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剣豪カクザントウ!〜フルダイブ型VRゲームの地球防衛〜  作者: リーフランス


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51/65

51、2階級特進、一等兵

 軍の本拠地に戻ってきたナナサカの目の前に見慣れたリザルト画面が現れる。


「あ、そういえば暗いせいで装備箱回収出来てねぇ」


 ナナサカは装備箱が未回収なのに気付く。


 妖刀が成長する為、近接戦闘可能なら、妖刀以外の兵器が無くても何とかなると自負しているナナサカでも、空飛ぶ敵相手には空歩があっても、その空歩でいけない範囲まで……それこそビルとかない平地で、高層ビルの頂上を越えられるほど高い距離を飛ばれたら、流石のナナサカもロックオンして撃てば、基本当たるミサイルがなければ、お手上げだ。


「あ、一等兵と2階級特進の称号貰った、これでケルン一等兵の同僚になるのかな?」


 そんな中、ナナサカに称号が付与された、階級チャレンジミッションをこなした報酬だ。


「このゲームは称号に特殊なステータス付与とかは無いみたいだな」


 リダと共にある程度ゲーム経験があったナナサカは称号である程度ステータス強化されるゲームを経験済みだった。


 余談だが、称号でステータス補正が貰える時は、ナナサカは毎回PVPのやりすぎで死神の称号を得て、NPCから恐れられていた。


「リダはまだ戻って来ないのかな? そういえばケルン一等兵も居なくなってるな、リダが居ないからか?」


 ナナサカは訓練場の前で辺りを見渡すがリダもケルン一等兵も見つからない。


 ナナサカはメニュー画面からフレンド画面へ飛ぶと、画面にはリダは出撃中とが書かれていた。


「まだ階級チャレンジミッションやってるのかな、リダならしくじって死ぬ訳ないから、ちまちま巨大生物倒してるのかな……待つのも暇だな」


 ナナサカはリダが殺られる事を想定してなかった、そこら辺の巨大生物で死ぬような実力ならばナナサカはとっくにリダの本気の防御をぶち抜けると思っているからだ。


「あ、そうだ、新しいスキル習得かスキル強化出来るかな?」


 そこら辺の壁に寄りかかりながら目の前に浮かぶシステム画面を操作すると、ナナサカの望み通り、新しいスキルを取るか、習得済みのスキルを強化するか選べるようになっていた、しかも2回分スキルを獲得するか、成長させるか選べる様になっていた。


「うーん、どうするかな、空歩に全ブッパして、空中戦に特化するか……それとも近接戦闘強化のスキルも取ってみるか?」


 考える事数分、ナナサカは新しいスキルを2つ取ることを選んだ。


「よし、選択完了!」


『ナナサカ 階級:一等兵

 兵科:戦場歩兵

 生命力:D

 力強さ:C

 器用さ:B

 機動力:A

 近接適正:A

 射撃適性:E

 RS:剣坂流皆伝攻、近接戦闘に特大ボーナス、近接攻撃有効化

 RS:縮地消音歩、移動スピード、回避行動ステップに大ボーナス

 DRS:戦闘狂、戦闘から撤退出来なくなる

 スキル(5/10)

 兵器知識:戦場歩兵、空歩レベル2、回避ステップ無敵時間追加延長レベル1、修羅レベル1、不屈レベル1』


 ナナサカが取ったのは修羅という近接武器で敵を倒す程その戦場にいる間全ステータスが僅かに上がり、近接武器の攻撃範囲が広がるスキルと、リダに止めとけと言われていた不屈スキルだった。


 ナナサカがリダに止められた、不屈スキルを獲得した理由は何回か戦闘を経験した結果、早々多段攻撃を食らう事は無いと判断したのだ、ならやられる前提の不屈は不要なのでは? という考えになるが、ナナサカは取った……ただスキル名がかっこいいなーーという理由が9割、やっぱりギリギリ持ちこたえる最低限の保険は欲しいよなという理由が1割でナナサカは不屈を習得した。


 修羅も性能も良いけど名前で選んだ点が大きい、所謂本気ではないエンジョイ寄りの構成にしたのだった。


 最悪課金すればスキルを振り直すことが出来るのでナナサカはひとまず自由にスキルを得るのだった。

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