97、次ノ獲物
「空歩レベル4になったし、試しに空中戦をしたいな、大型怪獣軍の殲滅大作戦だと地上型の巨大生物しかでないし、他いきたいな」
「勘弁してくれ、行くなら俺は殆ど移動せずに戦える兵器で戦うからな」
ナナサカの試し斬りしたい気持ちが溢れ出るが、周回で体力を使い果たしたリダは消極的だった。
「そんな兵器あるのか?」
「ある、というか巨大ロボが操作難易度高いだけで、初手に呼べるミサイル特化戦車で戦えば基本的に足は使わずに済むな」
リダはそう言って、装備する兵器を変更している。
「……そう言えば、リダも貢献度ポイント稼いだよな、なんか買ったのか?」
「俺も技術書を買ったよ、というか他は課金で買えるスキンの引換券だったり、ゲーム内通貨だったからな、正直技術書引き換えたら、後はお好みだね」
「じゃあリダもかなり強化されたんだな」
ナナサカは嬉しそうに言うが、リダは困った顔をする。
「お前ほど劇的な変化はないからな、要請コスト軽減をレベル上げして、敵を倒さないとリロード出来ない兵器系を使いやすくしただけだし」
「敵倒さないと使えない兵器て、乗り物や広範囲爆撃系か」
ナナサカの言葉にリダは頷く、爆撃誘導兵は基本的に単発砲撃、爆撃要請は時間で自動リロードされて、広範囲砲撃や爆撃となると使用後時間で自動リロードされず、敵を倒した功績でリロードされるタイプとなっている、これは乗り物の兵器も同様である(一部例外あり)
「爆撃誘導兵をやるなら、やっぱり広範囲爆撃を何発も撃ち込めるようになっておきたいからな」
「……街中で使ったら街もろとも吹き飛ばさない?」
「そこは安心してくれ、スキルの爆発兵器収束とRS:情報戦に含まれる効果で敵の頭上だけに爆撃や砲弾の雨落とせるようになってるから、わざわざナナサカを呼んで、ミッション内の建物を極力破壊しないで敵を殲滅してワールドミッションを発動させやすくしているのに、自分で棒に振るわけにもいかないからな、よし準備完了」
リダはそういうと兵器の調整を終える。
「えーと、あ! 空中戦が出来る敵だよな? なんならエリート機と戦うか?」
「戦う」
ナナサカはリダの質問に即答した、ナナサカからしたらエリート機という言葉にワクワクしてくる。
「エリート機ということは敵サイドが放ってきたエネルギー弾を撃ってくる、飛行円盤の上位互換?」
「上位互換、硬いし速いし、ミサイル撃ってくるし、嫌な敵だよ、あと数少なくて、装備箱ドロップ率も体感低めで不人気な敵だよ」
「なに、そこまでボロクソに言う辺り、なんか殺られた?」
ナナサカからしたら、リダの実力や今まで使っていた兵器や乗り物的にリダが苦戦するとは思えなかった、それなのに嫌いの感情が混じった声に問いかける。
「エリート機から巨大ロボが手にはいる装備箱が落ちると聞いて、嫌ほど周回したから、嫌い、お前がエリート機を一刀両断してスカッとさせてくれることを願う」
リダの言う巨大ロボは研究所防衛や大型怪獣軍の殲滅大作戦で大活躍だったフェオウルペオースの事だった、因みに息抜きに別ミッションである怪獣退治をやったら巨大ロボ、フェオウルペオースを要請出来る装備がドロップしたので、リダはこのAEDというゲーム内でエリート機という敵が嫌いだった。
「わお、私怨たっぷり、まあいいよ、元から敵は可能なら一刀両断するし、親友の敵を取るのも俺の仕事だ」
「死んでねーからな? あんなエリート機、攻撃はナナサカの攻撃よりショボいから、俺が倒されることなんてありえないからな、まあ斬れそうにないならミサイル使えよ」
「はいよーまあ、よっぽど高い所に逃げられてら使うよ」
リダはそういうと、ミッション画面を選択して出撃ボタンを押す、すると2人とも戦場へワープするのだった。




