93、鳥居解体
「木断ち! 木断ち! 木断ち!」
ナナサカは横一閃の一撃で巨大鳥居に切れ目を入れていく。
「ナナサカ、もう少し色んな技を使ったらどうだ?」
リダは巨大ロボ、フェオウルペオースを動かし、巨大鳥居を殴る、グラグラと鳥居が揺れるが、倒れる気配はない。
「数で勝負な七凪、縦に斬る大断ちは鳥居相手に向いてないからな! 一番ダメージ与えられるのが木断ちなんだよ!」
「斬鉄系の技無かったけ?」
「あれは今使ってる妖刀でやったら、妖刀が折れる可能性があるからやりたくない!」
ナナサカとリダがそんな会話をしていたら、巨大鳥居が、最後の足掻きと言わんばかりに巨大生物を生み出し、或いは召喚して、ナナサカに向かわせる。
「凪回し!」
だがナナサカの周囲を斬る事に特化した技がナナサカに襲い掛かった巨大生物をバラバラにする。
「ふむ、修羅の効果で妖刀の攻撃範囲が広がっているのは使いやすいな」
「よし、これで、潰れろ!!」
ナナサカが鳥居の最後の足掻きを斬り倒していると、リダが操作する巨大ロボ、フェオウルペオースのワン・ツーパンチがとうとう巨大鳥居を破壊する!
「ナナサカ、鳥居が倒壊するぞ、巻き込まれるなよ!」
「わかった!」
ナナサカは巨大鳥居から離れ、リダの操作する巨大ロボの後ろに回る。
巨大鳥居はボロボロと崩壊していって、電子のエフェクトを発して消えていった。
そして鳥居があった所に装備箱や回復箱があったのでナナサカは回収した。
「よし、後は鳥居が生み出した残党を全部殲滅すれば終わりだな、そこそこ残っているが他のプレイヤーも居るし負ける事は無いだろう」
ナナサカは余裕を持って辺りを見渡す、遠い場所に巨大怪獣が3匹程生存しているが、他プレイヤーの巨大ロボとの交戦で弱っているように認識出来た。
「敵の硬さ的にhard位かなと思っていたけど、他プレイヤーの皆強いからか、そこまで苦戦しなかったな、もう少し歯応えが欲しかったな」
ナナサカがそんな事を言っていると、空から先程2人が猛攻撃して、破壊した巨大鳥居が、2人から遠く離れた位置に2つ振り注ぎ、地面に突き刺さった!
「ナナサカが歯応え求めたから、敵サイドが応えちゃったよ」
「おい、俺のせいみたいに言うなよ、印象操作に見えるぞ、まあ、ボーナスと言っても、巨大鳥居1個破壊したくらいじゃ貢献度ポイントそんなに入らないだろ? 追加のご飯として食べに行こうぜ、巨大怪獣をどれだけ倒すかのランキングもあるけど、巨大ロボ呼べない俺が、巨大怪獣撃破数で高ランク目指すのは面倒だろ?」
「まあ、そうだな、別にナナサカが欲しがるような報酬はなかったし、貢献度ポイント集めるなら人が集まる巨大怪獣よりも、巨大鳥居を破壊して回ったほうが効率的だ」
2人は巨大鳥居を壊して回る作戦を固める、そして再び地面に突き刺して現れた巨大鳥居に進軍し始める、ナナサカはリダの操作する巨大ロボの足に付いている取っ手に再び引っ付く。
巨大鳥居は2人が進軍している間にも巨大ロボに乗る他のプレイヤーに向けて、巨大怪獣を生み出しては撃ち出して、攻撃している。
しかし相変わらず巨大鳥居はリダの乗る巨大ロボに巨大怪獣をなかなかぶつけてこない。
「なあ、リダお前のDRSて敵のヘイトを集める効果あったよな、全然息してないように感じるんだが」
「しるか、俺に聞くな、ほら、怪獣の代わりに巨大生物が来たぞ、対処してくれ」
「お前も降りて戦えよリダーー!」
「俺は巨大ロボを巨大鳥居まで運ぶ為に巨大ロボを歩かせ続けないといけないから、むり」
リダの丸投げにナナサカはムスッとするが、巨大ロボが放つパンチやキックの破壊力は馬鹿に出来ない。
「因みにその巨大ロボのパンチの攻撃力て、剣坂流奥義、七凪換算で何発分位ある?」
「数値化出来ないからわかんない! それよりも巨大生物倒してくれ、まだ巨大ロボを再召喚出来るようになる程、敵を倒した事になってないからな、今巨大ロボ壊されると面倒くさい!」
「わかったよ! 行ってくる!」
ナナサカはリダのお願いを聞き入れて、再び巨大生物に向けて突撃していった。




