4、指導遊戯
チュートリアルを終えナナサカは困った表情で知らないところへ降り立つ。
「まいったな……想像以上に射撃適性Eが足を引っ張るな」
ナナサカは先程経験したチュートリアルを思い出す。
AEDはHPが視界の左上の端っこに表示される。
そして視界の右下端には手にした武器の種類や名前、弾数が表情されている。
移動方法に関しては手元に現れたボタンで身体を動かすセミオートとかあったが、ナナサカがそれでやったら、合わずに気持ち悪くなったので、現実と同じように動けるマニュアルにした。
そしてこのゲームのメインの攻撃手段となる射撃に関してはまずは弾数に関しては無限であり、リロードは自動で行われて、手に持っていなくても自動で弾はリロードされて、プレイヤーが手持ち出来る兵器は一部例外はあるが、基本的にずっと弾切れになることは無い、現実ならあり得ないが、これはフルダイブVRゲームだ。
そして撃つことに関してはただ銃を持って、トリガーを引けばいいという簡略なシステムになっている、現実の銃ならあるはずのセーフティロックなんて存在しない。
その為、銃知識が皆無なナナサカでも撃つことは出来たのだが……。
「まさかあそこまで撃った弾がバラけるとは思わなかった」
ナナサカがチュートリアルで撃ったのはアサルトライフル、連射性能が高く、反動もある為、ある程度弾がバラけるのは自然な話ではあるが、ナナサカの放った弾はナナサカの想像以上にあらぬ所に飛んだ……間違いなく射撃適性Fが悪さしているとナナサカは推測する。
「まあ、オープニングムービー見た感じ大量の巨大生物がわらわら迫ってくる感じみたいだから、どれだけ弾丸があらぬ方向に飛ぶとしても当てるのには苦労しなさそうだな」
更にナナサカはチュートリアルで学んだ事を思い出す。
敵を倒したら装備箱がドロップすることがあり、装備箱はそのまま開けずに手に入れて持って帰るか、その場で開けて作戦の戦場内で装備を入れ替えるかの2択が選択出来る。
空けずに持って帰ったら、出てくる装備は全ての兵種からの抽選となる、メリットは作戦失敗して、力尽きても手に入れた装備箱は作戦の難しさによって変動するが、最高難易度以外は一部持って帰ることが出来ると言うこと。
デメリットは全く使わない兵種専用の装備が出てくるということだ。
そしてその場の戦場で開けるメリットは必ず自分がなっている兵種が装備出来る装備が入っている事。
デメリットは装備を入れ替えて、入れ替えた元の装備はその場に落とす事になる事、そして死んだり作戦失敗時は入れ替えた装備はロストしてしまうという事。
そして入れ替えで手に入れた装備は生きて帰って来ないと、詳細な銃スペック等を確認出来ないと言うことだ。
特定のスキルがあればその場で銃の名前やある程度のスペックが分かるらしいが、ナナサカはそんなスキル持ってないため、ナナサカの場合、見た目と最低限の武器種だけわかる状態になる。
つまりナナサカが同じ形の銃を見つけて、装備変更したら前の銃の劣化版だったという可能性が生まれるのだ。
また小さなデメリットとして装備を入れ替えたら、リロードが発生する為、敵に襲われている時に装備交換は自滅行為と説明された。
「思い返すのはこのくらいでいいかな?」
またステータスは基本的にミッションをこなして行くことで上がっていくらしいが……ステータスがEからAで表示されているので、ナナサカはイマイチわからなかった。
「ひとまずフレンド申請を投げればいいんだな、えーとメニュー画面はどうやって出すのかな」
ナナサカがメニュー画面を出す為に指を動かそうとすると、ナナサカの目の前にメインメニューと書かれた画面が現れる。
ナナサカはそこからフレンドボタンを押して、そこからフレンド申請一覧へ飛び、予め覚えた大地のIDを入力する。
するとリダというこのゲームのギフトをくれたアカウント名と同じ名前のプロフィール画面が出てきたので、すぐそばにあるフレンド申請のボタンを押そうとした時、周囲からウー! ウー! とサイレンの音が鳴り響いた。




