79、兵器開発結果
その後ナナサカとリダは無言で兵器開発をしまくる。
「うーん、いくつかミサイル手に入ったけど、どれが一番強いのかわかんないな、兵器レベル高くても威力がEだったり、威力は高いのに、自動リロードがGで、明らかに一発屋でもう一つの兵器枠に汎用性の高い兵器が必要だったりする奴がちらほら……というか汎用性高いミサイル出なかった……」
ナナサカは装備出来ない兵器、そしてスナイパーライフル等装備出来ても使いこなせない兵器を全て使い複数のミサイルを手に入れるが、どれが一番強いかわからず考え込む。
「まあ、戦況で最善の武器は変わるものだからな……威力が低いやつは、その分大量に撃てたり、自動リロードが早かったりするし、一発屋系爆発範囲も広いから、大型複数出てくる場合強いからな」
「全部Cというべきか、平均的なミサイルが欲しいーーそっちはなんか良いのでた?」
「まあ、サテライト系で良いものは出たよ、運用に難はあるけど、自動リロード系の単体サテライト兵器という当たり枠が出たからね」
リダはヘルメットをつけているから表情はわからなかったが、声からしてリダが喜んでいるのがナナサカは分かった。
「マトラ、リダの時だけ力入れてない?」
「流石に変な贔屓はしないわよ、貴方はリダ様の右腕でしょ? そんな大きな戦力相手に弱い武器を意図的に与えて、人類負けたらバカじゃない」
「右腕じゃなくて、核弾頭だよ」
「核弾頭て何言ってるの……1人で核兵器級の活躍でもするつもりなの? 貴方の強さは分かるけど、核兵器を名乗るには攻撃範囲が足らないわよ」
ナナサカの訂正に呆れるマトラ、するとリダが口を挟む。
「こいつは周囲に被害を極力与えないクリーンな兵器だな」
「はは、対空と敵の爆発以外は環境に配慮してやんよ! リダは出来ないだろ?」
「まあ、基本的に要請兵器による砲弾とかサテライト兵器は敵貫いて地面に一撃入れてるからな、否定はしないさ」
そんな会話をしていたら、ナナサカにだけ公式のお知らせが入る。
「うん? あ、レースイベントの報酬届いた」
「レースイベント……ああ、ナナサカは優勝したんだな」
「その言い方だと、リダは駄目だったのか?」
「まあな、誘導爆撃兵は搭乗兵程ではないけど、乗り物運用ガチ勢が多いからな……俺の運転技術だけじゃ駄目だったんだよ」
ナナサカはまあ、ナナサカでも駄目となると滅茶苦茶ハイレベルな戦いだったんだなと思いつつ、届いたエアバイクジエンドカスタムの強化バージョンを確認する。
『エアバイク、スカイジエンドカスタム、レベル49
整備班がノリで廃棄バイクを改造したものを、更に改造した、エアバイク、整備班のスピード狂がお酒飲んだ状態で改造した。
ハイエンド級のエンジンを搭載した結果、空を飛べるようになったが、着地の安全性は無い、制御機能はもっと無い、ブレーキも無い。
ガトリング砲から単発のピアシング砲に換装して重量そのままに火力を上げる事に成功したが装填数は減った。
要請コストは不要だが、1回のミッションで2回しか要請出来ない。
耐久性E、スピードA+++、攻撃力B−、制御−C、必要要請コスト0』
「飲酒運転ならぬ飲酒改造してんじゃねぇ!?」
ナナサカが思わず大声を出す、リダが何事という目線をナナサカに向けると、ナナサカはそれに気付き、エアバイクスカイジエンドの性能を見せる。
「ぷは、制御−Cてなんだよ、AやBとかの後ろにマイナス表記はよく見るけど先にマイナス表記はバグなのか、はたまたジエンドカスタムの制御ゼロを下回る酷さなのか……くくく、整備班のスピード狂、何者なのやら」
リダは腹を抱えて笑う、そんな中、マトラが口を開く。
「整備班のスピード狂……あの問題児ね」
「マトラは知っているのか?」
ナナサカはマトラが渋い顔をしながらも、答える。
「ええ、超光速に至れば、侵略存在のボスにたどり着けると狂言している男よ、理論的にそんなの不可能だけどね、そんな超光速で動くバイク、仮に出来たとしても、運用時に生じるG等で人体が耐えられないわよ」
「超光速……ナナサカ、その速度で攻撃とか出来るか?」
「えーと、超光速は時速何キロ?」
ナナサカは超光速がどのくらいの速度かイマイチわからず、頭上にハテナを浮かべる。
「時速換算だと約10億キロ、マッハ換算だと約88万だったかな? うーんと、1秒で地球7周半出来る速度だね」
「あ、無理……というかそんな速度攻撃で出せるなら、理論上、1秒で地球に何処にでも行ける事になるんだろ、流石に常識あんまり無いと言われている俺でも、限度があるからな?」
ナナサカは首を横に振るのだった。




