85、大型怪獣軍の殲滅大作戦対策
「……まあ、怪獣戦は基本的に1体だけだったり、身体が脆かったり、俺が巨大ロボでヘイト取っていたりしていたから、ナナサカは比較的自由に動けていたから、そう感じるだけで、大作戦となると少し話変わってくるぞ」
「大作戦がどうかしたのか?」
ナナサカはまだリダの言いたいことを完璧に理解出来てなかった。
「一部の緊急ミッションと大作戦系のイベントは基本的に10人以上のプレイヤーが参加する事が前提になるんだ」
「今までみたいにリダと2人だけで参加とは行かないという事?」
「ああ、普通のミッションは設定でチームだけでミッション行けるように出来るけど、大作戦系のイベントは基本的にレイド扱いで複数のチーム+ソロ数人で1つのミッションに挑む事になるんだよ、その分敵の硬さも変わるし……そしてナナサカに取っ手一番の向かい風は、近接武器を使っていたらフレンドリーファイヤが起こることだな、良くてミサイル、最悪爆撃だぞ」
「爆撃に関してはもう食らった経験あるんだが、お前のを」
ナナサカはそれくらいなら平気だぞと胸を張るが、リダは首を横に振る。
「あんなん緩い物だぞ、予告ありの榴弾だし、お前戦闘中に、唐突に振り注ぐサテライトレーザーを斬れるか?」
「……予告ある、なし?」
「武器種によるな、特定の地点指定のサテライトレーザーは予告あるし、単発式は予告はないぞ」
「予告ありなら行けると思う……流石に断言出来ないけど」
ナナサカはリダに誘われてある程度のVRゲームは経験している、そのなかで魔法を剣で叩き斬った経験がある、ナナサカの頭の中ではその経験の流用でなんとかなるかなと計算している。
「断言出来ないなら、新イベントで妖刀は使わない方がいいぞ、それか新イベントには参加しないかだな」
「えー、妖刀はどこでも使いたいし、新イベントも参加したいんだが」
「それ言われると、もうナナサカが瀕死になる事前提で、俺の装備構成考えたほうが良いかな?」
リダは保身寄りに考え始める、それを聞いたナナサカは不満を漏らす。
「酷いな、やられる前提かよ、俺はゲーム内で敵にやられた事は……緊急ログアウト時以外にはそんに無いだろ?」
「まあ、そうだな、俺の記憶が正しければ、ナナサカのゲーム内の死因の約4割は緊急ログアウト、もう4割がうっかり、残りの1割が初見殺し、最後の1割がシンプルに相性で敵に負けるだもんな」
「記憶するなし、そんな記憶」
ムスッとするナナサカ、因みにナナサカはリダの敗北履歴は記憶していない。
「あはは、まあ参加するなら色々と気をつけて行こうぜと言うことだな、このイベント始まるまでに2日あるし、なんなら訓練場でサテライトレーザーを斬る特訓するか?」
「お、付き合ってくれるのか?」
リダが特訓を提案してくれたので、ナナサカのテンションが上がる、特訓に駆け付けて、リダとの決闘を企むナナサカ。
「まあ、ナナサカが死亡したらなんか不利益被りそうだしな、後シンプルに報酬が美味いしな」
「え、そんなに美味いのか、報酬? もしかしてまた武器を強化してもらえる権利とか貰えるのか?」
「おい、一番大事な報酬部分見てなかったのかよ、報酬は活躍で貰える貢献度ポイントによる選択式と怪獣撃破数ランキングによる報酬の2種類があるみたいだな、そして貢献度ポイントによる選択式報酬で取ったほうが良いのは技術書だな、既に取得しているスキルのレベルを上げることが出来る効果だな、ナナサカの場合、空歩のレベルが1上がるだけでもかなり変わるだろ?」
ナナサカはコクコクと頷いて、肯定する、実際ナナサカの空歩のレベルが1上がるだけでも、数メートル空中の機動力を得られる為、かなり戦術の幅が広がる。
「というか、ナナサカもある程度はお知らせ読めよ?」
「読んでるよ、リダに説明させた方が色々と分かりやすいから意図的に読んでないふりしているだけ」
「読んでないふりするな、てい!」
リダのチョップがナナサカの脳天に炸裂した。
リダはナナサカの言葉にチョップしたくなったのでした。
「ぐふ、岩をも割る一撃……」
「そこまでの腕力持ってねーよ、誇張するなし、新イベントの説明はここまでにするぞ、それよりもサテライトレーザーを斬れるか試そうぜ」
リダはナナサカを引っ張り練習場へ向かうのだった。




