91、巨大鳥居と巨大怪獣
ナナサカが乗ったリダが操縦する巨大ロボ、フェオウルペオースが巨大鳥居の近くまで移動する間、巨大鳥居からポンポンと巨大怪獣が生み出され、他プレイヤーの巨大ロボがいる所に撃ち出されている。
「はあはあ、なあ……なんかこっちに巨大怪獣全然来なくないか?」
ナナサカは息を切らしながらもリダに言う。
ナナサカとリダの所には巨大生物の群体が来ても、巨大怪獣は飛んでこなかった。
その結果、ナナサカばかり戦闘する事になっていた。
「確かになんか他プレイヤーの元ばかりに巨大怪獣送ってるな、あの怪獣を転送する巨大鳥居、もしかして俺等は巨大生物で事足りる存在と思われているかもな」
「腹立つ! 巨大生物て貢献度あんまりもらえないんだろ、塵積かも知れないけど、どちらにせよ甘く見られるの腹立つ!」
ナナサカにとっては貢献度ポイントはそこまで意識する事ではなく、弱く見られる方が腹が立つのだった。
しかしリダからしたら、巨大ロボは足回りが弱い為、同じ巨大の名を冠するとしても、大きさ的には巨大ビルクラスの巨大怪獣よりも、大型トラック相当の巨大生物である巨大カニやシャコの方が圧倒的に小さくて、足元に纏わりつかれると巨大怪獣と同サイズの巨大ロボだと撃破に苦戦する天敵なので、リダから見たら、格下ではなく優先撃破対象、つまり脅威として見られていると判断していた。
もっともナナサカにはやる気を出させる為に意図的に伝えなかった。
「リダ! 後数歩で巨大鳥居にパンチが通るようになるんだよな、はやくぶん殴って、コチラを脅威として認識させてくれ!」
「嫌だよ、なんで無駄にヘイト稼ごうとしてるのさ!? まあ、一番近くに居るのに、未だに巨大怪獣ぶつけてこないのは謎だが……」
リダ的に不明な点は巨大鳥居の近くまで来たのに巨大怪獣を自分達に差し向けない点だった。
脅威と見ているなら巨大怪獣もぶつけるべきだが、巨大鳥居はナナサカ達には巨大生物ばかりぶつけていた。
そして再び巨大鳥居はバリバリと雷を迸らせて、巨大生物をどこからともなく召喚、或いは生成して、ナナサカ達にぶつけてくる、次は巨大蚊、そしてナナサカ的には初めて見る敵、巨大ハエが空からナナサカ達に襲いかかる。
「は、頑なに巨大怪獣をこちらにぶつけたくないということか、いいぜ、巨大怪獣出しても破壊するつもりだったけど、いっその事俺の妖刀だけで巨大鳥居解体してやろうか!」
「ナナサカ、俺の役割奪わないでというかそれされたら何のために巨大ロボをここまで歩かせたのになるからな?」
リダがそう言うが、ナナサカは止まらない、巨大ロボを足場に縮地消音歩で空へ跳躍、更に空歩で跳躍を重ねる、巨大ハエが目から光弾を放つが、更に空歩で高速で飛ぶナナサカには当たらない、2度の空歩で空中で飛ぶ事が出来なくなるが、ナナサカの足下には巨大ハエ、ナナサカは巨大ハエを踏んで、空歩を再使用可能にしてから、妖刀で脳天を斬り裂く、そしてすぐさま蹴って、他の飛行する巨大生物を斬りに行く。
「は、飛ぶ分柔らかいな! おかげで手が疲れない!」
ナナサカが飛行型巨大生物を斬っていると、リダの乗る巨大ロボは巨大鳥居を殴れる位置まで移動する。
「さて、俺も仕事をさせてもらうぜ!」
リダは巨大ロボ、フェオウルペオースの拳を振るい、巨大鳥居を殴ろうとした時、巨大鳥居の内側が雷撃に満ちて、巨大怪獣を生成して巨大ロボにぶつけるように撃ち出した!
巨大ロボと巨大怪獣はぶつかり合い、お互い転倒する!
「ぐう!? ここにきて巨大怪獣ぶつけてくるか!」
巨大ロボの耐久値は2割ほど減るが、まだ耐久値は半分以上残っている。
「おお! 来たか、巨大怪獣!」
そんな中、ナナサカが巨大怪獣を近くする、飛行型巨大生物の大半はナナサカの妖刀に断ち斬られていた。
「よっしゃ! 斬ったらーー! リダ、鳥居は任せた!」
「任せたと言っても妖刀じゃそこまでダメージ与えられないぞ!?」
「ならその分斬るだけだ!」
ナナサカは沢山敵を斬り続けてハイになっていた、ナナサカは足場にしていた飛行型巨大生物を斬ってから巨大ロボとぶつかり、倒れている巨大怪獣に向かって突撃した!




