33、第三技能
「行っちゃった…というかこれはミッションこなさないと、ケルン一等兵帰ってこない?」
ナナサカがケルン一等兵を見送り、そんな推測を口にする。
「そうだな、なんかミッション行くか……とその前にナナサカ、もしも新しいスキルとか覚えられるなら覚えておきな、ケルン一等兵を助けた結果、その分経験値入って、新しいスキルかスキルのレベル上げできるだろ?」
「分かったー次何覚えよう」
「お前にもケルン一等兵にも使えるスキルとかあるなら覚えた方が良いかもな、俺のスキルは誘導爆撃兵よりの構成で、正直ケルン一等兵が覚えるにはちと相性が悪いものがあるからな」
ナナサカが覚えられるスキル一覧を覗いていると、リダがアドバイスをする。
「確かに、ケルン一等兵にスキルを覚えさせる際は、俺かリダのスキルしか覚えさせられないみたいだからな、空歩は教えられないな、今のケルン一等兵じゃ間違いなく使いこなせないだろうし、今回は俺とケルン一等兵、どっちも使えるスキルにするか」
「空歩に関しては大半の人が使いこなせないスキルだからな、お前の足の技があって、初めて機能するスキルだからな?」
リダの言葉を聞き流しつつも、ナナサカは新たなスキルを覚えようとする。
「覚えるなら不屈かな、瀕死ダメージを受けた際、ギリギリで耐えきるスキル」
「あ、それは止めておけ」
「え、なんで? これゲームでよくあるHP1で耐える食いしばりスキルだろ?」
ナナサカが不屈スキルを習得しようとするとリダが止める、ナナサカからしたら不意打ちとかで倒されないように欲しいスキルなのでリダが止める理由はわからなかった。
「確かに不意打ちケアには使えるが、このゲームの敵て、基本的に多段攻撃だから、不屈発動してもすぐに次の攻撃判定を食らうことが多いから、弱いんだよ」
ナナサカが止めた理由を話す、このAEDというゲーム、巨大生物の吐く雷や炎などは多段ヒットする判定となっている、それだけではなく、空中円盤の攻撃も連続ビーム弾を撃ってくる場合もあり、後一発耐えられてたら、倒されずに済んだという状況にはなりにくいのだった。
「じゃあうーん、あれ? 撤退時ペナルティ軽減とかは選べなくなっている」
「それはナナサカのDRSの戦闘狂で逃げられないから、取った所で意味がないから、選択出来ないようにしてあるんだと思う」
「成る程、まあ元から撤退や逃走前提のスキルは取るつもり無いから、良いんだけどな」
ナナサカはそう言いつつ、新たな拾得候補を見つける。
「回避無敵時間追加延長……これが良いかもな」
「回避ステップ強化か、ナナサカのRS的に接歩や縮地消音歩は回避ステップ扱いだから、ありだな、ケルン一等兵も役立ちそうだ」
「じゃあこれにしよう、まあ元から無敵時間無くても敵の攻撃は回避するけど、これに助けられる事があるかもしれない」
ナナサカはそう言いながら3つ目のスキル、回避無敵時間追加延長を獲得する。
「はやく、リダみたいにスキルを沢山ステータスの画面に並べたいな」
「ナナサカに関しては刀による攻撃がメインだから、兵器熟練:刀のスキルとか取ったほうが良いかな」
「既に刀の扱いに関しては既に熟練なんだけどな……」
ムスッと不満そうに口にするナナサカ。
「現実がそうだとしても、スキルで習得すればダメージが上昇するからね、習得したほうがいいよ」
「まあ、次のスキル習得可能になったら考えるよ、それで次はどんな巨大生物と戦うんだ?」
「次は新規の巨大生物は出てこないミッションをする予定だよ」
「え、そうなのか? じゃあ敵は変わらないけど、その分何か特殊な戦いをする事になるのか?」
ナナサカは頭にハテナを浮かべて首をかしげる。
「まあ、着いたらわかるよ、それじゃあ準備いい?」
「待ってくれ、装備で持ち込む銃器をショットガンに変えるから少し待ってて!」
こうしてナナサカが妖刀ともう1つの武器として長射程のショットガンを装備して、次なるミッションに参加するのだった。




