3、電子肉体設定
次は初期ステータスの設定だった、そのなかで予め大地に言われていた、RSシステムがあった、七坂は早速そのシステムを確認する。
「えーとなになに、現実で培った経験をスキャンして、RSを2つ獲得出来ます、デメリットのRSも一つ獲得してしまいます? あー俺なら剣坂流の技術をRSとして得られるということか?」
大地からこれは使っておけと言われていたので、RSシステムの使用をオンにする。
オフにしたら、初期スキルを自由に選択出来るみたいだが……ゲームの世界でも、使い慣れた現実の流派を使えたほうが動きやすいだろうし、大地が使ったほうがいいと言っていたから使ったほうがいいのだろうと七坂はそう結論づけた。
「しかし経験をスキャンとか本当に最近のゲームは凄いよな……」
法的に大丈夫なのかという考えが一瞬よぎるが、確実に読み飛ばした利用規約に書いてあるはずだし、全部自己責任という認識で同意したので、七坂は法的に大丈夫か云々は全て忘れる事にした。
『スキャン完了しました』
そんなメッセージが目の前に現れて、自分の3つのRSが表示される。
『RS:剣坂流攻、近接戦闘に大幅なボーナス、近接攻撃有効化
RS:縮地消音歩、移動スピード、回避行動に大幅なボーナス
DRS:戦闘狂、戦闘から撤退出来なくなる』
剣坂流は七坂が幼い頃から父親から叩き込まれた剣術であり、七坂は長年を費やして、全ての技を体得している。
縮地消音歩は七坂が日常で使う歩法で、剣坂流にある、接歩という歩法を七坂が独自にアレンジした移動手段で、鍛え上げた脚力を使い、音を立てずに数メートル先に踏み込む移動方法で、連続で使える為、高速スライドするように移動できる、知ってる人からよくそれで背後を取るのは辞めてくれと言われている。
「剣坂流は当然として、縮地消音歩はよく使う歩法だし、本当に現実の技術がスキルになるんだな……逆にこれがなければ近接攻撃出来ないのか? 戦闘狂に関して……時間がないときにこのゲームはやらない方が良いということかな?」
そんな事を呟きつつ、次へ進むと、兵科選択画面になった。
七坂に提示された選択肢は2つ、戦場歩兵、重装甲兵、選択画面には爆撃誘導兵、空戦兵、工作兵、乗車兵もあるが、工作兵以外は特定のスキルが必須と表示されて、工作兵に関しては適性外ですと表示された。
「……これ暗に俺が脳筋て言われている?」
七坂は少しモヤモヤを抱きつつも戦場歩兵と重装甲兵の違いを確認する。
『戦場歩兵
標準的な兵科、幅広い兵器を使う事が出来る、また小規模な乗り物を要請する事も可能。
初心者から上級者までオススメできる兵科
装備可能兵器数:2
装備可能特殊兵器:1
ステータスは平均的に伸びる。
重装甲兵
重たい装甲とそれを纏って動けるようになるパワーフレームを身に着けた兵科、パワーフレーム込みで運用する為の兵器を使用出来るがどれも癖があり、使いこなすにはには一定の技術が必要な中級者以上向けの兵科。
またパワーフレームを纏う性質上、乗り物は運送席にしか乗れないし、普通の兵器は装備出来ない。
装備可能兵器:4
装備可能特殊兵器:0
ステータスは生存方面が伸びやすい』
「うーん、戦場歩兵かな……重装甲兵だとパワーフレームの重さで縮地消音歩出来なくなりそうだし」
七坂は戦場歩兵を選んだ、すると名前入力画面が出てきたので、カタカナでナナサカと入力した。
すると最終確認画面と一緒にステータス画面が現れた。
『ナナサカ
兵科:戦場歩兵
生命力:D
力強さ:C
器用さ:B
機動力:A
近接適正:A
射撃適性:F
RS:剣坂流皆伝攻、近接戦闘に特大ボーナス、近接攻撃有効化
RS:縮地消音歩、移動スピード、回避行動に大ボーナス
DRS:戦闘狂、戦闘から撤退出来なくなる
スキル(0/10)
無し
装備兵器
アサルトライフル:レベル1
ロケットランチャー:レベル1
特殊兵器無し』
ナナサカはステータスはEからA表記なんだなと思いつつもYESを押すと、更にチュートリアルを開始しますかの質問も現れたのでナナサカはYESを押すのだった。




