21、副武装模索、散弾銃、誘導弾?
ミッションを完了させてナナサカはミッションを受ける前の場所に戻ってきた、隣には地下で離れたままのリダも居た。
「お疲れ様、ナナサカ、やっぱり狭めのミッションはナナサカは敵無しだな」
「このくらいなら、刀か剣も持てばリダも出来るだろ」
ナナサカはそう言いながら地下ミッションのリザルトを確認していると、装備箱の確認で気になるものを見つけた。
「あ、ミサイルとショットガン手に入った、それ以外は別の兵種の装備だ」
「お、ミサイル手に入れたのか、ならナナサカの弱点である対空がなんとかなるな! ……まあ、産廃じゃなければ」
リダが喜ぶが、最後に不穏な言葉を残す。
「産廃ミサイルとかあるのか?」
「どんな武器種も一定数産廃兵器があるぞ、ナナサカが手に入れた、エアバイクジエンドカスタムのように、説明文でボロクソ書かれるからわかりやすいよ、確認してみて欲しい」
ナナサカに促されて説明文を確認する。
『ミサイルウルフスピア、レベル18
砲身に狼のペイントが施された4連装ミサイル、ロックオンスピードは遅めだが、弾速と攻撃力が高め、リロード速度が遅めで、硬くて少数の飛行敵相手に適している。
攻撃力B、爆発範囲D、ロックオンスピードD、ロックオン可能距離C、弾速B、リロード速度D』
「ふむ、大群戦向けじゃないけど、強いんじゃないのか? まあ、リロード速度が遅いのがちょっと気になるけど」
「大群向きじゃないのとリロード速度遅いのは……きついな、ナナサカのスタイル的には、硬い敵や大型相手は一撃必殺の刀でやって、大群相手に大群向けミサイルが一番適していると思うんだよな」
「ふーん」
リダの構成の理想案を聞きつつ、ナナサカはなんとなく気になっていたショットガンを見る。
『ミリオンショットワンヒット、レベル20
遠くまで届くショットガンをテーマに作られた散弾銃、そもそもショットガンは近接距離前提で作られているのに無理に遠距離用にしたせいでただでさえ拡散性の高い散弾は更に拡散性した結果、遠距離はほぼ当たらなくなったが、誰かが言った「とにかく数撃ちゃ当たる」と。
攻撃力C+、貫通力D、装填弾数D、有効射程距離A、減衰距離範囲A、精密性E、弾速B、リロード速度A』
「空飛ぶ敵居ないならショットガンの方が良さげだな」
「ショットガンいるか? ナナサカなら刀で十分対応可能だと思うけど」
「俺だって、虫の卵とか出来れば斬りたくないだぞ、気持ち悪いし」
ナナサカがそう言うと、リダは意外だと言わんばかりに驚きの表情を見せた。
「お前にも斬りたくない物あるんだ」
「失礼な、あるに決まってるだろ……そういえばヘクサという潰したら悪臭出しまくる虫が巨大化した敵とか出てこないよな?」
ナナサカは不安げにリダに聞く、流石にあれが出てきたら戦いたくはない、倒すたびに悪臭かがされていたら、肉体が無事でも鼻が持たないだろうとナナサカは思う。
「流石にガチの害虫は出てこないよ、別ゲーでそういうの出して、大炎上したから出てこないぞ?」
「蚊も十分害虫な気もするんだけどな……見た目も人によっては全力で嫌悪感持つ見た目しているだろ」
まるでリダなら知ってるよな? と言わんばかりに聞くナナサカだが、リダは首を横に振った。
「そこら辺は運営に聞かないとわかんないぞ、俺はお前より早く始めて数日位の進行度で、考察も殆ど進んでないからな?」
「珍しい、何時もなら情報集めまくって、考察しまくっていそうなのに」
「現状ガッツリと考察する要素無いからな、ストーリーの流れも基本宇宙からの侵略者や巨大生物を倒せ、で全部語り終えられるし…まあ、もう少し進めた宇宙人とかの設定とかわかるかもな」
リダがそんな事を言っていると、ムッとしかめっ面をする。
「なんだリダ、現実からメールでも来たのか?」
ナナサカはリダの表情変化を読み取った、そしてそれが会社絡みなのを理解する。
「よくおわかりで、ああ、会社の方でトラブルが起きたみたいでな、今日はここまでだな、明日の夕方暇か?」
「うん? 夕方からやるのか? 良いぞ! 明日の夕方は特に用事ないし」
ナナサカがリダの提案に快諾すると、リダは足早に離脱していった。
それを見届けたナナサカも今日はひとまずここまでで良いかと思いつつログアウトするのだった。




