではいかない。
「うーん、下に落ちないか……それに火力不足……そうだ」
ナナサカはリダの元に急行する。
「嫌な予感……」
「ああ、見事的中だ、乗せろ」
リダが乗っているミサイルが搭載された戦車の入り口をバシバシ叩く。
「やだよ、この戦車は一人乗りなんだよ、もう引きこもらせろ、歩きたくない」
「ははは、妖刀マスターキー使っていい?」
ナナサカはミサイル兵器から妖刀に持ち直す、妖刀マスターキーとはいわゆるドアを斬るということだ。
「妖刀を鍵代わりとか妖刀が泣くぞ!? そもそも妖刀の火力とお前の補正合わせたら戦車の耐久値が全損して結局乗れないぞ」
「ちぇ、ケチ…あ、危な」
ナナサカが跳躍すると、エリート機が撃ってきたエネルギー弾がリダの戦車に突き刺さる、リダの戦車の耐久値、1割減少。
「あだだ!? ナナサカ、ヘイトをこっちに擦り付ける気か!?」
「あはは、それもありだな、俺がリダの所までエリート機を誘導して、リダが戦車のミサイルで倒す、いいだろ」
「……まあ、ずっと観戦する訳にもいかないか」
リダは観戦を諦めると同時に、戦車から大量ほミサイルが発射される、そのミサイルは高速でリダの戦車を傷つけたエリート機に殺到して、爆殺した。
「成る程、ミサイルに耐性があっても大量のミサイルでゴリ押せば倒せるんだな、よし、残りのエリート機もリダにやってもらおう」
「まあ、連れてきたらな」
こうしてナナサカはエリート機をミサイルでリダの元まで誘導して、リダに大量にミサイルを撃ってもらい撃破、ミサイルの挑発で低空飛行したエリート機は妖刀と空歩の組み合わせで撃破と、スムーズに敵を全滅するのだった、勿論装備箱も回収する。
「まあ、空歩のお試しとしてはこんなものか」
ミッションクリアの文字が現れて、2人は本拠地に戻る。
「……あ」
そしてミッションリザルトで装備箱の中身の結果が現れるのだが、その結果の中に巨大ロボ、フェオウルペオースの名前があった、戦場歩兵では装備出来ないので宝の持ち腐れなのだが……。
「なんかいいのでた?」
「いやーー出てないよ? とそろそろ今日はログアウトしたいかな、トイレにもいきたくなったし」
「まあ、周回でそれなりに時間使ったしな、ここまでだな」
リダがこれを求めて、周回していたと聞いていたナナサカはちょっと気不味い気分になり、自然とログアウトするのだった。




