67、手榴弾&妖刀=?
先に先制攻撃を放ったのは巨大生物サイドで、巨大トカゲだった、数匹の巨大トカゲは口から雷撃を放ち、ナナサカに攻撃する。
「2度も食らわねーよ!」
ナナサカは素早く近くに生えている木を盾にして防ぐ。
「お返しだ!」
ナナサカはトカゲの閉じかけの口に拡散手榴弾を投げ込む。
拡散手榴弾はトカゲの口に見事入った瞬間、派手なエフェクトを発してトカゲを消滅させる。
「この拡散手榴弾、掘り出し物だな、投げにくいが、威力は申し分無し! 投擲ならば射撃適性関係ないみたいなのもグッドだぜ!」
ナナサカは木から飛び出し、縮地消音歩で一瞬で巨大トカゲの側に移動する。
「1体1体斬ってる余裕は無いからまとめて斬る!」
ナナサカは妖刀を居合の構えに入ろうとしたが、鞘がないので断念、そのまま振るう。
「剣坂流、凪回し!」
ナナサカは跳躍からの回転で、薙ぎ払うように妖刀を振るい、巨大トカゲと巨大シャコの首を斬る。
しかしナナサカの回転は止まらず、そのまま着地と同時に回転をとめずに再び巨大生物に向かって跳躍、巨大カニを2頭纏めてぶった斬る。
「だあ!」
そしてナナサカは妖刀をしまい、拡散手榴弾を取り出して、そのまま回転の勢いのまま、拡散手榴弾を巨大亀にぶん投げる。
巨大亀は鈍足な動きだった為、直撃してダメージを受けるが、撃破までには至らない。
巨大亀は金切り声をあげると同時に、甲羅がパカパカと開いてミサイルをナナサカに向けて発射する。
「ミサイルなら、利用する! 日暮れ斬!」
回転を止めて再び妖刀を取り出すナナサカ、そして中距離から口からキャノン砲みたいな砲弾を撃って来た、巨大バッタの砲弾を斬ってから、巨大バッタの背後に一瞬で周りこみ、バッタに一閃を放ち、仕留める。
斬られた砲弾は爆発して、近くを飛んでいた亀のミサイルを誘爆させる。
「ミサイル代だ、持っていけ!」
爆発が収まるタイミングで拡散手榴弾を亀に向かってぶん投げるナナサカ、拡散手榴弾は再び亀の頭に当たって爆発、2発食らったら流石に耐えられないのか、巨大亀は派手なエフェクトを発して消えていった。
そしてその勢いのまま、他の巨大生物を高速で斬り刻んだり、拡散手榴弾で爆散したりする。
「まだ来るか……妖刀と拡散手榴弾の相性良しのコンビで錆にしてやると言いたいが、俺が何とかしてもリダが先に限界くるよな」
ナナサカが上を見ると、輸送船から再びジャラジャラとメダルゲームでメダルを大量投下するように大量の巨大生物が降ってくる。
時折、リダの要請か、空から砲撃で輸送船にダメージは入ってるみたいだが、中々落とせないみたいだ、幸い防衛対象の研究所に被害は無い、耐久値も100%のままだ。
「……どういう事、たった2人の剣士だけで化け物の大軍を薙ぎ払っている……?」
通信機越しに先程の女性の声が聞こえる、その声は困惑に満ちていた。
「なあリダ、お前も剣士扱いだけどいいのか?」
「悪いけど、今余裕ない!」
女性の声で気になった事をリダに聞くが、リダはギリギリ状態なのか、キツい返事が返ってきた。
「手榴弾が輸送船に届けば良かったんだけどな」
流石のナナサカの健脚と強靭な肩があっても高い上空にいる輸送船に手榴弾を投げて当てることは出来ない。
正直リダの負担の方がデカい状況だ、リダは木の密度が多い方の林から研究所に向かう巨大生物と空から研究所を襲おうとしている飛行円盤相手に完璧に守っているとはいえ、リダのスタミナでは長くは持たないだろう、ナナサカは感じる。
そこでナナサカの頭を過ったのは研究所に付いている、AIで動いてると思われる大型銃器だった。
「……おい、女性研究者、聞こえるか」
ナナサカはダメ元で女性研究者に声をかける。
「ナナサカなにやって……」
「もしも生き残りたいなら、西の方角にいる誘導爆撃兵、リーダー少将の支援をしろ、その研究所を守る壁に付いている大型銃器は飾りか?」
ナナサカは指示をする、女性研究者に。




