88、大型怪獣軍の殲滅大作戦への出撃
大型怪獣軍の殲滅大作戦のお知らせを受け取って2日後、サテライトレーザーを斬る練習後、リダ……林堂大地の都合で2人で遊ぶ事が出来なかった為、1日空けてAEDの世界にログインする七坂改めナナサカはゲームの世界で親友と合流する。
「やあやあ、昨日は忙しかったみたいだな」
「よお、ナナサカ……まあ、現実の事は言わないでくれ、かなり仕事が大変だったんだよ、ストレス溜まったから暴れたい」
「お、決闘する?」
「決闘やだ……」
リダのくたびれた声に、ナナサカはこの状態のリダと戦っても、最強の防御出せ無さそうだなと理解して、決闘を誘うことを諦めた。
「今日は大型怪獣軍の殲滅大作戦に参加するんだろ、チーム組んで行くぞ」
ナナサカは今日のリダは引っ張った方がいいなと察して、チームの申請を送ると、リダが申請にYESと返答して、ナナサカの視界端にリダのHPバーが現れる、それを確認したナナサカは自分の装備確認する。
何時もの妖刀に、大量のミサイルを放つミサイルレイン、そして乗りやすいエアバイク対空カスタムを装備しているのを確認する。
「リダの準備は大丈夫?」
「ああ、何時でも出発してくれ」
リダの準備が終わっている事を確認して、ナナサカは大型怪獣軍の殲滅大作戦に参加して出発するボタンを押した。
「あれ? 出発しないが……?」
「ああ、大作戦系は一定人数集まるまでは出発しな」
ナナサカの疑問をリダが答えている間に2人は光に包まれて、戦場へワープするのだった。
「説明中に飛ばされてしまった……」
リダの声を聞きながら、ナナサカは辺りを見渡す、そこはだだっ広い平地で地球人が作ったような建物は無く、代わりに遠くに敵サイドが作ったと思われる巨大な鳥居みたいな建物があった、そして鳥居の内側に雷撃が迸ったと思えば雷撃から巨大怪獣が生成される、敵を輸送、或いは召喚する鳥居だった。
更に鳥居が攻撃されないように対策なのか周囲には巨大カニや巨大シャコ、そして鳥居の天井には爆撃やサテライトレーザー対策と思われるバリアが発生していた。
「あー確か説明文にあったな、巨大怪獣の発生源を破壊するとボーナス貰えるて」
ナナサカは大型怪獣軍の殲滅大作戦のイベント説明文を思い出す、ボーナスはあるが、その分敵の攻撃や守りが激しく攻撃は困難と書いてあった事を。
「リダ、広いし別々で戦ったほうが……うお!?」
リダの方へ振り向き、作戦会議をしようとしたら、2人の上空を横切るように巨大ロボが運搬される。
「リダもう呼べたの!?」
「いや、俺は要請まだしてないし、あのタイプは持ってないね、速攻で巨大ロボ呼べるのは搭乗兵の兵器だな」
「そういえば大作戦は他のプレイヤー達も居るんだったな」
辺りを見渡すと、巨大ロボだけじゃなくて、複数のコンテナが運搬されている、そして背中に背負った飛行ユニットで空を飛んで、巨大怪獣に近付くプレイヤーの姿をナナサカは視認する。
「これは俺も要請するか」
エアバイク対空カスタムを呼ぶ為の発煙筒を地面に転がすナナサカ、少し待つと、ヘリでコンテナが運搬され、ナナサカの目の前に投下される、そしてそのコンテナからはエアバイク対空が現れる。
「ナナサカ乗せてくれ」
「……これ二人乗り出来なくね?」
エアバイク対空カスタムは後方部にミサイルが搭載されている為、明らかに二人乗りを想定していない。
「ミサイル発射口の上に乗るから問題ない、撃つ際に教えてもらえば降りるから」
「あーそういう方法ね、いいよ、乗りな」
ナナサカがエアバイク対空カスタムに乗り、リダはすぐ後ろの対空ミサイルが入った装置の発射口の上に乗る、今ナナサカがミサイルを撃てば、ミサイルはリダに当たり爆発、その爆発はナナサカに確実に届いて、交通事故確定が発生する危険な乗り方だが、ナナサカは気にせずに発進するのだった。




