53、野良行動
「あ、そうだ」
この瞬間、ナナサカに閃きの電流が走る。
「なんだ、何を閃いてしまったんだ?」
「まるで俺が閃くと不都合だと言ってるように聞こえるんだけど?」
「50%の確率で不都合な事引き起こすからな、40%は毒にも薬にもならない事を引き起こす」
「ひでー言われようだな、心当たりあるから反論はしないが」
ナナサカはそこそこな頻度でリダにゲーム内で迷惑をかけた記憶はある。
「まあ、今回は特に不都合が起きない提案だ、野良プレイしようと言う話だ」
野良プレイ、オンラインゲームにおいて、友人やチームメンバーなどの固定グループではなく、知らないプレイヤーと遊ぶことを指す。
ナナサカの言葉にリダは少し悩んだ様子を見せた。
「野良プレイか、でもお前の戦闘的に仲間の射線に入りかねないから、迷惑かけてブロックされるんじゃないか?」
「いや、別にアサルトライフルの弾丸位なら背後から飛んできても、頑張れば避けれるぞ?」
「人として、背後からのアサルトライフルは被弾しとけ、後アサルトライフルだけじゃなくてロケットとかグレネード、極めつけには仲間諸共倒す前提の爆撃も飛んでくるからな? フレンドリーファイヤーで死んでつまらないてなったら嫌だろ?」
アサルトライフルなら避けれるという発言にリダは呆れながらも他の懸念事項もだす。
「流石に爆風となると結構キツいな、でも仲間諸共爆撃フレンドリーファイヤーに関しては目の前に実行者が居るんだが、叩き斬っていいか? 戦場で」
「あれはナナサカが死なないとわかってての一撃だから……それに刀持ってなかったり、疲れたり、弱っている俺を叩き斬って満足ならどうぞ?」
ニヤリと絶対に満足しないだろという笑みを浮かべる、リダは分かっている、ナナサカが心の底で斬りたいリダは、万全な状態で刀を持った状態のリダだと。
「ちぇ、満足しないと分かってて、言ってるの結構腹立つな」
「まあ、長年嫌ほど木刀で一歩間違えれば重症になる戦いすれば、嫌でも分かるわ」
「むう、もうそれは置いといて、1回2人で野良プレイするぞ!」
ナナサカは強引に野良プレイする方向に持っていった。
「はいはい、万が一ナナサカが死んだらすぐ救助出来るように救急車用意しておくな」
「接歩使えば良いじゃん」
「お前みたいに乱発出来ないんだよ、一瞬だけ出せる超スピードを連発すれば実質常時超スピードだね、はお前か物語の中だけだからな?」
ナナサカの無茶振りに呆れるリダ、そしてリダはポチポチとリダの目の前に現れたシステム画面を操作して、装備兵器を変更して、そしてナナサカにチームを組む申請をして話しかける。
「じゃあランダムマッチでやってみるぞ?」
「ああ、どんなミッションでもやってやるよ」
ナナサカがチーム申請の画面でYESと押すと、ナナサカの視界端にリダの名前とHPバーが現れる。
「平地で敵は超上空のスナイパーライフル必須ミッション来ないかな?」
リダがナナサカの強みが活かせないミッションを望み始める。
「俺の強みを大幅に殺す願いは止めろ、PVE……プレイヤー対エネミーゲームだろこれ? 普通は地上の敵ばっかりが出る方が好都合だろ?」
「確かに戦術としてそうだけど、それはそれとして、ナナサカが苦戦する姿を見て、楽しみたい」
「今のリダはあれか、愉悦民というやつか、友達が苦しむ様子を見て、ワイングラスに高級ぶどうジュース片手に笑うやつだ」
ナナサカの脳内には悪く微笑みながらワイングラスを持つ林道大地の姿が思い浮かんだ。
「失礼だな、おれが飲むのは高級ぶどうジュースじゃなくて、高級フルーツジュースだよ」
「どっちもフルーツ飲料じゃねーか!」
ナナサカがそんな叫び声をあげると同時に戦場へワープして行った、どうやらリダが出撃ボタンを押したみたいだった。




