13、身体説明、刀購入
ナナサカに説明するためにリダは指を動かす。
『生命力はシンプルに巨大生物の攻撃にどれだけ耐えれるか、HPに直結する要素だ、仲間蘇生時に自分の体力を削る事になるが、生命力が高いほどそれを抑えられる。
力強さは重量武器を取り扱う際に必要となり、高い程ガトリング砲とか使えるようになる。
器用さは自動リロード性能や命中精度に影響を及ぼす。
機動力はそのまんま足の速さだな、高いと回避時に無敵時間があるらしいが……。
近接適性はまあ、近接攻撃の威力に影響あるのだろう、少なくともナナサカが来るまではネタステータス扱いだったな。
射撃適性は、射撃時の弾ブレやリロード速度に影響を及ぼす要素だ、低くても器用さで補えるから狙撃銃使うキャラ以外はそこまで意識しなくてもいい。
そして何より大事な事は適性を除く四つのステータスのAからFはあくまで伸びやすさを示す数値であり、実ステータスではないということだ。
ナナサカの力強さはCで、俺……リダの力強さはFでぱっと見はナナサカの方が力持ちに見えるが、実際は俺のほうが力があるとのこと…………。
最もナナサカが俺と同じくらいにミッションをこなせば、ナナサカは俺よりも圧倒的に力持ちになるぞ。
後刀は多分力強さと器用さで威力が変わると思うぞ』
「なげぇもっと短くしてくれ」
リダの長い説明にナナサカが酷い事を言う。
「くそ、リアルだったらどついていたのに……」
「どつく位なら木刀でぶん殴ってほしいな」
「それはお前が試合したいだけだろ……まあ、そう言いつつも、大体把握してるんだろうけども」
ナナサカの言葉にリダは呆れを示しつつも、ナナサカの目の動きで、ナナサカはリダの説明文をしっかり読んでいることを理解していた。
「でも成長しやすさしか分からないのは中々めんどくさいな、せめてレベルだけでも分かればいいのに」
「そこも賛否両論出ているんだろうな……まあ、基本的に強さのメインは兵器という考えなんだろうな、故に極力レベルの高い刀を探しに行くよーー」
「へいへい」
ナナサカは再び刀を兵器取引所で探し始める。
「お、刀の性能がわかるようになったが……流石安物の刀じゃ、ピンと来ないな……というかどれも低レベルしかないな」
兵器には名前の横にレベルが付いている、基本的にレベルが高いほど、強い兵器というのが見ただけでわかるようになっている、中には火力は高いがめちゃくちゃ使いにくい兵器もある為、レベルが高い=強いという考えは捨てたのがいいのだが。
「うん? 妖刀レベル2?」
「お、なんか見つけたか?」
「ああ、大量に刀レベル1から3が並ぶ中で、唯一妖という文字が付いている刀がある……見た目もいい! これにしよう!」
チャリンとナナサカは性能も見ずに妖刀レベル2を購入する。
「お前兵器の性能も見ずに買ったな」
「あはは……世の中は直感も大事!」
ナナサカはそう言って買った妖刀のステータスを確かめる。
『妖刀、レベル2
紫色の妖刀、斬れば斬るほど斬れ味とレベルが上がるが、使い手の殆どが斬れ味を上げる前に巨大生物の餌となった。
斬れ味E、攻撃力C』
「リダ、これってどうなの?」
「斬れ味のEや攻撃力のCは名前の横にあるレベルの同じ武器種の中でどのくらいの位置にいるかという形だから、斬れ味は悪いけど、攻撃力は平均的と言った感じだな……しかし斬れ味とレベルが上がるか……兵器のレベルが上がるのは特異かもな……」
「つまりは掘り出し物と言うことだな、なあなあリダ! 試し斬りしたいんだけどリダも刀買わない?」
ナナサカはキラキラした目でリダを見るが、リダはまた始まったよと言わんばかりに、嫌そうな顔をする。
「今日の分はもうしただろ、あと絶対買わないからな、刀は! SF世界に来て刀なんて振り回してられっかよ!」
「えーー! お前が相手にしてくれないと試し斬りになんないもん! お前と同等の防御技術ある人間なんて近くにいないんだよ! 頼むよリダーー!」
「巨大生物で試し斬りしろ、チーム組んで一緒に行ってやるからな!」
「ちぇーーわかったよ、巨大生物で我慢しておくよ」
ナナサカはリダと戦えずに不機嫌になっていると、目の前にリダとチームを組む画面が出てきたので、取り敢えずYESのボタンを押すのだった。




